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サイトで伝える “暮らしの本屋“ の魅力「MINOU BOOKS」のブランディング

MINOU BOOKSのサイト

福岡県うきは市と久留米市で、暮らしの本屋「MINOU BOOKS」を2店舗営まれている石井さん。
セレクトした本を扱うほか、併設されたカフェやイベントの開催、オリジナル雑貨の販売と幅広く展開されています。

石井さんのサイト運営と事業について、お話をうかがいました。

MINOU BOOKS 石井さん

事業内容:本屋「MINOU BOOKS」2店舗の運営、カフェ、イベント企画・運営、雑貨販売
利用プラン:スタンダードプラン
利用ケース:オンラインストア、店舗の情報発信

サイトもお店も軸があるから、ぶれない

ー サイトの話しことばのようなテキストから伝わる温かさや空気感から、ぜひお話をうかがってみたいと思いました。

石井さん

実は、サイトの目的は「広報」だったり「実店舗の補完そして強化」だったりと、あまり重きは置いてないんです。
もちろん最初は「MINOU BOOKS」を知ってもらったり、結果としてオンラインの販売につながればと思ったんですけれども、本って原価率がとても低くてサイトから収入を得るのは難しいんです。大手と勝負しようとするのもしんどいので、今はサイトを見てくれた方が「うちは、こういう本を置いている」っていうのが、わかってもらえればいいなと思っています。

ー かなり手をかけられている印象だったので驚きました。

石井さん

更新が止まったサイトって、ほこりがたまっている感じがするというか。整えておくことで風通しが良くなると思うんです。サイトもお店も掃除が行き届いていないと、いやなんですよね。
重きは置いていないとはいえ、掲載する本を定期的に入れ替えたりイベント用の写真を撮影したりと手間はかかるんですが、ブランディングだと思ってやっています。

MINOU BOOKS うきは店

ー その空気感が、サイトからも伝わっているんですね。「広報」や「実店舗の補完そして強化」の目的は達成できていますか。

石井さん

達成できていると思います。サイトを見た方からのお問い合わせも増えましたし、遠方からお店に来てくれる方も多いです。久留米店ではイベントをやっているんですが「イベントをやりたい」という声がけも増えて、今開催している半数以上はお声がけいただいたものになっています。

ー サイトはどのように構成されているのでしょうか。

石井さん

知り合いのデザイナーさんとエンジニアさんが、WordPressを入れてネットショップと連携できるようにしてくれました。WordPressにすることで誰でも更新できるようになっています。

ー 誰でも更新できるうえで、ルールみたいなものはあるのでしょうか。

石井さん

「何曜日はSNSを更新する」といったスケジュールはあるんですが、ルールは設けずゆるくやっています。「暮らしの本屋」という軸があるから、ぶれないんですよね。軸があれば、お店らしさみたいなものが細部に出てくると思うんです。特に決めたわけではないのですが、スタッフが購入してくれた方に手紙を書いたりとか、自然としてくれています。

ー サイトはどういう時に更新するんですか。

石井さん

天気とかお客さんの動きを見ながら、とにかく空いた時間でやる感じですね。「こういうことを載せてほしい」っていうのは僕から伝えて、アルバイトのスタッフが写真を撮ったり更新したりしてくれています。

観光客が多く訪れる場所にある、うきは店

僕にとってお店はわくわくする場所

ー 2つのお店の運営とカフェやイベントの開催、オリジナル雑貨とかなり幅広く展開されていますが、そこにサイトやSNS運営も加わると、かなり大変ではないですか。

石井さん

好きだからやっています。じゃないと、まわらないですね(笑)。お店の経営はもちろんですけど、特にイベントの企画・運営は好きだと感じます。本屋をやる前も音楽レーベルとかイベントの企画とかしていたんです。人と人を繋げたり、これとこれを掛け合わせたらおもしろそうみたいのが合っているんでしょうね。イベントに来てくれた方も喜んでくれるので、なんとかやれているっていう感じがします。
あとは、結構システマチックにしていて、AIやクラウドを活用して合理的にやっています。

ー たしかにアナログだけだと、少人数ではまわらないですよね。具体的にどのように活用されていますか。

石井さん

生成AIは、イベントを組み立てるのに使っています。クラウドは、共有フォルダーを作って店舗間で作業を把握できるようにしています。ただ、AIは棲み分けと言うか「ここは使うけど、ここは使わない」みたいに、付き合い方はバランス取らないとなと思っています。

ー 最初から、さまざまな事業を展開していこうと想定していたのでしょうか。

石井さん

想定はしていなかったです。本屋だけだと間口が狭いなと感じていて、お客さんに本屋に来てもらうというところからカフェを併設しました。カフェの方が忙しくなっちゃって「本屋じゃなくてカフェやっているぞ?」と、本屋に立ちかえったこともありました。その時の状況を判断しながらここにいるという感じです。
2店舗目を考えたのも、1店舗目だけだと現状維持の未来しか見えなかったというところからなんですよね。売上は上がっていたんですが、本の還元率はとても低い中で置ける在庫数も限られていたので、これ以上、伸びていくイメージが持てなくて。

ー 現状維持の未来から2店舗目をオープンしようという考えに至ったことにエネルギーを感じます。特に2店舗目をオープンされたのは2023年なのでコロナ禍でしたよね。

石井さん

「店舗を増やしてみたら楽しいかもしれない」と思ったんですよね。でも、2店舗目になる久留米店をオープンしてみたら、予想していたものとは違ったんです。1店舗目のうきは店は観光客が多い地域なので、街を楽しみに来た方がお店に寄ってくれることがあるんですが、久留米店はそういった方がいなくて苦戦しました。当たり前なんですが、自分たちで集客をしないといけないという壁にあたりました。

MINOU BOOKS 久留米店

ー そこからどうやって、2つのお店を確立していったのでしょうか。

石井さん

大手にはない「MINOU BOOKS」ならではの本をセレクトするとか、自分がどういう視点を大事にしているか、というのはベースにありますが、うきは店はさらに観光客を迎え入れるようなセレクトをしています。
久留米店は月に2〜3本のペースでイベントをやっていて、イベントを通して本を知っていただいたり、お店に足を運んでいただいたりと、カラーがついてきたなと感じます。

ー それぞれのカラーは自然についていったと。

石井さん

そうですね。ありがたいことに「福岡でなにかやるなら、この書店いいかもよ」と言っていただけるようになってきました。
「暮らしの本屋」っていうテーマを最初に掲げられたのはすごく良かったなと思ってて、その本屋を地方の小さい街でやってるっていうことから派生するレールの上でやってるみたいな感じですかね。「これはやる」「これはやらない」っていうジャッジは、テーマにそえば簡単にできるというか。「これはもっと都会でやったらいいじゃん」みたいに思うこともあるので、そういうジャッジでやっていけば、おのずとカラーが出てくると感じています。

本や暮らしにリンクするイベントを開催している、久留米店

「ロリポップ!」の出会いは、福岡

ー どうして「ロリポップ!」を選んでいただいたのでしょうか。

石井さん

ロリポップの運営元(GMOペパボ株式会社)って、もともと福岡ですよね。福岡の本のイベントとかでペパボのスタッフさんに会ったことがあって、そこから親近感をもっていました。

ー 予想外の入り口でした。他のサービスも検討したことはありますか。

石井さん

他と比較したこともありますが「ロリポップ!」は更新しやすいですね。お店をやる前から今とは違う用途で使っていて、もう15年近くになるので使い慣れています。音楽レーベルだったり音楽イベントだったりと、サイトのテーマを変えながらずっと使い続けています。

ー 長く使っていただけて、うれしいです。本は原価率が低いという話もありましたが「ロリポップ!」の料金の安さも魅力になっているでしょうか。

石井さん

そうですね。あまりコストをかけずにやっていきたいので助かっています。
ただサイトでは有料のWebフォントを使っていて、レンタルサーバーやドメイン以外にもコストが結構かかっています(笑)。利益にはならないんですけどオリジナルのブックカバーを作ったりもしていて、購入してくれた方からお礼が届いたりするんですよね。

サイトの更新はWordPressで誰でもできる状態に

石井さんが想い描く、これから

ー 最後になりますが、今後の目標はありますか。

石井さん

うきは店は2015年のオープンから10年目を迎えるので「オリジナル雑貨に力を入れようかな」とか「なにかしたいな」と思っています。より観光客に向けてセレクトした本にするとか、お土産になるようなものを置くとか。
もともと「観光地化したら街がおもしろくなくなるんじゃないか」っていう反対の気持ちがあったんですが、俯瞰して見られるようになりました。今は「観光地としての暮らしの本屋」みたいなところで、お店作りするのもおもしろいのかなと、割とポジティブに捉えているんです。10年前の自分が聞いたら驚くと思いますが(笑)。

ー サイトの方は今後どのようにしていきたいですか。

石井さん

遠方の方も巻き込めるサブスクのような仕組みで楽しんでもらえるコンテンツが提供できればと考えてはいるんですが、まだ気が乗らなくて(笑)。準備はしているので、その時がきたらという感じですね。

ー 今回のインタビューでは「当初は想定していなかった」という言葉が何度かありました。サイトもお店もどんどん変化している印象を受けました。

石井さん

こっちに来たかという感じですね。「街に本屋があることに対する寄付」って言ったらおこがましいんですけど、この街に住んでる方に遊んでもらえるようなイベントをやったり、文化を発信していく場になれればいいのかなって思っています。

MINOU BOOKS」さんのサイトはこちら
 https://minoubooks.com/

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