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【目的別】法人向けレンタルサーバーのおすすめ比較7選!選び方や導入手順も紹介

「法人でホームページを立ち上げたいけれど、どのレンタルサーバーを選べばいいか分からない」
「中小企業でもコストを抑えて安定したサーバーを使いたい」
「個人向けと法人向けサーバー、なにが違うの?」

上記のような悩みをお持ちではありませんか?

企業の顔となるホームページにとって、土台となるレンタルサーバー選びは非常に重要です。しかし、数多くのサービスの中から自社に最適なものを見つけ出すのは簡単なことではありません。

本記事では、法人向けレンタルサーバーの中から、目的別におすすめの7社を厳選して比較します。中小企業が確認すべき選び方の基準から、初心者でも安心の導入手順、個人向けサーバーとの違いまで、網羅的に解説します。

最後まで読めば、あなたの会社にぴったりのサーバーがきっと見つかるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

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目次

【目的別】法人向けレンタルサーバーのおすすめ比較7選

法人向けレンタルサーバーのおすすめ比較7選

法人向けレンタルサーバーのおすすめを7社紹介します。

サーバー名ロリポップエックスサーバービジネスさくらのレンタルサーバCPIレンタルサーバーカゴヤ・ジャパンConoHa WINGお名前.com
運営会社GMOペパボエックスサーバーさくらインターネットKDDIウェブコミュニケーションズカゴヤ・ジャパンGMOインターネットグループGMOインターネットグループ
月額料金(税込)550円~3,762円~約1,980円~4,840円~1,485円~約1,331円~2,398円~
サーバーの種類共用共用共用共用共用共用共用
ディスク容量700GB700GB600GB~300GB100GB~700GB~1TB
セキュリティ対策WAF/海外攻撃対策/無料SSLWAF/無料SSLWAF/IPS/無料SSLWAF/無料SSLWAF/IPS/無料SSLWAF/IPS/無料SSLWAF/無料SSL
稼働率保証99.99%以上99.99%以上(SLA)99.99%以上(実績)100%(SLA)99.99%以上99.99%以上(SLA)99.99%以上(SLA)
無料SSL
無料お試し10日間14日間10日間14日間
バックアップ自動自動自動自動自動自動自動
電話サポート
おすすめポイント機能とコストのバランスが良く、初めての法人サイトに最適。高速・高安定性を最重視する企業向け。官公庁での採用実績も多数。揺るぎない安定性を求める企業に。稼働率100%保証と24時間体制の専任サポートが魅力。国内の自社施設で24時間管理。プロの手厚いサポートと高い安定性。最新技術による圧倒的な表示速度を、低コストで実現したい企業に。ドメイン取得からサーバー管理まで一元化したい場合に最適。

自社に合ったレンタルサーバーを、重視するポイントに合わせて選びましょう。

【コスト重視なら】ロリポップ

【コスト重視なら】ロリポップ
運営会社GMOペパボ株式会社
月額料金550円~(ハイスピードプラン 36ヵ月契約時・税込)
サーバーの種類共用サーバー
ディスク容量700GB
セキュリティ対策WAF / 海外アタック対策 / 無料独自SSL
稼働率保証99.99%以上
バックアップ機能自動バックアップ(7世代)
電話サポート◯(平日10:00~18:00)

コストを抑えつつ、ビジネスに必要な機能をしっかり確保したい企業に最適なのが「ロリポップ!」です。

ハイスピードプランはLiteSpeedを採用し、700GBの大容量ディスクにより高速かつ安定したWebサイト運営を実現しています。

月額料金は契約期間により異なり、最安で税込み550円(36ヶ月契約の場合)から利用可能です。

また、より大規模な法人サイト向けには、エンタープライズプランも用意されています。ディスク容量が1.2TBとハイスピードプランよりもさらに大容量で、高速性能に優れています。

【速度・安定性なら】エックスサーバービジネス

【速度・安定性なら】エックスサーバービジネス
運営会社エックスサーバー株式会社
月額料金3,762円~(ビジネスプラン 36ヵ月契約時)
サーバーの種類共用サーバー
ディスク容量700GB
セキュリティ対策WAF / 無料独自SSL
稼働率保証99.99%以上(SLAあり)
バックアップ機能自動バックアップ(14日分)
電話サポート◯(平日10:00~18:00、メールは24時間365日)

「エックスサーバービジネス」は、国内シェア率が非常に高いエックスサーバーの法人向けサービスです。

全プランで高速インターフェース「NVMe SSD」を採用し、Webサイトの表示速度は国内トップクラス。稼働率99.99%以上を保証するSLA(品質保証制度)付きで、ビジネスの機会損失を防ぎます。

24時間365日のメール・電話サポート体制も整っており、ECサイトなど、速度と安定性が事業成果に直結する企業におすすめです。

【老舗の安心感なら】さくらのレンタルサーバ

【老舗の安心感なら】さくらのレンタルサーバ
運営会社さくらインターネット株式会社
月額料金約1,980円~(ビジネスプラン)
サーバーの種類共用サーバー
ディスク容量600GB~
セキュリティ対策WAF / IPS / 無料独自SSL
稼働率保証99.99%以上(実績ベース)
バックアップ機能自動バックアップ
電話サポート◯(コールバック予約など)

25年以上の運用実績を持つ「さくらのレンタルサーバ」は、官公庁や大学でも採用されるなど、信頼性の高さが魅力です。

法人推奨の「ビジネスプラン」では、SSD 600GBの大容量と、WAFやIPSといったセキュリティ対策が標準で備わっています。2週間の無料お試し期間でじっくりと使い勝手を確認できるのも安心できるポイントです。

【高い信頼性なら】CPIレンタルサーバー

【高い信頼性なら】CPIレンタルサーバー
運営会社KDDIウェブコミュニケーションズ
月額料金4,840円~(ビジネス スタンダード 12ヵ月契約時・税込換算)
サーバーの種類共用サーバー
ディスク容量300GB(Web領域)
セキュリティ対策WAF / 無料独自SSL / 改ざん検知
稼働率保証100%(SLAあり)
バックアップ機能自動バックアップ(30世代)
電話サポート◯(2025年10月現在、停止中)

KDDIグループが提供する「CPIレンタルサーバー」は、品質と信頼性を最優先する企業に最適です。大きな特徴は、サーバー稼働率100%を保証するSLAを設けている点です。

万が一サーバーがダウンした場合は料金が返還されるなど、品質への自信がうかがえます。月額換算990円で24時間365日の専任スタッフによる電話・メールサポートを利用でき、企業のWeb担当者を強力にバックアップします。

【手厚いサポートなら】カゴヤ・ジャパン

【手厚いサポートなら】カゴヤ・ジャパン
運営会社カゴヤ・ジャパン株式会社
月額料金1,485円~(ライトプラン・税込)
サーバーの種類共用サーバー
ディスク容量100GB~(Web領域)
セキュリティ対策WAF / IPS / 無料独自SSL
稼働率保証99.99%以上
バックアップ機能自動バックアップ(10GBまで無料)
電話サポート◯(平日10:00~17:00)

20年以上の実績を持つ「カゴヤ・ジャパン」は、自社データセンターを国内に構え、手厚いサポート体制に定評があります。専門スタッフが24時間体制でサーバーを監視しており、安定稼働を実現

共用サーバープラン(S11/S22など)は月額1,485円(税込)から利用でき、必要十分な機能を備えています。電話サポートも完備しており、安心して長く利用できるパートナーを探している企業におすすめです。

【表示速度を追求するなら】ConoHa WING

【表示速度を追求するなら】ConoHa WING
運営会社GMOインターネットグループ株式会社
月額料金約1,331円~(Bizライトプラン・長期契約時)
サーバーの種類共用サーバー
ディスク容量700GB~
セキュリティ対策WAF / IPS / 無料独自SSL
稼働率保証99.99%以上(SLAあり)
バックアップ機能自動バックアップ
電話サポート◯※10:00~18:00(土日祝を除く)

「ConoHa WING」は、Webサイトの表示速度を徹底的に追求したレンタルサーバーです。独自の高速化エンジン「WEXAL」を搭載し、国内最速クラスのパフォーマンスを実現。

法人向けの「ビジネスプラン」は、月額約1,331円(Bizライトプラン・長期契約割引適用時)から利用可能です。Webサイトからの集客やブランディングを重視し、表示速度にこだわりたい企業に最適です。

【ドメインとの一括管理なら】お名前.com レンタルサーバー

【ドメインとの一括管理なら】お名前.com レンタルサーバー
運営会社GMOインターネットグループ株式会社
月額料金2,398円~(ベーシックプラン)
サーバーの種類共用サーバー
ディスク容量1TB
セキュリティ対策WAF / 無料独自SSL
稼働率保証99.99%以上(SLAあり)
バックアップ機能自動バックアップ(14日間)
電話サポート◯(平日10:00-18:00)

国内最大級のドメイン登録サービスが提供する「お名前.com レンタルサーバー」は、ドメインとサーバーの一元管理が最大のメリットです。

ベーシックプランは月額2,398円から利用でき、SSD容量1TB、転送量無制限とスペックも充実。ドメインとサーバーの契約・更新手続きがシンプルになり、管理の手間を大幅に削減できます。

法人向けレンタルサーバーのおすすめの選び方とは?中小企業が見るべき7つの基準

法人向けレンタルサーバーのおすすめの選び方とは?中小企業が見るべき7つの基準

数あるサービスの中から自社に最適なものを選ぶためには、明確な基準を持つことが重要です。ここでは、特に中小企業が法人向けレンタルサーバーを選ぶ際に確認すべき7つの基準を解説します。

  • サーバーの種類
  • 安定性
  • セキュリティ対策
  • サポート体制
  • データ容量と転送量
  • バックアップ機能
  • コストパフォーマンス

それぞれ詳しく見ていきましょう。

サーバーの種類:共用・専用・VPSから自社に合ったものを選ぶ

レンタルサーバーには大きく分けて「共用サーバー」「専用サーバー」「VPS」の3種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、自社の目的や規模に合わせて選ぶことが大切です。

  • 共用サーバー
    1台のサーバーを複数のユーザーで共有するタイプ。コストを抑えられ、管理もサーバー会社任せで良いため、多くの中小企業にとって最適です。
  • 専用サーバー
    1台のサーバーを1社で独占して利用するタイプ。高性能・高安定ですが、コストは高く、専門知識が必要な場合もあります。
  • VPS(仮想専用サーバー)
    共用サーバー内に仮想的な専用環境を構築するタイプ。共用より自由度が高く、専用より低コストですが、運用には一定の知識が求められます。

一般的なコーポレートサイトなら共用サーバーで十分ですが、大規模ECサイトなどは専用サーバーやVPSも検討してみましょう。

安定性:「稼働率99.99%以上」がビジネスの信頼を守る

法人サイトにとって、サーバーの安定性は命綱です。頻繁にサイトが表示されなくなると、顧客の信頼を失い、ビジネスチャンスを逃してしまいます。

そこで重要になるのが「稼働率」です。稼働率はサーバーが正常に動いている時間の割合で、数値が高いほど安定しています。法人利用では、「稼働率99.99%以上」を保証しているサービスを基準に選びましょう。

中には、稼働率が99.99%以上を下回った場合に返金などを行うSLA(品質保証制度)を導入しているレンタルサーバーもあり、より信頼性が高いといえます。

セキュリティ対策:WAFやSSL証明書の有無を確認する

企業のホームページは、常にサイバー攻撃の脅威にさらされています。不正アクセスや情報漏えいを防ぐため、強固なセキュリティ対策は必須です。

最低限、以下の3点が標準装備されているか確認しましょう。

  • WAF(Web Application Firewall)
    Webサイトの脆弱性を狙った攻撃を防ぐ。
  • 無料独自SSL
    通信を暗号化し、サイトの安全性を高める(URLがhttps://になる)。
  • IDS/IPS(不正侵入検知・防御システム)
    不正なアクセスを検知・ブロックする。

法人向けサーバーでは、上記のセキュリティ対策が標準で提供されていることが多く、安心して利用できます。

セキュリティ対策についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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サポート体制:電話サポートや24時間対応があると安心

「サイトが見られない」「メールが届かない」といったトラブルは、ビジネスでは一刻を争います。特に専任のIT担当者がいない場合、頼りになるのはサーバー会社のサポートです。

確認すべき点は「電話サポートの有無」と「対応時間」です。緊急時にメールの返信を待つのは大きなリスクとなります。

オペレーターと直接話して迅速に解決できる電話サポートがあると安心です。理想は24時間365日対応ですが、少なくとも平日の日中に電話がつながるサービスを選びましょう。

データ容量と転送量:事業規模に合わせたスペックを選ぶ

レンタルサーバーのスペックでは、「ディスク容量」と「転送量」が重要です。

  • ディスク容量
    Webサイトのデータやメールを保存できる場所の広さ。動画などを多用しない一般的なサイトなら数百GBでも十分ですが、将来を見越して余裕のあるプランを選びましょう。
  • 転送量
    サイトへのアクセス時に発生するデータ通信量。アクセス数が多いほど転送量も増えます。

これらが不足すると、サイトの表示が遅くなったり、一時的に停止したりする原因になります。事業規模や予想されるアクセス数に応じた十分なスペックが必要です。

バックアップ機能:万が一の事態に備えて標準搭載がおすすめ

操作ミスによるデータ消失や、予期せぬサーバー障害、サイバー攻撃によるデータ改ざんなど、万が一のトラブルに備えて「バックアップ機能」は不可欠です。

多くの法人向けサーバーでは、毎日自動でデータを別の場所に保存する「自動バックアップ機能」が標準で付いています。手動でのバックアップは手間がかかり忘れがちなので、自動で定期的にバックアップを取ってくれるサービスを選ぶのをおすすめします。

コストパフォーマンス:初期費用と月額料金を比較検討

コストは重要な選定基準ですが、「月額料金が安い=お得」とは限りません。レンタルサーバーは長期利用が前提となるため、数年単位での総コストとサービス内容のバランスを比較するのが大切です。

チェックすべき項目は、以下の3つです。

  • 初期費用:契約時にかかる費用。キャンペーンで無料になる場合も。
  • 月額料金:毎月の利用料。長期契約で割引されることが多い。
  • 特典:独自ドメインの永久無料特典や、バックアップ機能の標準装備など。

多少高くても、必要な機能や手厚いサポートが含まれていれば、結果的にコストパフォーマンスは高くなります。

なお、レンタルサーバーの選び方についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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ロリポップ!レンタルサーバー レンタルサーバーの選び方

中小企業や個人事業主でも法人向けレンタルサーバーは必要?

中小企業や個人事業主でも法人向けレンタルサーバーは必要?

「自社は小規模だから個人向けで十分では?」と思う方もいるかもしれません。しかし、ビジネスとしてWebサイトを運営するなら、規模にかかわらず法人向けレンタルサーバーの利用を推奨します。

個人向けサーバーは費用が安い反面、1台のサーバーに多くのユーザーが同居するため、他者の影響を受けて不安定になるケースもゼロではありません。

月額数千円のコスト差でビジネスの信頼性と安心感を買うと考えれば、法人向けサーバーへの投資は決して高くないと言えるでしょう。

法人向けと個人向けレンタルサーバーの5つの主な違いを比較

法人向けと個人向けレンタルサーバーの5つの主な違いを比較

法人向けと個人向けのレンタルサーバーの違いを、5つに分けて詳しく解説します。

比較項目法人向けレンタルサーバー個人向けレンタルサーバー
安定性と稼働率SLA(品質保証制度)付きのプランが多く、高い安定性が期待できる共有リソースが多く、アクセス集中時に不安定になることがある
セキュリティWAF、IDS/IPSなど高度なセキュリティ機能を備えていることが多い基本的なSSLや簡易的な対策が中心
機能・拡張性メールやDBの上限が大きい、または無制限のプランも選べる機能に制限(メールアカウント数など)があることが多い
料金・契約形態比較的高価格(月数千円~)、請求書払いに対応するサービスがある低価格(月数百円~)、クレジットカード払いが中心

それぞれ詳しく見ていきましょう。

サーバーの安定性と稼働率

法人向けサーバーは、ビジネスの機会損失を防ぐため、高い安定性を最優先に設計されています。指標となる「稼働率」は99.99%以上を基準とするサービスが多く、年間のサーバー停止が約52分以内に収まる計算です。

中にはSLA(品質保証制度)で稼働率を保証し、万が一基準を下回れば返金対応を行うサービスもあります。

一方、個人向けサーバーは低価格を実現するため、1台のサーバーにより多くのユーザーを収容します。そのため、他のユーザーサイトへのアクセスが集中すると、自サイトの表示速度まで遅くなるなど、外部要因で不安定になりやすいのがデメリットです。

セキュリティ対策の充実度

企業の信頼と顧客情報を守るため、法人向けサーバーは、以下のような高度なセキュリティ機能を標準で備えている場合が多いです。

  • WAF:Webサイトの脆弱性を狙った攻撃からの防御
  • IDS/IPS:不正アクセスの検知・遮断

一方、個人向けサーバーのセキュリティは、通信を暗号化する無料SSLなど、基本的な対策が中心です。基本的なセキュリティ対策はもちろん重要ですが、ビジネスで求められる多層的な防御としては不十分な場合があります。

法人の場合、個人情報漏えいなどのインシデントは会社の存続に関わる問題になりかねません。そのため、より強固なセキュリティを持つ法人向けサーバーを選ぶことが、リスク管理の観点から非常に重要になります。

機能・拡張性

法人向けサーバーは、将来の事業拡大を見据えた高い拡張性が特徴です。例えば、社員用のメールアドレスを無制限に作成できたり、複数の事業サイトを一つの契約で管理できたりと、ビジネスの成長に柔軟に対応できます。

対照的に、個人向けサーバーではメールアカウント数やデータベースの作成数に上限が設けられていることが多く、事業が大きくなるにつれて機能不足を感じる可能性があります

その結果、手間とコストをかけてサーバーを移転する必要が出てくるかもしれません。初めから拡張性の高い法人向けを選ぶことは、長期的な視点で見たコスト削減にもつながります。

料金や契約形態

高機能・高安定である分、法人向けサーバーは月額数千円からと個人向けに比べて高価です。価格差がある理由は、以下のようなビジネスの安心と信頼を守るためのさまざまなサービス費用が含まれているためです。

  • 高性能なハードウェア
    高速なCPUや大容量メモリ、NVMe SSDなど、安定稼働を支える設備投資費。
  • 24時間体制の監視・サポート
    サーバーを監視する技術者や、問い合わせに対応する専門スタッフの人件費。
  • 高度なセキュリティ機能
    WAFやIPSといった、不正アクセスからサイトを守るためのシステム維持費。

一方で、個人向けサーバーは月額数百円からと非常に低価格ですが、支払いはクレジットカードが中心です。企業の経理プロセスに合わせて請求書払いに対応しているサービスが多い点も、法人向けならではのメリットです。

法人向けレンタルサーバーの導入手順6ステップ

法人向けレンタルサーバーの導入手順6ステップ

ここでは、コストパフォーマンスに優れた「ロリポップ!」を例に、契約からホームページ公開までの一般的な流れを6ステップで紹介します。

  • STEP1:料金プランを選ぶ
  • STEP2:お申し込みフォームでアカウント登録・SMS認証
  • STEP3:独自ドメインを取得する
  • STEP4:サーバーとドメインを紐づける
  • STEP5:WordPressをインストールする
  • STEP6:無料独自SSLを設定してサイトを公開する

専門知識がなくても、上記の手順に沿って進めればスムーズにサイトを立ち上げられるでしょう。

STEP1:料金プランを選ぶ

まずは「ロリポップ!」の公式サイトにアクセスし、料金プランを選びます。法人利用なら、大容量1.2TBのSSDと高速Webサーバー「LiteSpeed」を備えた「エンタープライズプラン」が最適です。

ビジネスサイトの安定稼働と快適な表示速度を実現します。12ヵ月以上の契約と自動更新といった条件を満たすと「ドメインずっと無料特典」が適用されます。独自ドメイン(最大2個)の費用が条件を満たしている期間中は実質無料です。

契約前には10日間の無料お試し期間を活用し、管理画面の使いやすさなどを実際に体感し

てみることをおすすめします。

STEP2:お申し込みフォームでアカウント登録・SMS認証

利用したいプランが決まったら、申し込み画面に進みましょう。ここで「ロリポップのドメイン(初期ドメイン)」やパスワード、契約者情報などを入力します。

現在、セキュリティ強化のため、携帯電話のショートメッセージを使ったSMS認証による本人確認が必須となっています。

画面の指示にしたがって認証コードを入力し、登録したメールアドレスに届く確認メールをクリックすればアカウント登録は完了です。この時点でサーバーの管理画面にログインできるようになり、サイト公開に向けた準備を始められます。

STEP3:独自ドメインを取得する

次に、会社の「インターネット上の住所」となる独自ドメインを取得します。「会社名.com」のようなドメインは、企業の信頼性やブランドイメージに直結するためビジネスには不可欠です。

「ロリポップ!」では、グループ会社である「ムームードメイン」と連携しており、サーバー申し込みと同時にドメインを取得できます。後の紐付け作業が自動化されるため、非常に便利です。

「ドメインずっと無料特典」を活用すれば「.com」や「.net」などの人気ドメインが最大2個まで、特典の適用条件を満たしている限り無料で利用でき、コスト削減にもつながります。

STEP4:サーバーとドメインを紐づける

取得したドメイン(住所)と契約したサーバー(土地)を結びつけ、ドメインにアクセスした際にサイトが表示されるようにする「ネームサーバー設定」を行います。

難しそうに聞こえますが、STEP3で「ロリポップ!」と同時にムームードメインでドメインを取得した場合、自動で完了しているため、特別な作業は必要ありません。

もし他社で取得したドメインを利用する場合は「ロリポップ!」が指定する以下のネームサーバー情報を、ドメインを管理しているサービスの画面で手動設定します。

  • プライマリネームサーバー:uns01.lolipop.jp
  • セカンダリネームサーバー:uns02.lolipop.jp

STEP5:WordPressをインストールする

サーバーとドメインの準備ができたら、ホームページの作成・更新ツールである「WordPress」をインストールしましょう。

「ロリポップ!」の管理画面には「WordPress簡単インストール」機能があります。サイトのタイトルやログイン用のユーザー名・パスワードなどを入力するだけで、わずか数クリック、60秒ほどで自動的にセットアップが完了します。

また「ロリポップ!」では、レンタルサーバーの申し込みと同時にWordPressを自動インストールすることも可能です。

インストール後は、指定されたURLからWordPressの管理画面にログインし、ページの作成を始められます。

STEP6:無料独自SSLを設定してサイトを公開する

最後に、サイトの通信を暗号化してセキュリティを高めるSSL設定を行います。SSL化(https化)は、訪問者の情報を守り、サイトの信頼性を証明するために今や必須の対策です。

GoogleもSSL化を推奨しており、検索順位にも影響するため、非常に重要な設定です。「ロリポップ!」では、管理画面から「無料独自SSL」を有効にするボタンをクリックするだけで、簡単に設定が完了します。

通常、設定後5分〜数十分ほどでSSLが有効になり、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されます。以上で、安全かつ信頼性の高いホームページの公開準備がすべて整いました。

なお、ロリポップでWordPressを始める具体的な手順が知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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おすすめの法人向けレンタルサーバーに関するよくある質問

おすすめの法人向けレンタルサーバーに関するよくある質問

最後に、法人向けレンタルサーバーに関するよくある質問に回答します。

  • 国内でシェア率が高いレンタルサーバー企業は?
  • 法人向けのおすすめメールサーバーは?
  • 法人は自社用サーバーを購入すべき?
  • 法人が個人向けサーバーを使っても大丈夫?
  • 無料のレンタルサーバーを法人で利用しても問題ない?

それぞれ見ていきましょう。

国内でシェア率が高いレンタルサーバー企業は?

国内でシェア率が高いレンタルサーバー企業は、以下のとおりです。

企業名主なサービス特徴
GMOペパボ株式会社ロリポップ使いやすさとコストパフォーマンスの高さで個人から法人まで人気。
エックスサーバー株式会社エックスサーバービジネス高速・高安定なサーバー性能でトップクラスのシェアを誇る。
さくらインターネット株式会社さくらのレンタルサーバ長年の運用実績を持つ老舗として、高い信頼性と安定性に定評がある。

サーバーを選ぶ際には、上記の多くの企業に支持されているサービスから検討してみるのも一つの方法です。

法人向けのおすすめメールサーバーは?

Webサイトと一括で管理できる、おすすめの法人向けメールサーバー(レンタルサーバー付属機能)は、以下のとおりです。

  • ロリポップ
    独自ドメインメール・迷惑メールフィルタ・自動転送など基本機能が揃っており、コストを抑えながら法人利用したい場合に適しています。
  • エックスサーバービジネス
    標準で高度なウイルス・スパムフィルタが搭載されており、セキュリティを重視する場合に最適です。
  • さくらのレンタルサーバ
    管理画面が直感的でわかりやすく、初めての方でもメールアカウントの管理が簡単です。

上記のメールサーバーは、Webサイトと同じ契約内で利用できるため、管理がシンプルで追加コストも抑えられるのが大きなメリットです。

法人は自社用サーバーを購入すべき?

特別な理由がない限り、レンタルサーバーの利用をおすすめします

自社でサーバーを購入・運用すると、初期費用が数百万円規模になり、24時間体制の管理も必要となるため、コストと手間の負担が非常に大きいです。

金融機関レベルの特殊な要件がない限りは、管理を専門会社に任せられてコストも抑えられるレンタルサーバーが、ほとんどの企業にとって最適な選択です。

法人が個人向けサーバーを使っても大丈夫?

規約上、法人が個人向けレンタルサーバーを契約すること自体は可能な場合が多いです。しかし、ビジネスで利用することは推奨されません

個人向けサーバーは、法人向けに比べて安定性やセキュリティ、サポート体制の面で異なる場合があるため、事前によく確認しましょう。

「サイトが頻繁に止まる」「トラブル対応が遅れる」といった事態は、ビジネス上の大きな機会損失や信用の低下に直結します。月額数千円のコスト差は、企業の信頼と安心を守るための保険料と考え、初めから法人向けサーバーを選ぶと良いでしょう。

無料のレンタルサーバーを法人で利用しても問題ない?

ビジネス用途で無料のレンタルサーバーを利用するのは避けるべきです。無料サーバーには、企業の公式サイトとして致命的なデメリットが数多く存在します。

  • サイトに無関係な広告が強制的に表示される
  • 独自ドメインが利用できない
  • サーバーが非常に不安定で、突然サービスが終了するリスクがある
  • セキュリティが脆弱で、サポートも一切ない

上記の理由から、企業の社会的信用を大きく損なうおそれがあります。無料サーバーはあくまで個人の趣味や学習用と割り切り、法人は信頼できる有料のレンタルサーバーを利用しましょう。

まとめ

法人向けレンタルサーバーは、ビジネスの信頼性と成長を支える「基盤投資」です。目先のコストだけで判断するのではなく、安定性・セキュリティ・サポート体制といった、企業活動を継続するうえで欠かせない要素を重視することが重要です。

中でも「ロリポップ!」は、コストと機能のバランスが優れており、初めての法人利用にも適した選択肢です。ビジネスに必要な性能を備えながら手頃な価格で利用できるため、中小企業や個人事業主から高く支持されています。

まずは公式サイトで、実際の操作性や機能の充実度を確認し、自社にどれだけフィットするか体感してみてください。

個人事業主・中小企業のホームページを支える高機能なのに低価格なレンタルサーバー。
WordPressの表示速度が速く、最短60秒でWordPressをスタートできます。
ハイスピードプラン以上ならドメイン2つ目まで無料です。

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