AIでオリジナルゲームを作る小学生。お父さまはその姿を見守りながら「ロリポップ!レンタルサーバー」でWordPressサイト「はるなつGAMES」を立ち上げ、お子さまが生み出したゲームを世界に公開されています。
「はるなつGAMES」で遊べるのは、小学生のはるきくんとなっきくん兄弟がAIと対話しながら制作したオリジナルゲームの数々。
ゲーム作りからサイト公開に至る家族間のコミュニケーションについて、小原家のみなさんにお話をうかがいました。

小学6年生 はるきくん(左)小学2年生 なっきくん(中央)お父さま 小原さん(右)
※学年はインタビュー時点
利用プラン:ハイスピードプラン
利用ケース:個人サイト

ゲーム作りのはじまり
ー もともと家でゲームする時は、どんなルールがあるんですか。
はるきくん
宿題をやったらゲームができるんだけど、僕は1日1時間までで、なっきは週3で1日1時間まで。順番に交代してやりたいゲームをやるっていうルールです。
ー そのルールについて、どう思っていましたか。
はるきくん
これが普通だと思っていました。友だちの中には3時間とか、もっと多い子もいるけど、やりすぎて目が悪くなったっていう話も聞くから、時間を決めてやるようにしないとと思っています。
ー ちゃんとデメリットも理解して気をつけているのですね。そこから、どうしてゲームを作ることになったのですか。
はるきくん
学校のタブレットにScratchっていうアプリ(※プログラミング入門アプリ)が入っていて、やってみたらおもしろくて、そしたらパパが「AIで作ってみたら」って言うので、やってみました。AIで作ったものは完成度が高くて、たくさん作ってサイトにしました。お父さま
Scratchは教育用のコーディング環境だったんですけど、学校のタブレットなのでロースペックで動きが重かったんです。僕のPCを貸したら「すごい速い」って言ってPCを使うようになりました。ちょうどAIが盛り上がってきていたので「AIで作ってみたら?」と提案したんですけど、実は詳しいプロンプトの書き方は教えてないんですよね。
はるきくん
プロンプトって何?お父さま
そう、プロンプトっていう言葉すら知らないんですよ。なっきは、お兄ちゃんが作っているのを横で見ていて、入力しているプロンプトやできあがったゲームを見て笑っているだけだったんだけど、突然、貸していたタブレットで作り始めたんです。ー 最初のゲームができた時は、どんな気持ちでしたか。
はるきくん
最初に作ったのは「計算ゲーム」で「AIで作ると完成度が高いなあ」と思いました。「もっとアクションを入れた方がおもしろいかなあ」と思って、次のゲームを作る時に挑戦してみました。なっきくん
最初は「よけゲーム!よけて・たたかって・いきのこれ!」っていうゲームを作りました。初めてだったからバグが多かったけど、楽しかったです。
ー 「バグ」っていう言葉を知ってるんですね!お父さまは、どんな風に見ていましたか。
お父さま
意外にちゃんとしてるというか「ゲームとして成り立ってるなあ」と思いました。それ以降も「昔、Flashでこんなのあったなあ」とか思いながら見ています。
ー 作ったゲームをやる時間は、1日1時間のうちに含まれているんですか。
はるきくん
含まれていないけど、1日30分くらいまでって決まっています。なっきは普通のゲームは週3しかできないルールだから、その時間で自分で作ったゲームをやっています。
小学生のAIの使い方

ー AIツールは何を使ってるんですか。
お父さま
最初Geminiを使っていたのですが、いろいろなAIを無料で使ってみた結果、「Claudeが子どものゲーム作りと相性が良さそう」となりました。だけど、たびたびトークンが切れて「あと○時間」みたいになるのでClaudeを契約しました。なっきはまだキーボード入力がわからないので、音声入力で使っています。ー どのAIツールが使いやすいですか。
はるきくん
Claudeは指示にしたがってくれるし、機能が充実していて使いやすいです。なっきくん
僕はChatGPTにどんなゲームにしたらいいか相談してヒントをもらって、Claudeで作っています。
ー AIが作ったものが思ってたのと違ったり、うまくいかない時はどうしていますか。
なっきくん
僕は「こんなふうにして」っていう写真を送ったり、「どこどこをこういうふうにして」って指示したりしています。それでもうまくいかない時は怒ってみます。ー AIに怒ってみる…!?
お父さま
ひっそり怒ってますね(笑)逆にうまく指示を聞いてくれた時は、ニコニコっていう絵文字でちゃんと返しています。ー AIとしっかり対話してるんですね。ほぼお子さまたちで作ってる感じでしょうか。
お父さま
僕に相談してくるのは困った時と「許可しますか?」みたいな時ですね。あとは自由に作っていて、ゲームのBGMやナレーションも子どもたちがAIと対話して入れています。最近はショップを置くのが、子どもたちの中でブームみたいで、ゲームをクリアして貯めたポイントでパワーアップできるようなものが多いですね。
ー 作るゲームのジャンルはどうやって決めてるんですか。
はるきくん
生活の中からピックアップしてます。TVでスポーツを見た時に、野球ゲームを作ってみようとかスキージャンプゲームを作ってみようとか。なっきくん
僕はChatGPTに聞いています。ChatGPTがピアノゲームをすすめてくれて、それで作ってみたらうまくいきました。
ー 難しくて大人でもクリアできないゲームがたくさんありますが、みなさんはクリアできるんですか。
お父さま
僕はひと通りやっているんですが、あまりに難しい時はサイトに掲載するキャプチャが撮れないので却下します(笑)はるきが作るゲームは特にシンプルに難しいんですが、自分で作ってるからなのかクリアできてるんですよね。ちなみに、なっきが作るゲームは哲学的なゲームが多いです。天体観測とかレールのない鉄道ゲームとかロマンがあるというか。
ー 作るゲームにも個性が出るんですね。「RUN FOR MONEY – 大逃走 –」あたりからゲームのクオリティが変わった気がしますが、なにか変化があったのでしょうか。
はるきくん
このゲームからClaudeを使って作るようになりました。テレビ番組の「逃走中」を見ながら作ったゲームです。
ー まさに日常の中からゲームのヒントを得ているんですね。
レンタルサーバー×WordPressでサイト公開を決めた理由
ー 作ったゲームをサイトに公開することになったのは、どういう経緯だったんですか。
お父さま
誰でも遊べるというか、小学生でも遊べるくらいのものが何個かできたら公開しようって家族で話してたんですよね。ひとつ目のゲームができた時は公開するつもりはなかったんですけど「5個くらいできたらレンタルサーバーを借りて公開する」って約束したんです。

ー 「ロリポップ!レンタルサーバー」を選んでいただいた理由は何だったのでしょうか。
お父さま
僕が大学の頃に使っていたので、そういえばと思い出して。やっぱり独自ドメインとサーバーを合わせたときのコスパがいいので、他と比較したりもせずに決めました。
ー レンタルサーバーを契約しようという時に、ぱっと思い出していただけるのはうれしいですね。「ロリポップ!」の操作は大学生の時以来ですか。
お父さま
そうなんです。久しぶりに触ったけど、なんの不自由もなく公開できました。昔はWordPressを入れるにもパーミッションとか触らないといけなかったけど、20数年の時を経て「いろんな操作が管理画面で完結できるようになっているなあ」と思いました。
ー haru-natsu-games.com という独自ドメインも取得されていますが、ご家族で相談して決めたんですか。
お父さま
そうですね。最初はゲームを作っていたのは はるきだけだったけど、なっきもそのうち作るだろうと思っていたので「haru-natsu」にしました。予想通り、なっきも作るようになったという感じです。サイト公開後の反応と、見る人に寄り添った対応
ー サイト公開後の反応はいかがでしたか。
はるきくん
聞いたこともない国から見られてたり、日本よりアメリカからのアクセスが多いです。ー ちゃんとアクセスも気にしてるんですね。海外からのアクセスを考えて英語も載せているんですか。
お父さま
サイトの更新自体は僕がやっていて、子どもたちからゲーム本体のHTMLと操作方法がメールで送られてくるんです。それをアップロードする形なんですが、ある日、操作方法に英語が書かれた状態で送られてきたんですよね。ー 英語も載せた方がいいと思いついたのはお子さま…?
はるきくん
「外国の人は操作方法がわからないと、ゲームができないかなあ」と思いました。最初に日本語で書いて、翻訳サイトで翻訳してもらって、パパに「こういう風にサイトに載せて」ってメールで送りました。

ー サイトを見る人の気持ちまで考えてるんですね!ゲーム作りやサイト運営を通して、ご家族の雰囲気は変わりましたか。
お父さま
家でサイトのことが話題にあがるようになりましたね。アクセス数とか、次はこれを載せて欲しいとか。それで「そろそろ納品があるんだな」と思ったり(笑)あとは作り手の苦労は知れたのかな。「コンピューターでなにかを作るのが楽しく思えてくれればいいな」と思っています。僕が子どもの時にAIがあったら、ゲームを作っていたと思うので。
ー ゲーム作りやサイトを知った、まわりの反応はいかがですか。
なっきくん
新聞係だった時に、クラスの人にお知らせする学級新聞に、サイトの紹介とかスクリーンショットを載せました。はるきくん
ゲーム作りはScratchで作ってる人もいるから、AIで作ってると言っても「ふーん。そうなんだー。」っていう感じでした。クラスの先生には「すごいね!」って言ってもらえました。ー 大人の方が「小学生がAIでゲームを作ること」に驚くのかもしれないですね。サイトにはScratchで作ったゲームもあるんですか。
お父さま
サイトにはAIで作ったゲームだけを載せています。一度公開したゲームでも、必殺技を加えたりアップデートしていて、刻々と更新されています。
なっきくん
僕はバグを直したりしています。タブレットで作っているから、パパに「PCでも遊べるようにして」って言われて直したり。
「はるなつGAMES」のこれから
ー これからのサイト運営やゲーム作りの展望はありますか。
お父さま
集客がまったくできていなくて「いい方法はないかな」と思っているところです。YouTubeもやってみたけど、動画1本作るのに時間も体力も使うので、なかなか続かなくて。
「Instagramでゲームを紹介してみようかな」とか考えています。
はるきくん
僕たちが作ったゲームでたくさん遊んでほしいです。ゲーム作りもおもしろいからおすすめしたいけど、中毒にならないように気をつけないといけないなあと思います。
ー ご家庭でのルールを守りながら楽しむ姿勢、見習いたいですね!はるきくんとなっきくんの将来の夢はなんですか。
はるきくん
ゲーム作りは趣味なので、将来は大好きな歴史に関わる仕事につきたいです。研究家とか新聞記者とかジャーナリストがいいなって思っています。なっきくん
ブロックとか工作が好きだけど、将来の夢はまだ決めてないです。
「はるなつGAMES」さまのサイトはこちら
https://haru-natsu-games.com/
インタビューを終えて
「家でサイトのことが話題になるようになった」というお父さまの言葉。ゲームを作る、それを公開する、誰かに遊んでもらう、その一連の体験が家族の会話の中心になっていること、そこに「ロリポップ!」が関われていることに、うれしく思いました。
今回のインタビューではAIが子どもたちの身近にある、そんな時代の変化をリアルに感じました。プログラミングの知識がなくても「作りたいもの」があれば形にできる。はるきくんとなっきくんが楽しそうにゲームを作り続ける姿は、その可能性を体現しているように思います。
「はるなつGAMES」のゲームは、今この瞬間も増え続けています。
最後に「はるなつGAMES」を初めて見る人向けに、なっきくんとはるきくんの「おすすめのゲームベスト3(※8月5日時点)」をうかがいましたので、ぜひ遊んでみてください。
なっきくん おすすめゲームベスト3
1位:よけゲーム!Deluxe Edition2位:インクフィーバーバトル!〜 Ink Fever Battle!〜
3位:千羽の鳥からにげろ! – The Bireds –
取材:Watanabe・Kawamura
文章:Watanabe
撮影:chun
※ご自宅での制作風景の写真は、お父さまよりご提供


