「開業したし、そろそろホームページがほしい。でも自分で作るか頼むか、何から始めればいいの?」——個人事業主のホームページ作成で、最初にこう迷う方もいるでしょう。作成方法は「AIホームページ作成サービスで自作する」「レンタルサーバーとWordPressで自作する」「制作会社・フリーランスに外注する」の3つ。公開までに使える時間や必要な機能、公開後に自分で更新するかどうかで、選択肢は変わります。結論から言うと、3つの違いを押さえて選べば、個人事業主でも自分に合った方法で作成から公開まで進められます。必要かどうか迷っている方は、先に「個人事業主にホームページはいらない?」をご覧ください。本記事では、個人事業主のホームページ作成方法の選び方、載せたい内容、作成から公開までの手順を解説します。

個人事業主のホームページ作成方法は3つ。自分に合う方法の選び方

個人事業主がホームページを作成する方法は、大きく分けて3つあります。まずは作成の手間や費用のかかり方、公開後の更新を誰が担うかを比較表で確認してみましょう。
| 比較項目 | AIホームページ作成サービスで自作 | レンタルサーバーとWordPressで自作 | 制作会社・フリーランスに外注 |
|---|---|---|---|
| 作成の手間 | 入力内容から文章・構成・デザインの案が生成され、手作業を減らしやすい | サーバー・ドメイン・WordPressの設定から自分で進める | 素材の用意と内容の確認が中心 |
| デザイン・機能の自由度 | サービスが用意する機能・編集範囲の中で調整する | テーマ・プラグインで機能を追加できる | 予算と要件に応じて相談できる |
| 初期費用 | サービス・契約内容によって異なる | サーバー・ドメインの契約内容によって異なる | 制作費がかかる |
| 継続費用 | サービスの利用料が続く | サーバー・ドメインの利用料が続く | サーバー・ドメインの利用料に加え、保守を頼む場合は保守費用が続く |
| 公開後の更新・保守 | 自分で更新する | 自分で更新する(WordPress本体・テーマ・プラグインの更新を含む) | 自分で更新するか、依頼先に任せるかを選ぶ |
| 向いている人 | 早く公開したい人、自分で手軽に更新したい人 | 機能を足しながら育てたい人 | 制作の時間を取れない人、相談しながら作りたい人 |
制作費の相場や内訳を知りたい方は、ホームページ制作費用の相場の記事を参考にしてください。 【編集メモ】維持費の記事(10月制作中)の公開後、ここにリンクを追加する
AIホームページ作成サービスで自作する
AIホームページ作成サービスは、事業内容やサービスの特徴を入力すると、文章・ページ構成・デザインの案が生成されるサービスです。生成された内容を自分で確認・修正してから公開するため、白紙からページを作るよりも手作業を減らしやすいでしょう。
一方で、使える機能や編集できる範囲、独自ドメイン(自分で取得する専用のURL)を使えるかどうかはサービスごとに異なります。予約受付やネット販売など必要な機能がある場合は、申し込み前に対応状況を確認してください。後から別の方法に移る可能性があるなら、独自ドメインを引き継げるか、文章や画像を取り出せるかも見ておくと安心です。
レンタルサーバーとWordPressで自作する
WordPressは、ホームページやブログを作れる無料のソフトウェアです。本記事で扱うのは、レンタルサーバーにインストールして使うWordPress.orgです。WordPress.comは、サーバーを用意せずに使えるホスティング型の別サービスで、本記事の手順の対象外です。
テーマ(デザインのテンプレート)やプラグイン(機能を追加する拡張ツール)を組み合わせれば、ブログや予約受付などの機能を後から足していけます。その分、WordPress本体・テーマ・プラグインの更新やバックアップ、不具合が起きたときの対応は自分(または依頼先)が担うことになります。
別のサーバーへ移転することもできますが、移転作業そのものは必要です。テーマやプラグインによっては、移転先で同じ表示・動作にならない場合もあるでしょう。レンタルサーバーの選び方は、フリーランス・個人事業主向けレンタルサーバーの選び方で詳しく解説しています。
制作会社・フリーランスに外注する
制作会社やフリーランスに外注すると、要件の整理からデザイン、実装までを任せることができます。外注は「誰が作るか」を選ぶ方法で、実際の制作にはWordPressやホームページ作成サービスが使われる場合もあります。本業が忙しく制作の時間を取れない人や、必要な機能や見せ方をプロに相談しながら決めたい人に向いている方法です。
ただし、すべてを任せきりにできるわけではありません。事業内容の説明や写真・原稿の用意、できあがった内容の確認は依頼者側の作業として残ります。公開後に自分で更新するのか、保守まで依頼するのかによって継続費用も変わるため、見積もりの段階で確認しておきましょう。
こんな人はこの方法
3つの方法のどれが合うかは、使える時間や必要な機能、公開後の更新を誰がするかで変わります。次の早見表で、自分に近い条件を探してみてください。
| こんな人 | 合いやすい方法 |
|---|---|
| 早く公開したい、自分で手軽に更新したい、作成の手間を抑えたい | AIホームページ作成サービス |
| 機能を自分で足したい、ブログや予約受付などを育てていきたい | レンタルサーバーとWordPress |
| 制作に時間を割けない、デザインや見せ方を相談したい | 制作会社・フリーランスへの外注 |
将来ほかの方法に移る可能性があるなら、移行のしやすさも同じ4つの観点で比べておきましょう。
| 確認する観点 | AIホームページ作成サービス | レンタルサーバーとWordPress | 外注 |
|---|---|---|---|
| 独自ドメインを使い続けられるか | 独自ドメインを使えるか、移行時に引き継げるか | ドメインの契約者・管理者が自分か | ドメインの登録者が自分か |
| 文章・画像を取り出せるか | データを書き出せるか | ファイルやデータベースを自分で取り出せるか | 著作権は自分にあるか |
| デザイン・機能を再現できるか | 移行先で作り直しになる場合がある | テーマ・プラグインの互換性やライセンスで再現できない場合がある | 制作に使われた仕組みによって変わる |
| 移転作業を誰がやるか | 自分 | 自分、または依頼先 | 依頼先か自分かを契約時に確認 |
初めてのホームページで早く公開したい個人事業主にはAIホームページ作成サービス、機能を増やしながら育てていきたい人にはWordPressがおすすめです。制作の時間を取れない場合は、外注も選択肢に入れて検討しましょう。
個人事業主のホームページに載せたい内容と構成例

ここでは、個人事業主のホームページに載せたいページと、それぞれに書く項目の例を紹介します。すべてを独立したページにする必要はなく、1ページの中にセクションとしてまとめる構成でも構いません。
トップページ:誰に何を提供する事業かを伝える
トップページは、初めて訪れた人が「この事業者に何を頼めるか」を判断する場所。キャッチコピーだけで終わらせず、次の項目を具体的に書きましょう。
- 事業内容(何を提供しているか)
- 対象となる顧客
- 対応地域
- 強み・ほかとの違い
- 問い合わせへの入口
サービス内容・料金:依頼できることと利用条件を伝える
ここで扱うのは、ホームページの制作費ではなく、自分の事業のサービス料金の載せ方です。
- サービス内容と対象
- 対応範囲(できること・できないこと)
- 依頼から利用までの流れ
- 料金、または見積もりの条件
内容によって金額が変わり、料金を一律に出せない業種もあるでしょう。その場合は「現地を確認したうえで見積もり」のように、見積もりに必要な情報と流れを案内しておくと、依頼を検討する人が次の行動を判断しやすくなります。
実績・お客様の声:仕事の内容や対応例を伝える
依頼を検討している人が判断材料にできるよう、実施内容や依頼時の課題、対応範囲を具体的に書きましょう。顧客名や写真、コメントを載せる場合は、事前に掲載の許可を取ってください。
開業直後で実績が少ないときは、経験・資格・対応方針・サンプル作品で補う方法があります。ただし、サンプルを実際の受注実績のように見せるのは避けましょう。
事業概要・プロフィール:個人事業主の「会社概要」には何を書く?
法人でいう会社概要にあたるページです。個人事業主の場合、ページ名は「事業概要」「運営者情報」「会社概要」のどれでも構いません。記載する項目の例は次のとおり。
- 屋号(ない場合は事業主名)
- 事業主のプロフィール
- 事業内容
- 対応地域
- 営業時間・定休日
- 連絡方法
- 必要に応じて資格・許認可
住所や電話番号を載せるかどうかは、取引の形や関係する法律によって変わります。
お問い合わせ:相談・依頼の方法を案内する
フォーム・電話・予約ページなど、実際に対応できる連絡方法だけを載せましょう。あわせて、問い合わせ時に書いてほしい情報や返信までの目安、営業日を書いておくと、相談する側が迷いにくくなります。フォームの設置方法は、後半のWordPressでの作成手順(ステップ7)で紹介します。
プライバシーポリシー:個人情報の利用目的などを伝える
お問い合わせフォームのように、本人が入力した個人情報を直接取得する場合は、原則として取得前に利用目的を明示する必要があります(個人情報保護法第21条第2項)。取得する情報(氏名・メールアドレスなど)と、その利用目的(問い合わせへの回答など)を、実際の運用に合わせて整理しましょう。
注意したいのは、プライバシーポリシーのページを作るだけでは足りない場合があること。フォームの近くに利用目的を書く、プライバシーポリシーへのリンクを置くなど、送信前に利用目的を確認できるようにしておきましょう。なお、取得の状況から利用目的が明らかな場合は、明示が不要とされる例外もあります。
特定商取引法に基づく表記:通信販売に当たる場合に用意する
商品や有料サービスをホームページなどで広告し、電話・メール・フォームなどで申し込みを受ける取引は、特定商取引法の「通信販売」に当たり、広告に表示すべき事項が定められています。サイトに決済機能があるかどうかだけで決まるわけではありません。
一方で、単なる問い合わせの受付と、購入や契約の申し込みの受付は別物。「フォームしかないから関係ない」と決めつけず、取引の実態で判断することが大切です。該当するか迷う場合は、消費者庁の特定商取引法ガイドで通信販売の説明を確認してください。
店舗型・訪問型・専門サービス型:個人事業主のホームページ構成例
最後に、業種のタイプ別にページ構成の例を紹介します。いずれも説明用の架空の例なので、自分の事業に合わせて調整してください。
| タイプ | 業種の例 | ページ構成の例 |
|---|---|---|
| 店舗型 | 飲食店・美容室・教室など | トップ/サービス・メニュー/営業時間・アクセス/予約・問い合わせ |
| 訪問型 | 出張サービス・リフォーム・清掃など | トップ/対応内容/対応地域/料金・見積もり条件/依頼の流れ/問い合わせ |
| 専門サービス型 | 士業・コンサルタント・デザイナーなど | トップ/専門分野/プロフィール/実績/相談・依頼の流れ/問い合わせ |
どのタイプでも、プライバシーポリシーと、通信販売に当たる場合の特定商取引法に基づく表記を組み込みましょう。
AIホームページ作成サービスで作って公開する流れ

ここでは、AIホームページ作成サービスを選んだ場合の、作成から公開までの流れを紹介します。例にするのは、AIとの対話でホームページの作成から公開までを進められる「ロリポップ!AIホームページ」。準備するものと確認したいポイントに絞ってまとめたので、画面操作の詳しい手順は「ロリポップ!AIホームページ」の使い方をご覧ください。
ステップ1:事業内容・目的・載せたい情報を整理して入力する
AIに入力する前に、事業内容や対象となる顧客、対応地域、載せたい情報を整理しておきましょう。前章「載せたい内容と構成例」の項目をメモにまとめておくと、入力する内容がぶれにくくなります。自宅の住所や個人の連絡先など、公開する予定のない個人情報は入力しないよう注意してください。
ステップ2:生成された文章・画像・構成を確認して修正する
生成された内容はそのまま公開せず、自分の目で確認します。特に次の点はチェックしておきたいところです。
- 屋号・サービス名・料金・所在地・連絡先が正しいか
- 実在しない実績やお客様の声が含まれていないか
- 画像や文章を事業用に使ってよいか(サービスの利用規約や素材の利用条件)
事実と違う内容が見つかったら、公開前に修正しておきましょう。
ステップ3:公開条件を確認してホームページを公開する
ロリポップ!AIホームページには10日間の無料お試しがあり、クレジットカードを登録せずに作成から公開までの機能を試せます。ただし、お試し期間中に生成できるサイトは1ページ構成。お試し期間のあとも公開を続ける場合は、プランの契約について公式サイトで確認しておきましょう。
独自ドメインについては、12ヵ月以上のプランを契約すると、ムームードメインでの取得費用が初年度のみ無料になるクーポンが付きます(1アカウントにつき1回)。2年目以降は更新料金がかかり、後述するレンタルサーバーの「ドメインずっと無料」とは別の特典です。公開前には、「ホームページ公開前のチェックリスト」もあわせて確認してください。
※料金・特典の内容は2026年10月時点のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。
WordPressで個人事業主のホームページを作成する手順

ここからは、レンタルサーバーにWordPress.orgをインストールしてホームページを作り、公開するまでの手順を8つのステップで紹介します。サーバーとドメインの手順は、ロリポップ!レンタルサーバーを例に説明します。
※画面構成やプラン条件は2026年10月時点のものです。WordPressやプラグインのバージョンにより表示が異なる場合があります。
ステップ1:目的・ページ構成と必要な素材を整理する
まず、誰に何を伝え、問い合わせ・予約・来店のうちどの行動をしてほしいかを決めます。そのうえで「載せたい内容と構成例」を参考にページ構成を決め、原稿・写真・ロゴ・サービス情報を準備しましょう。
あわせて決めておきたいのが、制作中のサイトをどう見せるかです。WordPressはインストール直後から、URLを知っている人には外部から見える状態になる場合があります。完成まで「準備中」の表示にするのか、ページを非公開にしておくのかを決めておくと安心です。
ステップ2:ドメインの取得方法を選んでレンタルサーバーを申し込む
独自ドメインを先に別で取得してからサーバーを契約すると、サーバー側のドメイン特典を使えないことがあります。申し込む前に、ドメインをどう取得するかを決めておきましょう。
ロリポップ!の「ドメインずっと無料」は、次の条件をすべて満たす場合に使える特典です。
- ハイスピードプランまたはエンタープライズプランを12ヵ月以上で契約する
- 12ヵ月以上の自動更新を設定する
- 新規契約で、新しく取得するドメインに使う(取得済みのドメインには適用できない)
ドメインの取得方法は2つあります。1つはサーバーの申し込みと同時に取得する方法で、クレジットカードで即時決済され、決済後のキャンセル・返金はできません。もう1つは、お試し期間を使ってからクーポンでムームードメインのドメインを取得する方法です。自動更新の設定期限やクーポンの有効期限は、公式ページで確認してください。
ドメイン名の決め方や種類は、ムームードメインで確認できます。ほかのサーバーを使う場合も、ドメイン特典の有無と条件を申し込み前に確認してください。 【編集メモ】ムームードメインの遷移先URL(ドメイン名の決め方の記事など)を公開前に確定する
ステップ3:独自ドメインを設定してWordPressをインストールする
取得した独自ドメインを、ロリポップ!のユーザー専用ページで独自ドメインとして設定します。この設定は、ステップ4のSSLの前提になるため省略できません。
続いて、ユーザー専用ページの「WordPress簡単インストール」からWordPressをインストールします。WordPress簡単インストールは、ライト・スタンダード・ハイスピード・エンタープライズの各プランで利用可能。サーバーの申し込みと同時にWordPressをインストールした場合は、この操作を繰り返す必要はありません。WordPressの管理画面にログインできたら、このステップは完了です。
ステップ4:無料独自SSLとWordPressのURLを設定する
SSL(通信を暗号化してURLを「https」にする仕組み。ここでは、自分のドメイン用に証明書を設定する独自SSLを使います)を設定します。ロリポップ!の無料独自SSLは全プランで利用でき、独自ドメインの設定が済んでいて、ロリポップ!のDNS情報が反映していることが前提です。ユーザー専用ページからSSLを申請すると、5分程度で「SSL保護有効」になります。
サーバー側の設定が終わったら、WordPress側のURLも「https」に揃えます。管理画面の「設定」→「一般」を開き、「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」をhttpsで始まるURLに変更して保存しましょう。最後に、ブラウザでhttpsのページを開けるか確認してください。
ステップ5:テーマを選び、トップページとメニューを整える
事業内容や雰囲気に合うテーマを、管理画面の「外観」→「テーマ」から選びます。次に、「設定」→「表示設定」の「ホームページの表示」で「固定ページ」を選び、トップページにしたいページを指定しましょう。
各ページへ移動できるメニュー(ナビゲーション)も設定します。設定する場所はテーマによって異なり、「外観」→「メニュー」の場合と、「外観」→「エディター」のナビゲーションの場合があります。スマホで見たときも、メニューから問い合わせ先にたどり着けるか確認してください。
ステップ6:必要なページを作成する
「載せたい内容と構成例」で決めた内容を、固定ページ(会社概要や問い合わせなど、ブログ記事とは別に作る独立したページ)として作成します。ブログやお知らせを発信する場合は、「投稿」を使いましょう。プライバシーポリシーと、通信販売に当たる場合の特定商取引法に基づく表記も、このステップで用意します。
ステップ7:お問い合わせフォームを設置して送受信を確認する
お問い合わせフォームは、プラグインのContact Form 7で作成する方法があります。WordPress.orgのプラグインページによると、2026年10月時点の最新版6.2.3の動作要件は、WordPress 7.1以上・PHP 8.3以上です。インストール前に、使っているWordPressと契約プランのPHPのバージョンを確認しておきましょう。
フォームを作成したら入力項目と通知先のメールアドレスを確認し、送信ボタンの近くに利用目的を確認できる案内(プライバシーポリシーへのリンクなど)を置きます。設置できたら実際にテスト送信し、管理者への通知メールと、設定した場合は自動返信メールが届けば完了です。設定の詳しい手順は、WordPressでお問い合わせフォームを作成する方法で解説しています。
ステップ8:公開前の確認を終えてホームページを公開する
最後に、PCとスマホの両方で表示や操作を確認します。制作中にページを非公開にしていた場合は公開に切り替え、ログアウトした状態で想定どおりに見えるか確かめましょう。
ホームページを公開することと、検索結果に表示されることは別の話です。「設定」→「表示設定」の「検索エンジンでの表示」で、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないかも確認してください。公開前の確認項目は、次の「ホームページ公開前のチェックリスト」にまとめています。
外注する場合に公開までに確認しておきたいこと

制作会社やフリーランスに外注する場合は、公開後に困らないよう、契約の段階で次の4点を確認しておきましょう。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 見積もりと制作範囲 | ページ数・機能、写真や原稿を誰が用意するか、修正できる回数、納期 |
| 納品物と権利 | 原稿・画像・データのどこまでが納品されるか。公開後の修正や、別のサーバーへの移転に必要な利用が認められているか |
| 契約名義と管理権限 | ドメインの登録者とサーバーの契約者が自分か。管理画面にログインできる権限を持っているか。契約終了時にどう引き継ぐか |
| 公開後の担当 | 更新・保守を誰が担当するか、保守に含まれる作業、追加費用がかかる条件 |
権利については、著作権をすべて譲り受けることを必須と考える必要はありません。自分で修正や移転ができる範囲の利用が認められていれば足りるケースもあります。譲渡を受ける場合は、二次的著作物に関する権利(著作権法第27条・第28条の権利)が契約書に明記されていないと、譲渡の対象でないと推定される点に注意してください(著作権法第61条第2項)。契約内容の判断に迷う場合は、専門家に相談すると安心です。
ホームページ公開前のチェックリスト

AIホームページ作成サービス・WordPress・外注のどの方法を選んだ場合でも、公開の直前に次の項目を確認しておきましょう。法律で表示が求められる項目と、事業用として整えておきたい項目が混ざっているため、自分のホームページに当てはまるものを確認してください。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| URL | 想定したURLでアクセスできるか。独自ドメインを使う場合は設定が済んでいるか |
| SSL | 「https」で始まるURLで表示できるか |
| 内容 | 事業名・サービス・料金・連絡先が正しいか |
| 表示・移動 | PC・スマホで読みやすく、メニューやリンクが機能するか |
| 問い合わせ | フォームを送信でき、担当者が通知メールを受け取れるか |
| 個人情報 | 送信前に利用目的を確認できるか |
| 法定表示 | 通信販売に当たる場合は、特定商取引法に基づく表記など必要な表示があるか |
| 公開状態 | ログインしていない人も予定どおり閲覧できるか。検索エンジンへの表示設定を確認したか |
| 管理 | 契約・更新・バックアップを誰が担当するか決まっているか |
個人事業主のホームページ作成についてよくある質問

個人事業主のホームページは無料で作れますか?
「無料で作成・お試しできる」「無料で公開を続けられる」「独自ドメインを使える」は、それぞれ別の条件です。無料で公開を続けられるサービスでも、サービス名入りのURL(サブドメイン)になる、広告が表示される、使える機能が限られるといった条件が付く場合があります。WordPress本体は無料のソフトウェアですが、レンタルサーバーとドメインの費用は別にかかります。事業用のホームページであれば、独自ドメインを使える方法を選ぶのがおすすめです。
屋号がなくても独自ドメインは取得できますか?
屋号がないことを理由に、独自ドメインを取得できなくなることはありません。「.com」や「.net」などは個人でも登録でき、「.jp」も日本国内に住所があれば個人で登録できます。ただし「co.jp」は日本国内で登記している会社などが対象のため、個人事業主は登録できません。ドメイン名の決め方は、ムームードメインを参考にしてください。 【編集メモ】ムームードメインの遷移先URLを公開前に確定する
ホームページに自宅の住所を載せる必要はありますか?
一律に必要・不要とは言えず、取引の内容によって変わります。ホームページが特定商取引法の「通信販売」の広告に当たる場合は、住所・電話番号を含む表示事項を載せるのが原則です。
ただし個人事業主の場合、消費者から請求があれば住所・電話番号を記載した書面や電子メールを遅滞なく提供する旨を表示し、実際に提供できる体制を整えていれば、住所・電話番号の表示を省略できる場合があります。ここでいう「遅滞なく」とは、申し込むかどうかを決める前に、十分な時間的余裕をもって提供することです。購入後に開示すればよいという意味ではありません。
省略できるのは住所・電話番号の表示であり、ほかの表示事項まで省略できるわけではない点にも注意しましょう。問い合わせフォームしかないサイトでも、取引の実態によっては通信販売に当たります。業種ごとのルールもあるため、迷う場合は消費者庁の通信販売広告Q&Aを確認するか、専門家に相談してください。
まとめ
個人事業主のホームページを作成する方法は、大きく3つあります。
- 早く公開したい、自分で手軽に更新したい人は、AIホームページ作成サービス
- 機能を足しながら育てていきたい人は、レンタルサーバーとWordPress
- 制作に時間を割けない、相談しながら作りたい人は、制作会社・フリーランスへの外注
どの方法を選んでも、事業内容やサービス・料金、連絡先などの載せたい情報を先に準備しておくと、作成を進めやすくなります。公開の直前には、「ホームページ公開前のチェックリスト」で確認漏れがないか見直しておきましょう。AIで作りたい方はロリポップ!AIホームページの10日間無料お試しから、WordPressで作りたい方はロリポップ!レンタルサーバーの申し込みから始めてみてください。
ホームページは、公開したあとも料金・実績・お知らせを定期的に更新していくことが大切です。公開後に見てもらう工夫は、ホームページの集客方法で解説しています。こちらの記事もぜひ合わせて読んでみてください。

