お気に入りの音楽が流れる店内やこだわりのコーヒー豆。そんなお店のPRポイントを「まだ来たことのない人」に伝えられたらと思ったことはありませんか。
SNSやグルメサイトに情報を載せるだけでも十分に感じるかもしれませんが、実際のところ「公式ホームページ」があるかないかで、お店の印象は大きく変わります。初めて来る人にとっては信頼のサインになり、常連さんにとっては安心できる情報源にもなるのです。
しかしながら「お店を運営しながらホームページを作れるのかな」と戸惑うオーナーさんも少なくないでしょう。ちょっとしたコツや手順を知るだけで、やるべき作業が見えてきます。この記事では、カフェの魅力をきちんと伝えつつ、集客にもつながるホームページの作り方を紹介します。

カフェにホームページは必要か?メリットとは?

カフェを探すとき、多くの人はスマートフォンで検索します。けれどSNSやクチコミ、グルメサイトだけでは「お店の雰囲気」や「正確な情報」を十分に伝えきれません。そこで頼りになるのが公式ホームページです。
ホームページがあると、お店の信頼度が高まります。営業時間や休業日、場所の案内などが一目でわかれば、初めて訪れる人も安心です。さらに店内の写真やメニューを載せれば、まだ来たことのない人にも「行ってみたい」と思わせる力になります。
食材や器、店内のインテリアのこだわりなど、オーナーの想いなどを自分の言葉で伝えられる点も魅力です。
初心者でもできる!カフェのホームページ作成8ステップ

手順を順番に踏めば、初めてでもホームページ作りは案外スムーズに進みます。ひとつずつ取り組んでみましょう。
1. ターゲット顧客を明確にする
誰に来てほしいのかを最初に決めると、ホームページの方向性が定まり、デザインや言葉選びがぶれません。学生が多い街なのか、ファミリー層が中心なのか、お店のターゲットを考えてみましょう。
2. サイトの構成を考える
必要なコンテンツと配置を考えます。トップページ、メニュー、アクセス、予約、お知らせがあれば、必要な情報を最低限おさえた構成になります。
「1」で洗い出したターゲットがどんな情報を必要としているかという視点で、ホームページの全体像を描いてみましょう。
次の表は一例になります。このような形で紙のラフでもかまいせんので書き出しておくと良いでしょう。
| 内容 | 掲載する場所 | 掲載内容例 |
|---|---|---|
| トップページ | トップページ | 営業時間/お店の紹介文/SNSアカウント・グルメサイトの紹介 |
| お知らせ | トップページ/ページを作ってトップページからリンクする | イベント情報/キャンペーン/新メニュー |
| メニュー | トップページ/ページを作ってトップページからリンクする | メニューの説明/料金 |
| ギャラリー | トップページ/ページを作ってトップページからリンクする | お店の外観・内観/おすすめメニュー |
| アクセス | ページを作ってトップページからリンクする | 住所/地図/電話番号 |
| 予約・お問い合わせ | ページを作ってトップページからリンクする | フォーム/LINE/電話など |
3. 写真やロゴを準備する
コンテンツが決まったら、ホームページに掲載する素材を用意しましょう。
どんな写真が必要かを考えるだけでも、自分で撮影する場合もプロにお願いする場合もイメージしやすくなります。
ロゴはお店の顔になるため、外注しても良い投資です。
4. ホームページを作成する手段を決める
専門的な知識がなくてもホームページを作れる手段はいくつかあります。
代表的なのは「ノーコードツール」「WordPress」「制作会社に依頼」のパターンです。
| ノーコードツール | 直感的に操作でき、初心者向け。無料から始められるプランも多い。 |
| WordPress | 自由度が高いが、多少の知識が必要。拡張性を求める場合におすすめ。 |
| 制作会社に依頼 | 時間をかけずにクオリティを上げたい場合に有効。コストはかかる。 |
どの手段が自分のお店に合っているかを考えて、使うツールを決めましょう。
詳しい解説は、この章の次の次にある 「カフェのホームページを作る3つの方法」 の章で紹介していますので、ご参考ください。
5. テンプレート選定・デザイン調整
ノーコードツールやWordPressのテーマには豊富なテンプレートがあります。ホームページを作るツールが決まったら、テンプレートを選び、デザインを調整します。
好みで決めるのではなく、お店の雰囲気に合うものを選び、色やフォントを少し調整するだけでお店らしさが出てきます。
6. 予約フォーム・SNS連携を追加
混雑防止や利便性の向上に予約フォームは便利なツールです。
またInstagramやXを埋め込んでおくことで、ホームページ上でも最新の情報が得られるようになります。
7. SEOを意識する
「地域名+カフェ」などの語句で検索されやすいように、ページ内に「横浜 カフェ」などの語句を自然に盛り込みます。タイトルや見出しにも入れると効果的です。
ページ上で使うテキストを考える際に意識しながら組み立てると良いでしょう。
8. 公開後は定期的に更新する
新メニューやイベント情報をこまめに追加すると、検索エンジンにも「活動しているホームページ」と認識されます。
しかしながら、カフェを運営しながら毎日必ず更新するのは難しいもの。月2〜3回のペースでも良いので、更新でも続けることが大切です。
カフェホームページに必須のコンテンツ

ホームページを作るうえで、見に来る人が必要としている情報に辿り着けることが、なにより大切です。ここでは「これは外せない」という項目を整理してみましょう。
メニュー
お店選びで一番気になるのは、やはり料理やドリンク。写真を添えて価格も明示すると安心感が増します。おすすめメニューや季節限定の一品を目立たせるのも効果的です。
ランチやセットになった商品がある場合には、献立や注文できる時間などをわかりやすく記載しておきましょう。
アクセス
地図だけでは不十分なこともあります。最寄り駅からの徒歩ルートや、駐車場の有無など具体的に書いてあると、初めての人にも「迷わず行ける」と感じてもらえます。
よりわかりやすくという視点で、駅からお店までの道のりをYouTubeで公開し、ホームページに埋め込みしているケースもあるので参考にするのも良いでしょう。
ギャラリー
お店の外観や内装、料理の写真はカフェの雰囲気を伝える大切な材料。こだわりの食材やコーヒー豆、イベントの様子など写真で表現できるものがたくさんあります。
どの写真を載せ、どの情報は文字で補うのか、取捨選択は大事になります。
予約フォーム
混雑が予想される店なら、予約フォームがあるだけで利用者の安心感が違います。
WordPressのプラグインやGoogleフォーム、外部の予約ツールなどを活用すると、初心者でも簡単に設置できます。また、予約はオンラインで受けつけることで、スタッフの電話やメール対応の時間も削減できます。
SNS連携
最新情報はSNSで発信しているカフェも多いもの。InstagramやXのアカウントをまとめておけば、ホームページから直接フォローしてもらえます。
またSNSのプロフィールにホームページのURLを掲載しておくことで、フォロワーにホームページを知ってもらえるきっかけにもなります。
お知らせ
臨時休業やイベント、新メニューの紹介など、定期的に更新することで「動いているお店」だと伝わり、信頼度もアップします。
また、なにかあれば更新される場所だと認識され、継続してアクセスされるようになるでしょう。
カフェのホームページを作る3つの方法

カフェのホームページを作る方法は大きく分けて3つ。どの道を選ぶかで、かかる費用も時間も変わってきます。
- ノーコードツールやWordPressで自分で作る
- 制作会社に依頼する
- ロゴや写真のみを部分的に外注する
1. ノーコードツールやWordPressで自分で作る
最近はテンプレートを選んで写真や文字を差し替えるだけで公開できるサービスが増えています。ノーコードツールなら直感的に操作でき、パソコンが得意でなくても大丈夫です。
レンタルサーバー上でWordPressを使う場合は初期設定が必要ですが、自由度は高く、広告が表示される心配もないでしょう。
▼参考
ロリポップ!レンタルサーバー WordPress簡単インストールの利用方法
2. 制作会社に依頼する
「とにかくハイクオリティにしたい」「SEOも含めてしっかり集客したい」という場合は制作会社に頼む選択肢もあります。デザインから運用まで丸ごと任せられるので安心ですが、費用はそれなりにかかります。
レンタルサーバーサービスで制作会社と連携しているケースもあるので、お店に合った運用方法を調べてみましょう。
3. ロゴや写真のみを部分的に外注する
全部を外注するほどの予算はないけれど、見た目にはこだわりたいときはロゴだけデザイナーにお願いしたり、料理写真だけプロに撮ってもらったりと「部分的に外注」する方法があります。
コストを抑えつつ、見栄えの良いホームページを作れるメリットがあります。
カフェらしさを伝えるデザインの工夫

ホームページを開いた瞬間に伝わる「お店の空気感」はカフェにとって、とても大切なポイントです。写真の選び方や色使い次第で、見る人が受け取る印象は大きく変わります。ここでは3つのポイントを紹介します。
- 掲載する写真
- 使うフォントとカラー
- スマートフォンでの見やすさ
1. 掲載する写真
店内の雰囲気やおすすめの料理を伝える一枚があるだけで、文字以上に多くを語ってくれます。プロのカメラマンに依頼できれば理想ですが、自分で撮る場合も明るい自然光を意識すれば、スマートフォンで撮影したもので十分です。
2. 使うフォントとカラー
カフェのイメージを、ホームページ上で使うフォントで表すことを意識するのも大切です。フォントの種類はたくさんありますので、作成ツール上で選択できるフォントやフリーフォントなど、お店にあったものを選びましょう。
また、ナチュラルな木の温もりを大事にしているなら、ベージュやブラウン系で統一すると自然体な雰囲気になります。逆にスタイリッシュなカフェならモノトーンやシンプルなフォントが映えます。
3. スマートフォンでの見やすさ
見落としがちなのがスマートフォンでの見やすさ。多くの人はスマートフォンからアクセスします。写真が小さすぎたり、文字が詰まりすぎていると読みにくく情報が伝わりません。開いた瞬間に、カフェの雰囲気を感じとってもらえるかどうかも大切です。
他のカフェ事例から学ぶホームページ活用法

「どんなサイトにすればいいのかイメージがわかない」そんなときは、実際にネット上で見つかるカフェのホームページを参考にするとヒントが見つかります。
例えば、外観や店内の写真を大きく配置し、スクロールするだけでお店の世界観が伝わるようなホームページは「この空間で過ごしたい」と思わせる効果があります。
また、予約フォームをトップページからすぐに使えるよう配置してあれば、予約方法を探す手間を減らし操作しやすくなっています。さらにInstagramの投稿を埋め込み、最新メニューやイベント情報をタイムリーに発信するページも多く見かけます。
人気のカフェのホームページを見るとわかりますが、派手な仕掛けをしているわけではありません。お客さんが知りたい情報を分かりやすく、雰囲気を感じ取れる形でまとめているだけです。
これがシンプルながら、もっとも効果的な工夫といえるでしょう。
公開後の運用ポイントと集客アップのコツ

ホームページは公開してからが大切です。放置してしまうと情報が古くなり、信頼を落とす原因にもなります。
まず意識したいのは更新の習慣。新メニューやイベント情報を追加するだけで「動いているお店」と伝わります。定期的に更新することでSEO効果も積み重なっていきます。
また、SNSとの連携は集客に欠かせません。Instagramの投稿を埋め込んだり、ホームページからフォローに誘導したりすることで「SNSから来店につながる」流れを自然に作れます。
さらに、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)と合わせて管理すると、検索やGoogleマップ上での露出がぐっと広がります。地域の人に見つけてもらいやすくなるので、ローカル集客に直結します。
地道ではありますが「更新」「SNS」「Google活用」を続けることで、ホームページは集客の力を発揮してくれるのです。
まとめ
カフェのホームページは、お店の雰囲気を伝えたり、来店前のお客さんに安心感を与えたり、さらには「ここに行ってみたい」と思わせる大切な役割を持っています。
自分で手軽に作るのも良し、プロに依頼して本格的に仕上げるのも良し、大事なのは「どんなお客さんに来てほしいか」を意識して、必要な情報をわかりやすく届けることです。
今回紹介した手順を踏めば、難しそうに見えるホームページづくりも現実的になります。
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