「自分でホームページを作りたいけれど、なにから始めればいいのだろう」と悩んでいませんか。
ホームページ作成には、目的を決めることから デザイン・レイアウト、そして公開後の集客まで、押さえるべきポイントがたくさんあります。
ですが近年はレンタルサーバーやCMS(例:WordPress)、豊富なテンプレートなど便利なツールが揃っており、初心者でもポイントを理解すれば自分で本格的なホームページを作成できます。
本記事では 「ホームページ」という言葉の意味・種類から、具体的な作成方法や必要な費用、デザインやレイアウトの基本、スマホ対応の重要性、リニューアルのポイント、そして集客方法まで網羅的に解説します。
幅広い内容をカバーしますが、それぞれの項目で初心者にもわかりやすくポイントを整理し、適宜参考になる詳細ガイドへのリンクも紹介します。
読み終えれば、ホームページ作成と運用の全体像がつかめ、「自分でホームページを作ってみよう!」 と一歩踏み出せるはずです。
低コストで使いやすい初心者向けレンタルサーバー「ロリポップ!」の特徴も交えながら解説するので、ぜひ参考にしてください。

ホームページとはなにか?Webサイトとの違い
ホームページ とは、インターネット上に公開されている複数のWebページの集合体のことです。
トップページや会社概要、製品紹介ページなど、関連するさまざまなページ全体をまとめて指す言葉として、日本では一般的に「ホームページ」という表現が使われます。
つまり ホームページ=Webサイトとほぼ同義であり、「自社のホームページを作る」「個人ホームページを開設する」という場合も、Webサイト全体を指しています。
※厳密には英語圏ではHome Pageはサイトのトップページのみを指すことがありますが、日本語ではWebサイト全体を指すのが一般的です。
また、ブログとホームページの違いについて迷う方もいるでしょう。
ブログは記事を時系列で更新していく形式のサイトで、日記的なコンテンツやニュース、ノウハウ発信に適しています。
一方ホームページ(Webサイト)は、企業や団体の公式情報(例:会社概要・サービス紹介)や個人のプロフィール紹介など、静的な情報を網羅的に掲載する場に向いています。
ただし近年はブログ機能をホームページ内に組み込むケースも多く、ブログも含めた総合的なWebサイト を指してホームページと呼ぶこともあります。
要するに、「ホームページを作る」とは自分や自社を紹介するWebサイトをひとつ立ち上げることです。
インターネット上に自分の情報発信拠点を持つことで、信頼性の向上や情報発信・集客に大きな効果があります。
ではまず、ホームページにはどんな種類があるのか見てみましょう。
ホームページの種類いろいろ
ひと口にホームページといっても、その目的や内容によってさまざまな種類に分かれます。
自分が作りたいホームページのタイプを把握しておくと、必要な機能やデザインの方向性が見えてきます。主なホームページの種類と特徴は次のとおりです。
コーポレートサイト(企業・店舗サイト)
企業やお店の公式ホームページです。
会社概要、サービス・製品情報、実績紹介、お問い合わせフォームなどを掲載します。
ビジネスの信頼性向上や顧客への情報提供が目的です。
企業だけでなくフリーランスや士業の方の事務所サイトなども含まれます。
個人サイト・ブログ
個人が運営するホームページです。
趣味の情報発信や日記ブログ、作品のポートフォリオサイト、自己紹介ページなど目的はさまざまです。
SNSでは伝えきれない詳細な情報発信や、自分の活動の集約サイトとして活用できます。
ECサイト(ネットショップ)
商品をネット上で販売することに特化したサイトです。
商品カタログやショッピングカート、決済機能などが必要になります。
個人でハンドメイド作品を売る小規模なものから、大規模オンラインショップまで規模はさまざまですが、通常は通販に特化した構成になっています。
ランディングページ(LP)
広告やキャンペーン用に作成される1ページ完結型のサイトです。
特定の商品・サービスについて詳しく紹介し、問い合わせや購入など1つの目標(コンバージョン)に誘導することを目的とします。
縦長の構成で魅力を訴求し、最後にお問い合わせボタンや購入ボタンを配置するのが一般的です。
オウンドメディア
自社の専門知識や業界情報を発信するブログ・ニュース記事中心のサイトです。
直接の商品PRではなく、有益な情報発信を通じて読者との関係構築やSEO集客を図るのが目的です。
企業のホームページに併設されることも多く、結果的に自社サービスの認知拡大や信頼性向上につなげます。
上記は主な例ですが、他にも採用に特化した「リクルートサイト」や、特定ブランドの世界観を見せる「ブランドサイト」などがあります。
ただし初心者が自分で作成する場合、まずは上記のような基本的なホームページ形態から始めるのがおすすめです。
自分の目的に近いタイプを想定しながら、次章以降の作成方法を読み進めてみてください。
ホームページの作り方・準備
ホームページを作成する方法は大きく分けて「自分で作る」か「プロに依頼する」かの二択です。
この記事を読んでいる方は、できるだけ自力でホームページを作りたいと考えている方が多いでしょう。
ここではまず、両者の方法と特徴を簡単に比較します。
自分で作成する(DIY)方法
サーバーやドメインを自分で準備し、ホームページを構築する方法です。
HTML・CSSなどで一からコーディングすることもできますが、初心者には難易度が高いため、通常はWordPressなどの CMS(後述)や、あらかじめデザイン済みのテンプレート、もしくはコード不要のホームページ作成ツールを活用します。
自分で作る場合、時間と勉強は必要ですが費用を大幅に抑えられるのがメリットです。
支払う費用は、レンタルサーバー代やドメイン代程度で済みます。
初心者でも手順を追って進めれば、ゼロからのホームページ制作は十分可能です。
外部に依頼する方法
フリーランスの制作者やWeb制作会社にホームページ制作を発注する方法です。
プロに任せることでデザインや機能面でクオリティの高いホームページが期待できますが、その分制作費用は高額になります。
また完成までに打ち合わせや修正確認などのプロセスが必要です。
小規模なホームページであればフリーランスに依頼して数十万円、企業向けの本格的なホームページなら制作会社に100万円以上支払うケースも珍しくありません。
コストはかかりますが、自分では対応できない高度なデザインやシステム構築が必要な場合には選択肢に入ります。
結論、特別な事情がなければ、まずは自分でホームページを作成してみることをおすすめします。
現在は初心者向けのサービスやツールが充実しているため、ポイントを押さえれば低コストで実用的なホームページを十分作成可能です。
本記事でも、主に自分で作る場合の手順やコツを中心に解説していきます。
ホームページ作成の基本ステップ(自分で作る場合)
では、実際に自分でホームページを作る際の大まかな手順を確認しましょう。
以下がホームページ作成の基本的なステップです。
- 目的・コンセプトの明確化
まずはホームページの目的をはっきりさせます。
「会社の公式サイトとして信用できる情報を載せる」「趣味のブログで情報発信する」「自分の作品を見せるポートフォリオにする」など、ホームページのゴールを決めましょう。
また、どんな内容のページが必要か(例:トップページ、プロフィール、商品紹介、問い合わせページ、ブログ記事一覧など)をリストアップし、ホームページの全体像(構成)を簡単に考えておきます。
この段階で、後述するCMSを使うか、デザインテンプレートを使うか等の作成方法もだいたい決めておくとスムーズです。 - 独自ドメインの取得
ホームページのURLとなる独自ドメインを取得します。
独自ドメインとは「○○.com」「○○.jp」のように自分で選べるホームページのアドレスのことです。
ドメイン名はできるだけわかりやすく覚えやすいものにしましょう。
ドメイン取得は通常有料ですが、年間で数百円~数千円程度です(人気の「.com」ドメインで1年あたり約1,000円前後、「.jp」なら2,000~4,000円程度が目安)。
ドメインはレンタルサーバー契約と同時に申し込んだり、専門のドメイン取得サービスで購入したりできます。 - レンタルサーバーの契約
ホームページのデータを置くサーバー(Webサーバー)を用意します。
自宅でサーバーを運用するのは難しいため、通常はレンタルサーバーを契約します。
レンタルサーバー会社は多数ありますが、初心者には設定が簡単でサポートが充実し、料金も安価 なサービスがおすすめです。
例えば「ロリポップ!レンタルサーバー」なら、月額100円台から利用できるプランもあり(※HTMLサイト向け最安プランは月額99円~)、WordPressが使えるプランでも月額数百円程度からと低価格です。
また独自SSL(サイトの暗号化通信)やメールアドレス作成といった基本機能もプラン料金内で利用できます。
契約もオンラインで数分で完了し、「ロリポップ!」なら10日間の無料お試し期間もあるため、まずは気軽に試してみると良いでしょう。
契約後、先ほど取得した独自ドメインをサーバーに設定(紐付け)すれば、ホームページ公開の土台が整います。 - ホームページの作成方法の選択・環境準備
サーバーの用意ができたら、具体的にどの方法でホームページを構築するかを決め、その環境を整えます。おすすめの方法は以下のいずれかです。- WordPressなどCMSを導入する
もっとも一般的な方法です。
レンタルサーバー側で提供されている「WordPress簡単インストール」機能などを使えば、数クリックでサーバー上にWordPressをセットアップできます(「ロリポップ!」では管理画面からボタンひとつで導入可能です)。
インストールが完了すれば、管理画面(ダッシュボード)にログインできるようになり、すぐにホームページのデザイン設定やページ作成を始められます。 - ホームページ作成ツールを利用する
コードを書かずにWeb上でデザインを組み立てられるツールを使う方法です。
例えば 「ロリポップ!スタジオ」(ロリポップ!提供のオプションサービス)など、テンプレートを選んでドラッグ&ドロップで編集できるサービスがあります。
レンタルサーバーとセットで使えるため独自ドメインで公開可能で、本格的なデザインのホームページを直感的に作れます。
専用ツール以外にも、有名なところではWixやJimdoといったクラウド型のホームページ作成サービスもあります(※これらは独自ドメインや機能拡張に制限がある無料プランと、自由度が高い有料プランが存在します)。 - HTML・CSSで手作りする
自分でコーディングして1から作成する方法です。
Web制作の知識がある方や勉強中の方であれば、サーバーに自作のHTMLファイルをアップロードしてホームページを構築することも可能です。
ただしデザイン面や機能面を一から実装する必要があり、更新作業も手間がかかるため、効率や保守性を考えると初心者にはあまり現実的ではありません。
どうしてもオリジナルのデザインにこだわりたい場合を除き、初心者には上記のCMSや作成ツールの活用を強くおすすめします。
上記のいずれにせよ、適切な方法を選んで環境を整えたらホームページの土台作りは完了です。
例えばWordPressを導入した場合、初期状態ではブログ形式のテンプレートが表示されますが、後述するデザインやレイアウトの設定により自由にカスタマイズできます。
- WordPressなどCMSを導入する
- デザイン・レイアウトの設定
ホームページの 見た目(デザインテーマやレイアウト)を決めます。
CMSを使う場合はあらかじめ用意されたテーマ(テンプレート)を適用し、ロゴやメイン画像、色合い、レイアウト構成などをカスタマイズしていきます。
後ほど詳しく解説しますが、初心者でもテンプレートを活用すれば専門知識なしで洗練されたデザインを実現可能です。
また、レイアウト(各要素の配置)もテーマによってある程度決まっていますが、ウィジェットやプラグインを使ってサイドバーを追加したり、メニューの配置を変えたりと調整できます(レイアウトの考え方は後述の「ホームページレイアウトの基本」で解説します)。
コード不要の作成ツールを使っている場合も、用意されたデザインテンプレートから好みのものを選び、画像やテキストを入れ替えていく形で進めます。 - ページコンテンツの作成
デザインが決まったら、いよいよ各ページの中身(コンテンツ)を作成します。
トップページに載せる紹介文や画像、各下層ページ(会社概要やプロフィール、サービス紹介、問い合わせ案内、ブログ記事など)のテキストと画像を準備して配置していきます。
読みやすい文章を心がけ、適宜見出しや箇条書きを使いながら情報を整理しましょう。
画像素材が必要な場合は自分で撮影・作成するか、フリー素材集からイメージに合うものを利用します。
コンテンツ制作はホームページの質を決める重要な作業です。
最初から完璧を目指す必要はありませんが、後から更新・修正する前提でひととおり内容を充実させておきましょう。 - 最終チェックと公開
コンテンツまで揃ったら公開前の最終チェックです。
PCだけでなくスマートフォンから表示を確認し、レイアウトが崩れていないか、文字が小さすぎないかなどスマホ対応も必ず確認します(スマホ対応については後述の章で詳しく説明します)。
また、内部リンクが正しく機能するか、問い合わせフォームなどの送信テスト、表示速度のチェックなども行いましょう。
問題がなければホームページを正式に公開します(レンタルサーバーにデータをアップロード済みならこの時点でインターネット上で閲覧可能になっています)。
検索エンジンにホームページを認識してもらうために、Googleサーチコンソールへの登録やサイトマップ送信を行うとよいでしょう。
公開後は、次章以降で触れる集客対策(SEOやSNS活用)を講じながら、必要に応じて内容を更新・改善していきます。
以上がホームページ作成の基本的な流れです。
一連の作業を通して、不明点が出てきたらネットで調べたり、レンタルサーバー会社のサポートを活用しましょう。
「ロリポップ!」ではメールやチャットでの24時間サポートや、初心者向けの分かりやすいマニュアルが用意されているので、初めてでも安心です。
ホームページ作成にかかる費用はどれくらい?
ホームページを自作する場合と外注する場合で、費用感は大きく異なります。ここでは主な費用項目と、その相場感を解説します。
1. 自分で作成する場合の費用(DIY)
自分でホームページを作る場合、主な費用は「レンタルサーバー代」と「独自ドメイン代」です。
これらは年間数千円~せいぜい数万円に収まります。
例えばレンタルサーバーは一般的な共用プランで月額数百円~数千円程度が相場です。
先述のとおり、「ロリポップ!」なら月額99円~という超低価格プランから利用可能で、WordPress対応プランでも月額数百円台です。
また独自ドメインは取得費用が年間で数百円~数千円程度です(ドメインの種類によって価格は異なります)。
つまりDIYであれば初期費用・年間維持費ともに1万円前後から始められるイメージです。
加えて、WordPressなどCMS自体は無料で利用できますし、デザインも無料のテンプレートを使えば費用はかかりません。
トータルでは「非常に低コスト」である反面、自分の作業時間や習得の手間がかかる点が留意事項です。
2. フリーランスに依頼する場合
個人のWeb制作者やフリーランスにホームページ制作を依頼した場合の相場は、10万円~50万円前後がひとつの目安です。
ページ数や求めるクオリティによって幅がありますが、比較的小規模でデザインもシンプルなホームページであれば、この範囲で対応してもらえることが多いようです。
フリーランスは柔軟に対応してくれる利点がありますが、スキルレベルは人によって差があるため、実績をよく確認して依頼しましょう。
3. 制作会社に依頼する場合
プロの制作会社(Web制作プロダクション)に依頼すると、30万~100万円以上 の費用がかかるケースが一般的です。
凝ったデザインや高度な機能実装が必要な場合、あるいはコンテンツ制作やSEOまで含めて依頼すると、数百万円規模の予算になることもあります。
制作会社はデザイナー・エンジニアなど複数人体制で進めるため品質は安定しますが、その分コストは高めです。
本格的な企業ホームページやECサイト、大規模メディアなどは制作会社に依頼するケースが多いでしょう。
以上をまとめると、ホームページ作成の費用は「数千円から数百万円まで」非常に幅広いのが実情です。
自作か外注か、ホームページの目的や規模によって大きく異なります。
初めてホームページを作る段階では、まずは無理のない予算で小さく始めてみることをおすすめします。
低コストで開始し、必要に応じて徐々に投資を増やして機能拡充やリニューアルを図る方が、無駄なく効果的です。
なお、ランニングコスト(運用コスト)としては、サーバー・ドメインの継続費用のほか、外注した場合は保守管理費(月額数千円~数万円程度)が発生することもあります。
レンタルサーバー各社でサポート範囲や無料オプションが異なるため、事前に確認しておきましょう(ロリポップでは、すべてのプランにメール&チャットサポートが無料で付属しており、初心者でも安心です)。
ホームページデザインの基本ポイント
ホームページのデザイン(見た目の設計)は訪問者の第一印象や使いやすさを大きく左右します。
どんなに内容が充実したホームページでも、デザインが雑だとユーザーに信頼感を与えられません。
ここでは初心者が押さえておきたいデザインの基本と考え方を解説します。
誰に向けたホームページかを意識したデザイン
ホームページの目的やターゲット層に合わせたデザインにすることが大切です。
例えば企業の公式ホームページであれば信頼感・プロフェッショナル感を重視し、シンプルかつ洗練されたレイアウトや落ち着いた色合いにすると良いでしょう。
逆に個人のブログや趣味のホームページであれば、親しみやすさや個性を表現したデザインも効果的です。まずは「このサイトに訪れる人に、どんな印象を持ってもらいたいか」を考え、それに合ったレイアウト・色・フォントを選びましょう。
配色とフォント選び: 色使い
ホームページの印象を決定づける重要な要素です。
基本はベースとなる背景色(白や淡い色が無難)、アクセントカラー(ブランドカラーや強調に使う色)、テキストカラー(読みやすい色)の組み合わせを決めます。
あまりに多くの色を使いすぎると統一感がなくなるため、主要なカラーは2~3色程度に抑え、統一感を持たせましょう。
またフォント(字体)も読みやすさに直結します。
日本語の本文はゴシック体が一般的で、見出しには太字にしたり英字フォントを組み合わせるなど変化をつけることもありますが、極端に凝ったフォントは可読性が下がるので注意が必要です。
最近では大きな文字を大胆に配置するタイポグラフィーデザインもトレンドですが、いずれにせよ「読みやすさ」を最優先に選びましょう。
レイアウトの整合性
レイアウト(配置設計)については次章で詳しく述べますが、デザイン面でも「情報が整理されて配置されているか」が重要です。
余白を適切にとり、見出し・本文・画像の位置や余白のバランスを整えることで、素人っぽさのないすっきりとしたデザインになります。
ページ全体で配置やスタイルに一貫性を持たせることも大切です。
例えばすべての見出しを同じフォント・同じ色にする、画像の角を丸くするなら全部統一するなどができるでしょう。
デザインに自信がない場合でも、既存のテンプレートを使えばこれらのバランスが最初から調整されているので安心です。
画像やロゴの品質
写真やロゴなどの画像素材はできるだけ高品質で鮮明なものを使用しましょう。
ぼやけた写真や低解像度の画像はホームページ全体の印象を下げてしまいます。
スマートフォンのカメラでも十分きれいな写真が撮れますので、自社の商品や店舗、作品などを掲載する場合は明るく鮮明な写真を用意してください。
フリー素材を使う場合も、ホームページの雰囲気に合ったプロ品質の素材を選ぶと良いでしょう。
また画像ファイルは必要以上に大きすぎるとページ表示が重くなるため、適度に圧縮・リサイズすることもポイントです。
最新デザインのトレンドも参考に
Webデザインの流行は年々変化しています。
例えば近年では極端に大きな見出し文字を配置したデザインや、OSやアプリで普及したダークモード(暗い背景に明るい文字)対応のサイトも出てきました。
ただし大切なのは闇雲に流行を取り入れることではなく、ホームページの目的に合ったデザインかどうかです。
流行の手法も、自分のホームページにメリットがあると感じれば積極的に採用すると良いでしょう。
初心者がデザインで失敗しないためには、やはり既存のデザインテンプレートやテーマを活用するのが近道です。
後述の「テンプレート活用」の章でも紹介しますが、プロが作成したテンプレートをベースにすれば配色やレイアウトの大枠は整っていますので、細部を自分の情報に置き換えるだけで完成度の高いデザインに仕上がります。
また「ロリポップ! 」など初心者向けレンタルサーバーでは、豊富な無料のデザインテーマ(WordPressテーマ)を簡単に適用できるほか、難しいコーディングなしで色やレイアウトを調整する機能も用意されています。
ぜひこれらを活用して、魅力的なデザインのホームページを作ってみてください。
ホームページのレイアウトの基本
レイアウトとは、ホームページ内の各要素であるヘッダー・メニュー・本文・画像・ボタン・フッターなどをどのように配置するかの設計です。
適切なレイアウト設計は、ホームページの見やすさ・使いやすさに直結します。
ここでは初心者が知っておきたいレイアウトの基本について解説します。
ホームページの基本構成
多くのホームページは大きく「ヘッダー」「メインコンテンツ」「フッター」の3つのエリアで構成されます。
ヘッダーにはホームページのタイトルロゴやナビゲーションメニューを配置し、メインコンテンツ部分に各ページ固有の内容(本文や画像など)を置き、ページ下部のフッターにはコピーライト表記や連絡先、簡易メニューなどを配置するのが一般的です。
ホームページ全ページで共通のヘッダー・フッターを設けることで、どのページにいてもユーザーが迷わずホームページ内を移動できるようになります。
まずは自分のホームページでも、この基本構成を意識してレイアウトを考えましょう。
レイアウトの種類(カラム構成)
ホームページのレイアウトパターンとして、代表的なものに以下があります。
シングルカラムレイアウト(1カラム)
ページ全体を1列(1カラム)で構成するレイアウトです。
スマートフォン表示との親和性が高く、ブログ記事や縦に長いランディングページによく使われます。
横幅いっぱいにコンテンツを配置できるためダイナミックな表現が可能ですが、長くなりがちなので適度に見出しや区切りを入れてスクロールの誘導をすると良いでしょう。
マルチカラムレイアウト(2カラム以上)
サイドバーなどを設けて、画面を複数列に分けるレイアウトです。
典型的なのは左右2分割(2カラム)で、主な内容を左(または右)に、ナビゲーションや目次・広告等の補足情報をもう片方の細いカラムに配置します。
PC画面では情報量を多く見せられるメリットがあります。
ただしスマホ表示時には1カラムに縦積みされて表示されるため、サイドバーに入れた情報が下部に回って、見にくくなる点に注意しましょう。
グリッド型レイアウト
写真や商品一覧、記事一覧などを格子状(グリッド)に並べるレイアウトです。
ギャラリーサイトやニュースサイトで多用され、一覧性に優れます。
カード状のコンテンツをタイルのように並べ、画面サイズに応じて自動で折り返すレスポンシブ対応もしやすいのが特徴です。
視覚的に整理された印象を与えられますが、各要素のサイズや余白を統一しないと雑然とした印象になるため、デザイン面での調整がポイントです。
フルスクリーン型レイアウト
画面いっぱいにインパクトのあるビジュアルを配置し、スクロールすると下層コンテンツが現れるようなレイアウトです。
トップページによく使われ、ファーストビューで魅力を伝えたいブランドサイトやポートフォリオサイトなどに適しています。
ただし初見で内容が伝わりにくい場合もあるため、ヘッダーにメニューを設置する、スクロール誘導の矢印を表示するなどの工夫が必要です。
このようにレイアウトには、いろいろなパターンがあります。
それぞれ一長一短がありますが、まずは自分のホームページの目的に合ったレイアウトを選ぶことが大切です。
例えばブログ主体ならシンプルな1カラム、会社案内のホームページなら2カラムで情報を整理、写真作品中心ならグリッドレイアウト、といった具合です。
具体的な用途別のレイアウト事例は「【初心者必見】ホームページのレイアウトの基本:業種別成功事例&簡単作成ツール活用術」でも紹介しています。
デザインの基本原則と視線誘導
レイアウト設計では、デザインの基本原則(整列、一貫性、強調、近接など)を踏まえるとより見やすい配置になります。
例えば「重要な要素は目立つ位置に配置して強調する」「関連する情報は近くにまとめ、グループ化して表示する」といった点です。
また、ユーザーの視線の動きにも配慮しましょう。
人間はWebページを見る時「一般的に左上から右下へZ字型に視線を動かす」「文章中心のページではF字型に上から下へ段々視線が少なくなる」などと言われます。
これを踏まえ、注目してほしい情報は画面の上部や左側に置く、長文ページでは適宜小見出しを入れてF型に目が流れやすい構成にする、などの工夫が効果的です。
レイアウト調整に便利なツール
最近は自分でレイアウトを一からデザインしなくても、テンプレートやページビルダーを使って簡単にレイアウト調整ができます。
特にWordPressにはブロックエディター(Gutenberg)や各種ページビルダープラグインがあり、直感的にコンテンツブロックを並べることでレイアウトを作成できます。
またデザイン参考に役立つギャラリーサイト(他社サイトのデザインを集めたサイト)を見て、良いレイアウトのアイデアを取り入れるのも勉強になります。
初めはテンプレートをそのまま使い、慣れてきたら少しずつレイアウトをカスタマイズしてオリジナリティを出していくと良いでしょう。
なお、初心者向けのサービスでは最初からレスポンシブデザイン(画面サイズに応じて自動でレイアウトが調整される)対応のテンプレートが用意されています。
「ロリポップ! レンタルサーバー」なら、WordPress簡単インストール後に好きなテーマを選ぶだけでレスポンシブ対応のレイアウトが手に入りますし、コード不要の「ロリポップ!スタジオ 」でも豊富なテンプレートからレイアウトパターンを選ぶことができます。
低価格プランから高機能プランまで揃ったロリポップは、初心者が本格的なホームページ運用を始めるのに最適な環境と言えるでしょう。
テンプレートを活用した効率的なホームページ作り
初めてホームページを作る方にぜひ活用してほしいのが 「ホームページ用テンプレート」です。
テンプレートとは、あらかじめデザインやレイアウトが完成されたひな形のことで、文字や画像を差し替えるだけでホームページを作れる便利な素材です。
ここではテンプレート活用のメリットとポイントを紹介します。
テンプレートを使うメリット
テンプレートを利用する主なメリットは次のとおりです。
短時間でホームページを作成できる
ゼロからデザインやコーディングを行う必要がないため、圧倒的に作業時間を短縮できます。
文章と画像を用意して流し込めば、早ければ数日で公開までたどり着けます。
制作コストを抑えられる
無料で利用できるテンプレートも数多く存在します。
有料の高品質テンプレートでも数千円~数万円程度と、デザイナーに依頼するより遥かに安価です。
低コストでおしゃれなデザインを手に入れられるのは大きな魅力です。
プロが作ったデザインを手軽に実現
デザイン知識がなくても、テンプレート自体のデザイン性が高ければ、そのまま見栄えの良いホームページが完成します。
配色やタイポグラフィーのバランスも取れており、ユーザーに与える印象も良好です。
自分で一部カスタマイズしても、ベースがしっかりしているので失敗が少ないでしょう。
テンプレートの入手先と種類
テンプレートには大きく分けて、「HTML・CSSテンプレート(静的サイト向け)」と「CMSテーマ(WordPressなど動的サイト向け)」の2種類があります。
前者は主にコーディングして使う方向けですが、WordPressを使う場合は後者の「WordPressテーマ」を利用するのが一般的です。
WordPress公式ディレクトリには数千以上の無料テーマが公開されており、管理画面からキーワード検索してインストール・有効化するだけでホームページ全体のデザインを切り替えられます。
有料のプレミアムテーマも国内外で数多く販売されており、より凝ったデザインや独自機能が盛り込まれています。
初心者でまずは費用をかけずに試したい場合、公式配布の無料テーマから始めてみると良いでしょう。
また、業種や目的別にデザインされたテーマ(例えば飲食店向け、美容院向け、ポートフォリオ向け等)もありますので、自分のホームページに近いイメージのものを探してみてください。
ロリポップでのテンプレート活用
「ロリポップ!レンタルサーバー」 はWordPressとの相性も抜群です。
WordPress簡単インストール機能で環境を整えた後は、管理画面から好きなテーマ(テンプレート)を選んで適用するだけでデザインが完成します。
さらに、ロリポップのオプションサービス「ロリポップ!スタジオ」では、プログラミング知識ゼロでもテンプレートを選ぶだけでプロ品質のホームページが作成できます。
豊富なデザインテンプレートから業種や好みにあわせて選択し、文字や写真を入れ替えるだけなので非常に簡単です。
テンプレートを適用した後も、もちろん自分のロゴ画像に差し替えたり、色を変更したりしてオリジナリティを加えることが可能です。
テンプレート利用時の注意点
テンプレートは便利ですが、使う際には以下の点に注意しましょう。
コンテンツ内容は自分用に最適化する
テンプレートの文例や構成に沿って作る場合でも、自分のホームページの目的にあわせて不要な部分は削ったり、足りない情報は追加したりしましょう。
テンプレートに初期設定で入っているダミーテキスト(Lorem Ipsumなど)は必ず自分の文章に置き換えるのをお忘れなく。
デザインの統一感を崩さない
テンプレートのフォーマットに合わない装飾を無理に加えると、せっかくの統一感が損なわれます。
フォントサイズや色など、テンプレート既定のスタイルを大きく逸脱しない範囲でカスタマイズすると綺麗に仕上がります。
レスポンシブ対応を確認する
最近のテンプレートはほぼレスポンシブ対応ですが、念のためスマホ表示で不具合がないかチェックしましょう。
独自に要素を追加した場合も、スマホでのレイアウト崩れがないか確認が必要です。
適切にテンプレートを活用すれば、初心者でも短期間・低コストでハイクオリティなホームページを作成できます。ぜひ積極的に取り入れてみてください。
CMSを使ったホームページ作成(WordPressなど)
ホームページを効率よく構築・管理するには、CMS(コンテンツ管理システム) の活用が欠かせません。
CMS とは専門知識がなくてもホームページを構築・更新できるシステムのことで、今や世界中のWebサイトの半数以上が何らかのCMS上で動いていると言われます。
ここではCMSの概要と代表的なCMSについて解説します。
CMSとはなにか?
CMS(Contents Management System)とは、Webサイトのコンテンツ(文章や画像など)を一元管理し、ブラウザ上の管理画面からページ編集できる仕組みです。
通常、ホームページを一から作る場合はHTML・CSSやJavaScriptなどのコーディングが必要ですが、CMSを使えばブログの記事を書くような感覚でページを追加・更新できます。
テンプレートやプラグイン(拡張機能)も充実しており、デザインや機能をプログラミングせずに実現できるのが魅力です。
初心者にとって最大のメリットは、ホームページ公開後の更新作業が簡単になることです。
お知らせの追加や文章の修正程度であれば外注せず自分で対応できるため、運用コストも抑えられます。
代表的なCMSと選び方
世界でもっとも普及しているCMSが WordPress(ワードプレス)です。
個人ブログから企業サイトまで幅広く使われており、豊富なテーマ(デザイン)とプラグイン(機能拡張)がコミュニティによって提供されています。
初心者がまず検討すべきはWordPressと言っても過言ではありません。
その他のCMSとしては、企業向けの高機能CMSである DrupalやJoomla!などがありますが、日本語情報や利用者が少なく初心者向きとは言えません。
また ECサイト構築に特化したCMS(例:EC-CUBEやShopify)や、ブログ専用CMS(例:Movable Type)など用途特化型もあります。
選び方のポイントは、自分のホームページに必要な機能や目的に合致しているかどうかです。
汎用的なホームページであればまずWordPressを選べば間違いありません。
どうしても別のCMSを使う理由がある場合以外は、初心者にはWordPressがもっとも学習コストが低くおすすめです。
WordPressを使う際のポイント
WordPressは非常に便利ですが、導入・運用には以下の点に気を付けましょう。
レンタルサーバー選び
WordPressはPHPやデータベース(MySQL等)が動作するサーバーが必要です。
ほとんどのレンタルサーバーで対応していますが、表示速度や安定性、サポート体制はサービスによって差があります。
特にWordPressはアクセスが集中するとサーバーに負荷がかかりやすいので、信頼できるレンタルサーバーを選ぶことが大切です。
「ロリポップ!」はWordPress運用者も多く、サーバー側での高速化対策(キャッシュ機能や最新PHP対応など)も充実しており、初心者から中級者まで安心して利用できます。
加えて、先述のようにWordPress簡単インストール機能や無料の独自SSL、24時間サポートも提供されているため、WordPressデビューには最適な環境と言えるでしょう。
プラグインの活用
WordPressの強みのひとつがプラグインで簡単に機能拡張できることです。
お問い合わせフォーム設置、SEO対策、セキュリティ強化、SNS連携、ホームページの高速化など、さまざまな目的のプラグインが無料で利用できます。
ただしプラグインの入れすぎはホームページの表示速度低下や競合不具合の原因にもなるため、本当に必要なものだけ厳選しましょう。
また公式ディレクトリで評価の高い信頼できるプラグインを選ぶことも大切です。
定期的な更新とバックアップ
WordPress本体やプラグイン、テーマは定期的にアップデートされ更新版が提供されます。
新機能追加だけでなく、セキュリティ脆弱性の修正も含まれるため、管理画面から適宜最新版に更新するようにしましょう。
更新前にはデータのバックアップを取っておくと、万一問題発生時にも復元でき安心です。
レンタルサーバーによっては自動バックアップ機能が提供されている場合もあります(ロリポップでは上位プランで自動バックアップが標準装備されています)。
CMSを上手に使いこなせば、初心者でも効率よく本格的なホームページ運営ができます。
特にWordPressは情報も豊富で困ったとき検索すれば解決策が見つかることも多いので、ぜひチャレンジしてみてください。
スマートフォン対応(モバイルフレンドリー)の重要性
近年、スマートフォン対応(モバイル対応)のホームページ は必須と言われます。
それはなぜでしょうか。
理由はシンプルで、スマートフォンで閲覧するユーザーが圧倒的に多いからです。
総務省などの調査でも、インターネット利用者のうち スマホのみ利用者の割合が年々増加し、現在ではPCよりスマホが主流となっています。
実際「スマホしか使わない」というユーザーも全体の半数以上に上ると考えられており、スマホで快適に閲覧できないホームページはそれだけで潜在顧客の半分以上を逃してしまう可能性があります。
スマホ非対応のデメリット
スマホ対応がされていない古い形式のホームページだと、スマホの小さい画面上で文字やボタンが極端に小さく表示されたり、レイアウトが崩れてスクロールしづらくなったりします。
ユーザーは閲覧にストレスを感じ、すぐに閲覧を諦めて離脱してしまうでしょう。
またユーザビリティの問題だけでなく、Googleなど検索エンジンもホームページのモバイル対応状況をランキング要因に取り入れています。
モバイルフレンドリーでないホームページはSEO(検索結果順位)でも不利になる傾向があるため、集客面でも大きなハンデとなりかねません。
スマホ対応の主な方法
ホームページをスマートフォンに対応させる方法として一般的なのは レスポンシブWebデザイン の採用です。
レスポンシブ対応とは、ひとつのホームページで画面サイズに応じてレイアウトやデザインを柔軟に変える手法です。
具体的にはCSSメディアクエリ等を用いて、スマホ画面ではナビゲーションをハンバーガーメニューに畳む、画像や文字サイズを調整する、といった実装を行います。
難しく聞こえるかもしれませんが、最近のレンタルサーバー提供のテンプレートやWordPressテーマは初めからレスポンシブ対応になっているものがほとんどです。
そのため、特別なコーディングをしなくても最初からスマホ対応のホームページを作れるケースが多いでしょう。
例えばWordPress用のテーマを選ぶ際は「レスポンシブ対応」「モバイルフレンドリー」などの記載があるものを選べば安心です。
スマホ対応時の注意点
スマートフォンでは指で操作するため、ボタンやリンクは指で押しやすい大きさ・間隔を確保しましょう。
小さすぎるボタンが密集していると誤タップのもとになります。
またテキストも小さすぎると読みづらいので、スマホ表示用には適度に大きなフォントサイズを指定します。
縦に長いページになる場合は、途中に区切りや戻るボタンを設けるなどスクロール負荷にも配慮しましょう。
さらに、スマホは通信環境によっては速度が不安定な場合もあるため、画像を圧縮する、不要なスクリプトを減らすなどしてページ表示を軽量化しておくことも大切です。
ロリポップなら低コストでスマホ対応可能
「ロリポップ!レンタルサーバー」では、前述のようにWordPress導入が簡単なうえ、適用できるテーマもすべてモバイルフレンドリーです。
自分で特に意識せずとも自然にスマホ対応サイトが構築できるでしょう。
また、もし古いホームページをリニューアルしてスマホ対応させる場合でも、ロリポップなら既存サイトのデータ移行やWordPress化のサポート情報が充実しています。
スマホからの閲覧が一般化した今、ホームページを作る際は最初からスマホ対応を念頭に置いて設計することが当たり前になりました。
常にパソコンだけでなくスマホ画面でも自分のホームページをチェックし、「スマホで見やすいか」を基準に改善していきましょう。
ホームページの更新・リニューアル
ホームページは一度作って終わりではなく、公開後の更新・改善を継続して行うことが大切です。
また、数年ごとには 大きなリニューアル(改築)を検討する必要も出てくるでしょう。
この章では、ホームページ運用フェーズでのポイントを解説します。
コンテンツの定期更新
公開したホームページは、最新の情報を反映するように心がけましょう。
例えば会社やお店のホームページであれば、営業時間や住所の変更、新商品の追加、イベントのお知らせなどを随時更新する必要があります。
情報が古いままだと、ユーザーに「このホームページは管理されていないのでは?」という印象を与えかねません。
WordPressなどを使っていれば自分で簡単に記事やページを編集できますので、定期的に内容を見直し、正確で新鮮な情報を保つようにしましょう。
また、ブログやお知らせ欄を設けて定期的に記事を投稿すれば、ホームページ自体のボリュームが増えて検索エンジン経由のアクセス向上(SEO効果)も期待できます。
ホームページをリニューアルするタイミング
一般に、ホームページは3~5年程度でのリニューアルを検討すると良いと言われます。
技術の進歩やデザインの流行が数年で変化するため、長期間まったく手を入れていないとホームページが時代遅れになってしまうからです。
リニューアルを検討すべき主なタイミングは以下のような場合です。
デザインが古くなった
公開から数年経ち、見た目が時代遅れに感じられる場合です。
競合他社が次々と最新デザインに刷新している中、自社のホームページだけ古いままだとユーザーに与える印象も悪くなります。
特に昨今はスマホ対応が当たり前なので、レスポンシブ対応でない古いホームページは早めに作り直した方が良いでしょう。
掲載情報が現状に合わない
ホームページに載せている製品情報やプロフィール、実績紹介などが古くなっている場合も要注意です。
会社概要のメンバーや住所が昔のまま放置されていると「この会社は今も営業しているのだろうか?」と不信感を持たれてしまうかもしれません。
大幅に内容を見直すなら、そのタイミングでデザインも含めて刷新するのがおすすめです。
ホームページの目的や機能を見直したい
例えばこれまで会社案内が中心だったホームページにブログ機能を追加して集客を強化したい、EC機能を加えてオンライン販売を始めたい、といった新たなニーズが出てきた場合もリニューアルの好機です。
CMSを導入していなかったホームページにWordPressを導入するケースや、より高速なサーバーに移行するケースなども含まれます。
リニューアルの進め方
ホームページをリニューアルする際は、現状分析と計画立案が重要です。
まず現在のホームページの課題を洗い出し、「デザインをモダンにする」「スマホ対応にする」「更新しやすい仕組みに変える」「ページ構成を整理する」など目標を設定します。
次に新しいデザイン案を作成します。
WordPressサイトであれば、新しいテーマを試しに適用してみてカスタマイズする方法もあります。
既存コンテンツの移行も考慮し、可能ならテスト環境(ステージング環境)を用意して新しいホームページを構築し、十分確認してから本番公開するのが安全です。
ロリポップで簡単リニューアル
初心者の方でも、「ロリポップ! 」のようなサービスを活用すれば比較的簡単にリニューアルが可能です。
例えば現在静的なホームページを運用中なら、ロリポップ上にWordPressをインストールして、同じ独自ドメインで新しいホームページを準備し、完成後に切り替えることもできます。
「ロリポップ!」では豊富なテンプレートやWordPressテーマが利用できるため、デザイン刷新もテンプレート選びから始められ手軽です。
また作業中に困ったことがあれば無料の電話サポート(スタンダードプラン以上)やチャット相談も利用でき、初心者でも安心して進められます。
ホームページのリニューアル後は、URL構造の変更に伴うリダイレクト設定(旧URLから新URLへの転送)や、Googleへの再クロール依頼なども忘れずに行いましょう。
一時的に検索順位が変動することもありますが、長期的には新しいデザイン・内容でユーザー満足度が上がり、集客力向上につながるはずです。
ホームページへの集客方法
せっかくホームページを公開しても、誰にも見てもらえなければ成果につながりません。
最後に、作ったホームページにアクセス(訪問者)を集めるための方法を紹介します。
集客方法は大きく無料でできる方法と有料の広告を使う方法に分けられます。
それぞれ特徴があるので、目的や予算に応じて組み合わせて実施すると良いでしょう。
SEO(検索エンジン最適化)
Googleなど検索エンジンで関連キーワード検索された際に、あなたのホームページが上位に表示されるよう対策する手法です。
具体的には、ホームページ内に関連する良質なコンテンツを充実させる、タイトルや見出しに適切なキーワードを入れる、内部リンクを最適化する、ページ表示速度を改善する、といった施策があります。
特に小規模事業者や個人の場合、広告予算をかけずともコンテンツ次第で検索流入を増やせるSEOは重要です。
すぐに効果が出るものではありませんが、中長期的にコツコツとホームページの記事や情報ページを増やしていくことで、アクセスアップにつながります。
WordPressであればSEO向けのプラグイン(例:Yoast SEOなど)もあるので活用しましょう。
コンテンツマーケティング(ブログ運用)
ホームページ内にブログやお役立ち記事のコーナーを作り、定期的に情報発信する方法です。
これはSEOとも連動しますが、ユーザーにとって有益なコンテンツを蓄積することで検索経由のアクセスを増やし、ひいては自社の商品やサービスの認知拡大・問い合わせ増加を図る施策です。
オウンドメディアとも呼ばれます。
例えば美容院のホームページが、髪のお手入れ方法ブログを運営したり、工務店のホームページが家づくりの豆知識記事を掲載したりするイメージです。
地道ですが、蓄積した記事が資産となり、半永久的に集客し続けてくれる可能性があります。
SNSの活用
X(旧Twitter)やInstagram、Facebook、YouTubeなどの SNS(ソーシャルメディア)を使ってホームページの存在を広める方法です。
ブログ記事を投稿したらそのリンクをSNSでシェアする、自社の商品写真をInstagramに投稿してプロフィールにホームページのURLを掲載する、などの形で誘導します。
SNS自体でファンを増やし、その一部がホームページも訪れてくれるという流れです。
拡散力があるためヒットすれば大きなアクセスを呼び込めますが、日々の発信に手間がかかる点と、フォロワーを増やすまで時間がかかる点は考慮が必要です。
逆に言えば無料で大勢にリーチできるチャンスでもあるので、時間に余裕があれば積極的に取り組む価値があります。
Googleビジネスプロフィール(MEO対策)
実店舗や事業所をお持ちの場合、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録することを強くおすすめします。
これはGoogleの地図検索やローカル検索に店舗情報を表示させる仕組みで、無料で利用できます。
営業時間や住所、写真、口コミなどを登録でき、近隣ユーザーの目に留まりやすくなります。
登録したプロフィールから自社ホームページへのリンクも設置できるため、集客効果が期待できます。
特に地域密着型ビジネスでは必須の対策と言えるでしょう。
オンライン広告の活用
予算に余裕がある場合は、有料のオンライン広告も有効です。
代表的なのはリスティング広告(検索連動型広告)で、Google検索結果の上部に「広告」として自社のホームページを表示できます。
ユーザーがクリックするごとに費用が発生します(PPC課金)。狙ったキーワードで即座に露出できるため、ホームページ開設直後など早急にアクセスが欲しいときに有効です。
またディスプレイ広告(バナー広告)やSNS広告(Facebook広告・Instagram広告等)を使えば、興味・関心に合わせてターゲット層へアプローチできます。
ただし広告は出稿をやめれば効果も止まる短期的な施策であり、費用対効果を見ながら継続する必要があります。
その他の集客施策
他にも、次のように考えられる施策は多数あります。
それぞれ専門的な知識や労力が必要ですが、組み合わせることで相乗効果が生まれることもあります。
- メールマーケティング:メールマガジンでホームページに誘導
- プレスリリース配信:ニュースとして取り上げてもらいホームページに誘導
- 他のホームページとの提携や被リンク獲得:関連する他の媒体からリンクしてもらう
- オフライン広告:チラシや名刺にURL掲載
これら集客施策を実践する際、重要なのは目的を明確にする事と、効果検証です。
ただアクセス数を増やすだけでなく、最終的に問い合わせや購入などにつなげることがゴールです。
そのためにGoogleアナリティクスなどでアクセス解析を行い、どの経路から来た訪問者が成果につながっているかを把握し、施策の取捨選択や改善を行いましょう。
初心者の方はまず無料でできる施策(SEO・コンテンツ充実・SNS等)から取り組むと良いでしょう。
特にホームページ公開直後は検索エンジンにも認識されていないため、SNSで身近な人に知らせるなどして少しずつアクセスを呼び込み、実績を作っていくのがおすすめです。
ホームページの土台がしっかりしていれば、「ロリポップ! 」の高速で安定したサーバー環境が支えてくれるので、アクセスが増えても安心です。
地道な努力の積み重ねで、あなたのホームページも強力な集客ツールへと成長していくでしょう。
まとめ:ホームページ作成に挑戦してみよう
ここまで、ホームページの基礎知識から作成方法、デザイン・レイアウトのポイント、スマホ対応、リニューアル、集客方法まで一通り解説しました。
盛りだくさんの内容でしたが、初心者でも最初の一歩を踏み出せば、順番に学びながらホームページを作り上げていくことができます。
ポイントをおさらいすると
- ホームページの目的を明確にし、自分に合った構成・作り方を検討しましょう。
- レンタルサーバーと独自ドメインを用意し、WordPressなどのCMSやテンプレートを活用すれば、低コストでもプロに近いホームページが出来上がります。
- デザインやレイアウトはテンプレートに頼りつつ、コンテンツを充実させることに注力しましょう。
- 公開後はスマホ対応や最新情報の更新を怠らず、必要に応じてリニューアルもしながらホームページの品質を保ってください。
- SEOやSNS運用などで集客に取り組むことで、ホームページがしっかりと目的をはたしてくれるようになります。
初めてのホームページ作りは不安もあるかもしれませんが、今回紹介した 「ロリポップ!レンタルサーバー」 のように初心者に優しいサービスを使えば、専門的な部分はサポートしてもらいながら作業に集中できます。
料金も月額数百円とリーズナブルで、困ったときの相談先もあります。
まずは小さく始めてみて、徐々に成長させていくくらいの気持ちで気軽にチャレンジしてみましょう。