物件を探すお客さまの多くは、まずネットで検索してから来店を検討します。不動産会社にとってホームページは、今や名刺よりも先に見られるものかもしれません。だからこそ「しっかりしたホームページを持ちたい」「必要なコンテンツを網羅したい」と思いつつ、実際にはなにから始めればいいのか分からないといった声をよく耳にします。
自分で作るべきか、それとも制作会社に任せるべきか、不動産のホームページに必要なコンテンツ、物件を検索する機能の実装、と考えるほどハードルが高く感じてしまうのではないでしょうか。
難しそうに見える不動産ホームページ作りも基本の流れをおさえれば、順を追って進められます。この記事では、作り方の選択肢や必要なコンテンツ、集客につなげる工夫まで、初めての方にもわかりやすく整理しました。「これなら自分でも始められそう」と思っていただけたらうれしいです。

不動産ホームページ作成の具体的なステップ

いざ作ろうと思っても、なにから手をつければよいのか分からない方も多いでしょう。流れを順に整理しておくと、次は何をすればいいのかわからなくなるということがなく進めやすくなります。ここでは基本のステップを押さえておきましょう。
1. 企画とターゲット設計
まず考えるべきは、誰に見てもらいたいか、そして何を目的にするかです。
<誰に見てもらいたいか>
学生向けの賃貸を多く扱うのか、ファミリー向けの戸建てを売りたいのか、ターゲットによって必要な情報や見せ方は変わります。
<何を目的にするか>
「問い合わせ数を増やしたい」「紹介しきれない自社物件を見せたい」などゴールをはっきりさせておくことでページ内の導線が変わります。
この準備をしておくだけで、ホームページ全体の方向性が決まりやすくな、後の作業がスムーズになります。
2. ドメイン・サーバー・CMS準備
次に環境づくりです。独自ドメインを取得し、レンタルサーバーを契約します。
ロリポップ!レンタルサーバーの場合は「○○-real-estate.pecori.jp」のようなサービス側のURLを使うこともできますが、信頼感や安心感が重要な不動産のホームページでは独自ドメインを設定する必要があるでしょう。
Webサイトやブログを始めるには「ドメイン」と「サーバー」が必要です。Webサイトを「家」とした場合、ドメインは「住所」でサーバーは「土地」です。後者の2つが揃わないと、インターネット上には家は建てられない、つまりWebサ[…]
さらにWordPressのようなCMSを導入しておけば、専門知識がなくてもページの追加や修正が簡単に行えます。土台が整えば、あとは次で準備するコンテンツを配置していくだけです。
3. 会社概要・物件情報などの必須コンテンツの準備
不動産のホームページでは最低限、次の3つは外せません。
- 信頼感を伝える会社概要
- 探しやすい物件情報ページ
- 問い合わせにつながるフォーム
さらにサービス紹介や実績、お客様の声を加えると、より安心感が伝わります。どんな情報を載せるかを事前にリストアップし、ページ構成に落とし込んでいきましょう。
4. デザイン・UI/UXの工夫
見た目の印象も大切です。色やフォントは会社の雰囲気に合わせ、すっきりと見やすくまとめるのがおすすめです。スマートフォンから閲覧するお客さんに向けて、レスポンシブ対応は必須です。
ホームページを見にきた人が迷わず物件を探せる導線づくりを意識するだけで、ホームページ全体の使いやすさが変わります。
不動産ホームページに必須の掲載コンテンツ

必須コンテンツの準備をするうえで「これは欠かせない」という要素があります。これらをそろえておくことで、訪問者に安心感を与え、問い合わせや来店につながりやすくなります。
会社概要・免許番号・信頼性情報
まずは会社そのものを知ってもらう情報です。所在地や代表者名、連絡先に加え、不動産業では免許番号や加盟団体の表記が信頼性を高めます。顔の見える会社として安心感を届けるためにも、抜け漏れのない紹介ページを用意しましょう。
物件情報と検索機能
ユーザーがもっとも期待するのが物件情報です。新着物件やおすすめ物件を一覧で見せるだけでなく、価格帯やエリア、間取りなどで絞り込める検索機能があると便利です。欲しい情報にすぐたどり着ける構成は、ホームページの滞在時間や問い合わせにつながりやすくなります。
サービス紹介と自社の強み
賃貸仲介から売買、管理まで幅広く行っている場合は、それぞれのサービスを丁寧に説明しましょう。他社との違いや得意分野を打ち出すことで、「この会社なら自分のニーズに合いそうだ」と感じてもらいやすくなります。
お問い合わせフォーム・導線
どんなに情報を充実させても、問い合わせの導線が弱ければ成果につながりません。物件ページやトップ画面からすぐアクセスできるシンプルなフォームを設置し、電話番号や来店予約ボタンも分かりやすく配置しておくと安心です。
実績・お客様の声・スタッフ紹介
成約件数やお客様からの実際の声は、説得力を持ちます。スタッフ紹介を加えれば、担当者の人柄や専門性も伝わり、問い合わせへの心理的ハードルを下げられます。こうした情報は地道ながらも強力な信頼材料になります。
ページの配置を考えよう

コンテンツを準備したら、最初に考えたターゲット層を意識してホームページ上の配置を考えます。
次のように一覧で書き出しておくと、後から迷わずに作業できます。
| 内容 | 掲載する場所 | 掲載内容例 |
|---|---|---|
| 会社概要 | トップページ/ページを作ってトップページからリンクする | 所在地/代表者/担当エリア/免許番号/自社の強み |
| 物件情報 | トップページ/ページを作ってトップページからリンクする | 新着物件/おすすめ物件 |
| スタッフ紹介 | ページを作ってトップページからリンクする | |
| コラム | ページを作ってトップページからリンクする | 契約〜引き渡しの流れ/地域の施設紹介 |
| アクセス | ページを作ってトップページからリンクする | /地図/営業時間 |
| お問い合わせフォーム | ページを作ってトップページからリンクする | 電話番号 |
集客につながるSEO・運用のポイント

せっかくホームページを公開しても、人が訪れてくれなければ意味がありません。検索結果に表示されやすくする工夫や、日々の更新の積み重ねが集客に直結します。ここでは取り入れやすいポイントを押さえておきましょう。
不動産ホームページのSEOの基本
不動産ホームページのSEOでは「地域名」と「物件種別」を組み合わせたキーワードが効果的です。例えば「渋谷区 賃貸マンション」や「横浜 中古一戸建て」のように検索されることが多いため、ページタイトルや見出し、物件紹介文に自然に組み込むと良いでしょう。
GoogleビジネスプロフィールとSNSの連携
検索結果に会社名を出すのに便利なのがGoogleビジネスプロフィールです。地図検索にも表示され、電話や来店予約につながりやすくなります。
また、SNSで新着物件やイベント情報を発信しホームページのURLも記載すれば、ホームページにきてもらえる流れも作れます。ホームページ単体で完結させず、外部チャネルとつなげて考えるのがコツです。
定期更新とコンテンツ活用
物件情報の更新はもちろんですが、ブログやお知らせで地域情報や不動産のちょっとした知識を発信するのも効果的です。検索エンジンは更新頻度の高いホームページを評価しやすく、ホームページを見にきた人も「この会社は動いている」と感じて安心します。月に数回でも情報を追加していくことが大切です。
不動産ホームページの作り方と選択肢

不動産会社がホームページを作る方法は、大きく分けて2つあります。どれが正解というわけではなく、会社の規模や予算、担当者のスキルによって向き不向きが変わります。ここでは、それぞれの特徴をざっくりと見ていきましょう。
- 自分で制作する
- 制作会社に依頼する
1. 自分で制作する
もっともコストを抑えられるのが自分で作る方法です。例えばレンタルサーバー上でWordPressを使えば、HTML・CSSといった専門知識がなくても、テンプレートにそって簡単にページを作成できます。
自由度が高く、好きなデザインや機能を盛り込めるのが大きな魅力。更新や管理もすべて自分のペースで行えるため、細かいカスタマイズが可能です。
ただ、自由度が高い分すべてを自分で設定する必要があり、特に初心者にとってはWordPressの初期設定や独自ドメインの取得などに手間がかかる場合もあります。
とはいえ今では多くのレンタルサーバーにWordPressの簡単インストール機能が用意されているため、基本的な部分はスムーズに始めることができます。
▼参考
ロリポップ!レンタルサーバー WordPress簡単インストール
2.制作会社に依頼する
予算に余裕があり、オリジナル性やデザイン性を重視するなら、制作会社に依頼するのも選択肢です。制作会社の手によるホームページは、見た目の洗練さはもちろん、集客やSEOを意識した構成を組んでもらえる点が強みです。ただし費用は数十万円〜と高めで、発注時に「なにをしたいか」をきちんと伝えないと、イメージと違うものができてしまうこともあります。依頼する際は、事前に要望を整理しておくことが大切です。
なお、レンタルサーバーサービスで制作会社と連携しているケースもあります。制作会社を1から探す手間が省けるうえ、連携している制作会社という安心感もあります。
こうして比べてみると、自社の状況や目的に合わせて選ぶのがポイントだと分かります。
制作会社に依頼する場合のチェックリスト

自分で作るのが難しい、あるいはデザイン性や機能性をしっかり担保したい。そんなときは制作会社への依頼も有力な選択肢です。ただし、依頼すれば必ず理想通りになるわけではありません。準備不足のまま発注してしまうと「思っていたホームページと違った」という失敗につながりやすくなります。ここでは依頼前に確認しておきたいポイントを整理してみましょう。
制作会社の選び方の基準
不動産業界の制作実績があるかどうかは大切な判断基準です。物件検索やデータベース連携に慣れている会社なら、要望を理解してくれる可能性が高くなります。
また、公開後に自社で物件を更新できる仕組みを導入してもらえるかも要チェック。見た目だけでなく、集客やSEOに強い提案をしてくれるかどうかも忘れずに確認しましょう。
依頼時に伝えるべき仕様リスト
「どんなホームページにしたいのか」を相手に具体的に伝えることが大切です。ホームページの目的、ターゲットとなる顧客層、掲載したい物件の種類や数、検索条件の項目、店舗ごとの紹介の有無など、イメージを共有できるようにしておきましょう。
さらにデザインの雰囲気や参考にしたい他社ホームページがあれば、URLを伝えることですり合わせがスムーズになります。
費用感と納期の目安
一般的に数十万円からの投資になるため、あらかじめ予算の上限を決めておくことが安心です。そのうえで優先度の高い機能から相談すれば、限られた費用でも効率的に形にできます。納期についても「いつまでに公開したいか」をはっきり伝えましょう。制作会社との認識が揃っていれば、無理なく計画的に進められます。
まとめ
不動産のような会社や企業のホームページ作りは、一見すると難しく感じられるかもしれません。しかしながら目的やターゲットを定め、必要なコンテンツと機能を整理すれば、意外とシンプルな流れで進められます。
自分で作ればコストを抑えられますし、WordPressを使えば手軽に機能を整えられます。制作会社に依頼する選択肢も、こだわりのあるホームページを目指すなら有効です。大切なのは、自社の状況や予算に合った方法を選び、公開後も更新し続ける姿勢です。
まずは基本を押さえ、少しずつ整えていくことで、ホームページは確実に集客や信頼構築の支えになります。
自社に合った作り方で集客につながる不動産ホームページを、ぜひロリポップではじめてみてください。




