文章を執筆することで収入が得られるライター。フリーランスとしてライターの仕事を選ぶ方も多くいます。
しかし、思うような収入を得られずに苦労している方がいるのも事実です。
なぜそのようなことが言えるのか、その理由は、ライターという仕事の単価がピンキリだからです。
とはいえ、ライターは以下の点でおすすめな職種の一つです。
- どこでもいつでも仕事ができる
- 頑張り次第で収入を上げやすい
- 自分の得意なことや好きなことが活かせる
本記事は、フリーランスでSEOコンサルもしながら、ライティングだけで月収50万円を超えた経験を持つミツキ(@ptnimz1987)が解説していきます。
おそらく、本記事を読んでいる方は以下のような想いを持っている方がほとんどかと思います。
- ライターとしてフリーランスで稼げるようになりたい
- 自分の好きな時間に好きな場所で仕事をしたい
- 副業フリーランスで、会社員+@の収入を稼ぎたい
最初から収入の話が多くなりましたが、正直収入ばかりを見ているとライターはうまくいきません。
その理由も踏まえ、フリーランスライターを始めるに当たって必要なことを詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスライターの仕事内容
まず、フリーランスライターの仕事内容はどのようなものなのか見ていきましょう。
多くの方がイメージされるのが、本メディアのようなメディアでの記事執筆をするWebライターです。
しかし、それ以外にもさまざまなライターの仕事があります。具体的には以下のような種類です。
- コピーライター:商品を販売開始する時などのキャッチコピーを考えるライター
- セールスライター:商品やサービスを売るためのセール文を執筆するライター
- ルポライター:時事問題に関する取材をして記事を執筆するライター
- トラベルライター:国内外の旅行に関する記事を執筆するライター
- グルメライター:飲食店に取材に行ってお店についての情報を執筆するライター
- ゴーストライター:有名人の代わりに文章を執筆するライター
- 取材ライター:現地へ赴き、企業や個人などに取材をして記事に興すライター
前半3つが難易度高め、後半4つとWebライターは比較的難易度が低くなります。基本的に前者3つに関しては、広告代理店などで会社員として経験した後にフリーランスになるのがおすすめ。
というわけで、おそらく現実的なのはWebライターや取材ライター(トラベル・グルメ含む)かと思います。
本記事では、その辺りに着目して見ていきます。
フリーランスライターになるとどれくらい稼げるのか
それでは、フリーランスライターはどれくらい稼げるでしょうか?
フリーランス白書2020によると、ライターに該当する「出版・メディア系」の年収の比率は以下の通りです。
- 400万円未満:44.9%
- 400~800万円未満:37.6%
- 800万円以上:17.5%
上記の通り、400万円未満の比率が高いことがわかります。冒頭でも書きましたが、フリーランスライターの収入はピンキリです。
なかには年収800万円を超える方もいますし、僕もライターをメインにやればそれくらい稼ぐ自信があります(ライター単体の最高月収は60万円強)。
本記事の後半では、どのようにすればフリーランスライターで収入を上げられるか解説するので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
フリーランスライターになるメリット
それでは、フリーランスライターにはどのようなメリットがあるでしょうか?本記事の冒頭でも触れましたが、まずはメリットについて3つのポイントを解説します。
どこでも仕事ができる
ライターの仕事、とくにWebライターはどこでも仕事ができる特長があります。
在宅でも良いですし、カフェやコワーキングスペースなど、パソコン一台あればどこでも好きな場所で仕事ができます。「スタバでMacBookを広げてカタカタ仕事…」みたいなスタイルに憧れを持っている方にはもってこいの働き方です。
ただし、在宅で仕事をする場合、オンオフの切り替えができないという方もいるので、以下のようにオンオフの切り替えを意識するとよいでしょう。
- 仕事をする部屋とプライベートの部屋を分ける(部屋が複数ない場合は空間を分けるのもあり)
- 仕事をしない時間はパソコンを閉じておく
- いつでも仕事ができる
いつでも仕事ができる
場所だけではなく、時間に関してもライターの仕事は融通がききやすいです。
取材ライターの場合は相手ありきなので時間が固定されてしまいますが、文章を執筆する時間はいつでも大丈夫です。
極端に言うと決めた仕事をこなせるなら、
- 1時間仕事をする
- 30分休憩する
- 2時間仕事をする
- 1時間休憩する
- 1時間仕事をする
というような感じでも問題ありません。家事や育児の合間で仕事をすることも可能ですね。
僕も今記事執筆の仕事もしていますが、他の仕事や家事・育児の合間でやっていることも多いです。
頑張り次第で収入を上げられる
フリーランスライターの仕事の報酬体系は以下いずれかが一般的です。
- 1記事当たり○○○円と記事数に応じた報酬
- 1文字当たり〇円と文字単価に応じた報酬
要するに、リソースに上限はあるものの、頑張り次第で収入を上げられることになります。イメージとして、文字単価2円で20日間働くとして、文字数に応じた収入は以下の通りです。
文字数/1日 | 文字数/月 | 収入/月 |
5,000文字 | 100,000文字 | 20万円 |
10,000文字 | 200,000文字 | 40万円 |
15,000文字 | 300,000文字 | 60万円 |
20,000文字 | 400,000文字 | 80万円 |
ただし、書けば書くほど収入が上がるからと言って、数だけを追うのはおすすめしません。なぜなら、数ばかり追いかけていると本質的に重要であるクオリティが落ちてしまう可能性が高いからです。
クライアントだけでなく読者の方に満足してもらうことを意識して、記事執筆するようにしましょう。
フリーランスライターになるデメリット
次にメリットだけでなく、デメリットについても見ていきましょう。
駆け出しの頃は稼ぎにくい
まず直面しやすいのは、駆け出しの頃は稼ぎにくいという点です。次の項目で解説しますが、とくにライター経験があまりない状態だとあまり稼げません。
経験が少ないと、文字単価0.5円以下や1記事当たり1,500円以下など低単価な案件しか受注できないためです。要するに、ライターとして稼いでいくためには、ある程度の経験が必要というわけです。
低単価で消耗することもある
ある程度経験が必要と言いましたが、ある程度経験しても低単価で消耗してしまう方がいます。いくつか理由はありますが、ざっと挙げると以下のような理由があります。
- クライアントにアピールする特長がない
- 要望通りの記事を書けていない
- 納期ギリギリか納期を守れない
- ポートフォリオがない
デメリットとして挙げた2つともに収入に関するものとなりました。不安になってしまった方もいるかもしれません。
ですが、本記事の内容をしっかりとおさえてもらえれば、収入を安定させる可能性が上がるはずですので、一つひとつ読み進めていただければと思います。
【注意点】ライター未経験からフリーランス一本はおすすめしない
ここでひとつ注意点を言っておきます。それは、ライター未経験からいきなりフリーランス一本はおすすめしないという点です。
なぜなら、上記で挙げた通りライター駆け出しの頃は稼ぎにくいためです。
そのため、以下いずれかのステップを踏んでからフリーランスライターになることをおすすめします。
- 会社員でライターとして働く
- 会社員やフリーランスの副業でライターをする
仮にライター未経験でフリーランス一本になった場合、月10万円にも満たないなど収入が少なくなってしまう可能性も否めません。
フリーランス7年以上の体感として、収入が安定しないとメンタルが崩れてその後の仕事や生活に悪影響を及ぼします。
なので、ライターの経験を積んで次に挙げるようなスキルを身につけた上で、フリーランスになるようにしましょう。
フリーランスライターに必要とされるスキル
それでは、フリーランスライターに必要とされるスキルはどのようなものがあるでしょうか?必要なスキルとして5つ見ていきましょう。
ライティングスキル
まずなくてはならないのは、ライティングスキルです。言わなくてもわかるかもしれませんが、ライティングスキルがないとなにも始まりません。ライティングテクニックをいくつか挙げると、以下の通りです。
- PREP法を用いて文章を書く:以下の流れで書くとわかりやすい文章となる。
- Point(要点):最初に要点である結論を述べる
- Reason(理由):結論の理由を書く
- Example(例):具体例を挙げる
- Point(要点):改めて結論を書く(ひとつ目の要点と言い回しを変えるとBetter)
- 文末同じものを3つ以上続けない:例えば「~~~です。~~~~~です。」と続けたら、次は「~~ます」を使うイメージ。
- 見出しを先に決める:Webライターの場合は先に見出しをもらうケースがありますが、そうでない場合は先に見出しを決めてから文章を書くと効率よくよりよい文章が書けるようになる。
他にもいろいろありますが、挙げるときりがありませんし、実践から学ぶことも非常に多いです。あとは、ライティングに関する本もいろいろあるので、本で勉強するのもよいでしょう。
個人的におすすめなライティングの本は、「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘」です。
コミュニケーションスキル
次に、コミュニケーションスキルも大事なスキルです。「文章を書く仕事なのになぜコミュニケーションスキルが必要なの…?」って思うかもしれません。
ですが、ライティングの仕事をするということは、その先に文章を読む方がいます。その方にどのような伝え方をすれば理解しやすいかは、コミュニケーションに通ずるところがあるためです。
そのため、営業経験がある方はその経験が活きる可能性も大いにあります。
リサーチ力
記事執筆をする上で、リサーチ力も不可欠です。
次に紹介するSEOにおいて必要と思う方もいるかもしれませんが、それ以外でも必要と言えます。具体的にはリサーチ力は以下のように役立ちます。
- 取材記事で取材相手のことをあらかじめリサーチすることで、よりよい記事の執筆ができる
- クライアントの競合となるコンテンツをリサーチすることで、差別化する方法を見つける
- リサーチしながらさまざまなコンテンツを見ることにより、言葉のレパートリーが増えて語彙力がつく
いわゆる「ググる」だけでなく、本や取材によるリサーチもあるので、幅広いリサーチ力を身につけるとライティングの質が向上します。
SEOスキル
Webメディアにおいて、集客の手段としてSEOをメインにしていることが多くあります。
そのため、SEOスキルが問われるライター募集の案件も多いです。
SEOスキルは実践しないことには何も得られませんが、SEOの基礎基本に関しては僕のブログを参考にしてみてください。
SEO(検索エンジン最適化)の基本や意味についてわかりやすく解説。上位表示のためのSEO施策をプロが初心者向けに一つひと…
ライターに直接関係のない話も多いですが、一通り頭に入れておいて損はありません。(ライターにとくに関係があるのは「コンテンツマーケティングでやるべきステップ」の部分です。
また、バズ部の記事も有名で非常に勉強になります。ただし、最初はとくにインプットよりもアウトプットが重要なので、キーワードを狙って記事を書く機会を多く作るようにしましょう。
セールスライティングスキル
以上の4つはライターに必要な基本的なスキルで、セールスライティングスキルはあると尚良いスキルです。セールスライティングは簡単に言うと、モノやサービスを売るためのものです。
SEOに効果的なライティングもあるのと同様に、セールスに効果的なライティングも存在します。セールスライティングスキルがあると以下のような仕事の募集に応募できるようになります。
- LP(ランディングページ)の文章作成
- アフィリエイトメディアの記事執筆
- メルマガの文章作成
一般的なWebライターの案件よりも高単価な案件があるので、収入を上げたいのであれば身につけるとよいでしょう。
フリーランスライターになるための5ステップ
それでは、ここからはフリーランスライターになるための具体的なステップを見ていきましょう。
以下の5ステップで解説をしていきます。
- ライティングの勉強をする(実践あるのみ)
- ポートフォリオを作成する
- 副業で実績を積む
- 単価を一定水準まで上げる
- 案件を獲得する
一つひとつ見ていきましょう。
ライティングの勉強をする(実践あるのみ)
ここまでの内容を見ていただければわかると思いますが、まず必要なのはライティングの勉強です。それも、教養として身につけるだけでなく、実践することがなによりも重要です。
ライティングを実践する方法として、以下の方法があります。
- 自身のブログを開設して記事を執筆する
- クラウドソーシングなどで未経験OKなライティング案件を受注して記事を執筆する
- クラウドソーシングでタスクタイプの短い感想文などの仕事を行う
ひとつ目のブログに関しては後ほどまた詳しく解説をします。
いずれの方法においても、フリーランスになる前に合計50~100記事ほどは執筆する方がよいでしょう。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、Web上においてあなたの顔になります。
具体的なポートフォリオ作成方法は、「フリーランスのポートフォリオ作成方法」にて解説をしています。
ライターがポートフォリオを作成することで、以下のようなメリットがあります。
- クライアントが仕事を依頼する際の大きな参考材料になる
- ポートフォリオがないライターよりも、一歩優位に立てる
- 自身の経験を棚卸しできて、自分の強みが明確になりやすい
僕もライターの募集をすることがありますが、基本ポートフォリオがないライターは採用しません。
テストライティングしてもよいですが、やはり手間がかかってしまうため、実際にどのような記事を書いたことがあるか見た方がよいためです。
副業で実績を積む
上記でも書いている通り、まずは副業で実績を積みましょう。
ステップ1で書いているように50~100記事ほど書いていく中で、ステップ2のポートフォリオをより充実させていくイメージです。
フリーランスになりたいのを焦る気持ちもわかります。しかし、スキルや実績がないことでフリーランスとして生活に困る人も多いです。そうならないためにも、副業でしっかり実績を積むようにしましょう。
単価を一定水準まで上げる
「実績」というのは少し抽象的なので具体的な数値で決めておきましょう。わかりやすいのは、どのくらいの単価感で仕事を受注できるようになるかです。
人それぞれ生活に必要な月の収入が異なると思うので、以下の表も参考にしてみてください。以下の表は月に150時間稼働した場合の報酬を算出したものです。
※1時間当たりに執筆できる文字数は人によると思うので、いくつか参考値を掲載しました。
記事構成を決める時間や入稿時間を含めていないので、若干少な目にしています。
文字単価 | 1時間当たりの文字数 | 1ヶ月当たりの文字数 | 1ヶ月当たりの報酬 |
0.5円 | 1,000文字 | 15,000文字 | ¥75,000 |
1,500文字 | 22,500文字 | ¥112,500 | |
2,000文字 | 30,000文字 | ¥150,000 | |
1.0円 | 1,000文字 | 15,000文字 | ¥150,000 |
1,500文字 | 22,500文字 | ¥22,500 | |
2,000文字 | 30,000文字 | ¥300,000 | |
1.5円 | 1,000文字 | 15,000文字 | ¥22,500 |
1,500文字 | 22,500文字 | ¥337,500 | |
2,000文字 | 30,000文字 | ¥450,000 | |
2.0円 | 1,000文字 | 15,000文字 | ¥300,000 |
1,500文字 | 22,500文字 | ¥450,000 | |
2,000文字 | 30,000文字 | ¥600,000 | |
2.5円 | 1,000文字 | 15,000文字 | ¥375,000 |
1,500文字 | 22,500文字 | ¥562,500 | |
2,000文字 | 30,000文字 | ¥750,000 | |
3.0円 | 1,000文字 | 15,000文字 | ¥450,000 |
1,500文字 | 22,500文字 | ¥675,000 | |
2,000文字 | 30,000文字 | ¥900,000 | |
3.5円 | 1,000文字 | 15,000文字 | ¥525,000 |
1,500文字 | 22,500文字 | ¥787,500 | |
2,000文字 | 30,000文字 | ¥1,050,000 | |
4.0円 | 1,000文字 | 15,000文字 | ¥600,000 |
1,500文字 | 22,500文字 | ¥900,000 | |
2,000文字 | 30,000文字 | ¥1,200,000 | |
4.5円 | 1,000文字 | 15,000文字 | ¥675,000 |
1,500文字 | 22,500文字 | ¥1,012,500 | |
2,000文字 | 30,000文字 | ¥1,350,000 | |
5.0円 | 1,000文字 | 15,000文字 | ¥750,000 |
1,500文字 | 22,500文字 | ¥1,125,000 | |
2,000文字 | 30,000文字 | ¥1,500,000 |
副業の経験を基に、文字単価や1時間当たりに執筆できる文字数を算出し、どのくらいの報酬になるかを確認しましょう。
ポイントとして、希望の報酬よりも少し高い報酬見込みになるように見ておく必要があります。
なぜなら、必ずしも仕事が150時間分確保できる保証がないのと、フリーランスは会社員とは違って税金や健康保険などの費用も報酬から払う必要があるためです。
※生活に必要な金額が20万円ほどであれば、少なくとも1.5倍の30万円ほどの報酬見込みはあった方がよいです。
案件を獲得する
最後のステップは、副業で案件を受注した際に継続で十分な仕事ができる場合は必要ないですが、そうでなければ案件を獲得しましょう。フリーランスライターが案件を獲得する方法は次に解説しますが、様々な手法があります。
副業の場合は、クラウドソーシングがメインとされる方が多いと思いますが、専業の場合は他の選択肢も出てきます。
できる限り、会社を辞める前に案件を確保できているのが理想的です。
※もし会社を辞めるまでに案件を獲得できないようであれば、少なくとも半年くらいは収入がなくても生活できる余裕があると安心です。
フリーランスライターが案件を獲得する方法
それでは、フリーランスライターが案件を獲得するにはどのような方法があるでしょうか?いろいろと方法はありますが、代表的な方法として3つの方法を紹介します。
クラウドソーシングサービスを活用する
まずライターの仕事として連想しやすいクラウドソーシングサービスです。
クラウドソーシングサービスもさまざまなものがあり、いくつか例を挙げると以下のようなものがあります。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- サグーワークス
- 複業クラウド
- Workship
- ココナラ
クラウドワークスやランサーズはご存知の方も多いと思います。
サグーワークスはライター専門の案件紹介サービス。
複業クラウドやWorkshipはライターのみでなく、フリーランスや副業向けの案件を多く掲載しているサービスです。
最後のココナラだけ少し毛色が違い、テレビCMで見たことある方もいるかと思いますが、スキルマーケットという形態です。
記事執筆などを自身のサービスとして出品し、興味を持った方に購入する形になっています。
どれかを使うよりは、すべて一度利用してみてご自身に合ったものを継続利用するとよいでしょう。
フリーランス向けのエージェントを活用する
クラウドソーシングは基本的に自分から求人情報に応募するタイプのものです。一方、フリーランス向けのエージェントは受け身で仕事を獲得できる可能性があります。
なぜなら、あなたのスキル・経験や希望条件を基にエージェントが案件を紹介してくれるためです。
フリーランスエンジニア向けがメインのサービスですが、一部サービスでライター向けの案件も扱っています。具体的には、以下のようなサービスがライター向けの案件を扱っています。
- ITプロパートナーズ
- クラウドテック
- キャリーミー
ライター向けの案件を扱っているとはいえ、数自体はクラウドソーシングよりもはるかに少なく競合も多いので募集がすぐに終わってしまいます。
なので、早めに登録しておいて案件が出たら紹介してもらうとよいでしょう。
SNSを活用する
最後は、SNSの活用です。SNSもいろいろなものがあるものの、ライターに効果的なSNSは以下の2つです。
- Wantedly
Twitterはなじみ深いと思うので説明不要かと思います。Wantedlyはビジネス系SNSであり、企業が求人募集するためのSNSと思っていただければよいでしょう。
ライターに限らず多くの求人情報が掲載されています。どちらに関しても積極的に発信し、興味があったものがあれば積極的にアクションすることが大事です。
ちなみに僕がライターだけで60万円を超える案件を獲得できたのは、TwitterでSEO/ブログ関連のノウハウを発信していたためです。
ライターとして収入を上げるために重要なポイント
最後に、ライターとして収入を上げるために重要なポイントを見ていきましょう。すでに解説した内容も含みますが、他にも以下3つのポイントが重要です。
自分のブログを運営する
途中で触れた通り、自分のブログを運営することはライターにとって非常に強い味方になります。その理由は以下の点からです。
- ブログ自体がポートフォリオになる
- アウトプットしながらライティングの勉強ができる
- WordPressのスキルも磨くことができる
- ブログで収益化して収入を増やすことも可能
- 別でポートフォリオサイトを作らなくとも、ブログ内で実績を掲載できて効率的
ざっと挙げるだけでもこれだけのメリットがあります。
フリーランスライターにブログが必要というのは一般化しつつあるので、ライターでしっかり稼ぎたいのであればブログも育てるようにしましょう。
得意分野を絞る
ライターを募集すると「さまざまな業界の執筆経験があります!」とアピールする方がいます。ですが、クライアントにとってそれは若干マイナスに感じる方もいます。
なぜなら、そのライターの強みが何なのかよくわからないためです。それよりも、ひとつのジャンルに特化したライターの方が信頼できます。
もう少し別の例で見てみましょう。
あなたはラーメン屋をやっています。
アルバイトを募集した際に、以下のようなAさんとBさんがきました。
- Aさん:ラーメン屋でのアルバイト経験が3年
- Bさん:ラーメン屋でのアルバイト経験は3か月くらいで、他のアルバイトは10年くらいいろいろやっている
おそらく前者を選ぶ方が多いかと思います。
ライターにおいても、同じことが言えます。
本業としてやってきた仕事や長く続けている趣味に関するジャンルなど、続けやすい得意分野を絞るのがおすすめです。
音声入力も活用する
ライターは頑張り次第で収入を上げられる仕事とお伝えしました。
1時間当たりに執筆できる文字数が増えれば増えるほど収入が上げられるので、効率よく文章を書きたい方も多いと思います。
そのような時におすすめなひとつが音声入力です。
以下のツイートの通り、Googleドキュメントを使うと音声入力で文字入力ができます。
声を出せる環境であることが前提ですが、タイピングするよりも早く文章の執筆ができる方は多いかと思います。
なので、音声入力も試してみてタイピングとどちらがよいか選んで記事を書くとよいでしょう。
なお、言うまでもなく、文字数が増やせるからと言って品質が下がってしまうのは言語道断です。
品質を保ちつつ、文字数をより多く書ける方法を模索するようにしましょう。
編集部より
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