WordPressをインストールしたあと、こんな考えはありませんか?
- そもそも何をしたらいいかわからない!!
- すぐに記事を書きたい!!
どちらも良くわかります。なんだかよくわからないけど、とりあえず何か書いて世に出してみたいですよね。
ですが、まずはここで一息入れて、初期設定をしてみましょう。
細かい設定ならあとにしよう・・・と後回しにすることもできますが、記事を投稿してしまった後に設定を変更すると色々な不具合が出やすいため、なるべく初期の段階で設定しておくことをおススメします。
WordPressをインストールした時点で初期設定を済ませてしまえばあとが楽です。
この記事ではWordPressをインストール後にしておきたい12の設定について前編・後編に分けて解説します。
後編:【後編】まずはこれから!WordPressの基本設定
まだWordPressのインストールができていない方は、以下の記事を参考にしてWordPressを開設してみてください。
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1.一般設定
1-1.サイトタイトルの設定
ご自身の決めたタイトルを設定しましょう。
ここで入力したタイトルが検索エンジンの検索結果に表示されるようになるので、ぜひお気に入りのタイトルを入力してください。
設定箇所:WordPressにログイン > 設定 > 一般設定
入力が終わったら画面一番下の『変更を保存』ボタンをクリックし、実際に自身のブログを開いてみましょう。
設定したブログタイトルが表示されます。
1-2.WordPressアドレスとサイトアドレスの設定
レンタルサーバーのメニューからWordPressをインストールした場合、既に指定したURLが設定されていますが、このURLは変更し直すことも可能です。
WordPressアドレスはインストールしたWordPressファイルを保存しているアドレスのことで、サイトアドレスはサイトを表示するURLです。
設定箇所:WordPressにログイン > 設定 > 一般設定 > WordPress アドレス・サイトアドレス
基本的に両方とも同じアドレスになっていますが、レンタルサーバーのメニューからWordPressをインストールすると、サブディレクトリにファイルが内包されます。 例えば、「wp」というディレクトリ名でWordPressをインストールした場合、このようなURLになります。
例:https://www.〇〇〇〇.com/wp/
このままの設定だとブログのTOPページのURLはドメイン直下ではなく、サブディレクトリ直下のURLとなってしまいます。これをドメイン直下のURLに設定変更します。
変更前:https://www.〇〇〇〇.com/wp/
変更後:https://www.〇〇〇〇.com/
変更ができたら、画面一番下の『変更を保存』ボタンをクリックし、完了です。
1-3.メールアドレスの設定
デフォルトは、WordPressをインストールした際に設定したメールアドレスになっています。
設定箇所:WordPressにログイン > 設定 > 一般設定 > 管理者メールアドレス
WordPressのバージョンアップ完了時や、投稿記事にコメントがついた場合、利用するプラグインによってはプラグインの利用状況などがここで入力しているメールアドレスに通知が届きます。
必ず普段利用しているメールアドレスになっているか確認しておきましょう。
メールアドレスを変更する時もここから対応となります。
変更した際はメールアドレスに通知が届くので、確認を完了し、有効化をしましょう。
1-4.タイムゾーンの設定
日本語版のWordPressをインストールした場合は、最初から日本用に最適化されているため、デフォルトのままで問題ありません。
設定箇所:WordPressにログイン > 設定 > 一般設定 > 管理者メールアドレス
外国向けのサイトの場合は、タイムゾーンはターゲット国を選んでおきましょう。
2.SSLの設定
2-1.なぜSSLが必要?
ひとことで言うと、「Webサイトに安全をもたらす」からです。
SSLとは Secure Sockets Layer の略。
SSL化することでインターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組み(プロトコル)で、ユーザーが入力した個人情報を盗まれないようにしたり、通信相手の本人性を証明する事でなりすましを防止したり、改ざんを防止することができます。
SSL化されていないサイトでは通信が暗号化されていないため、ユーザーが入力した名前や住所、パスワード、クレジットカード情報などの個人情報が、第三者に盗まれる恐れがあります。
SSLを導入すると、WebサイトのURLが「http://~」から「https://~」に変わり、更に「保護されていない通信」という表示からWebサイトのアドレスバーに錠前のマークが表示されるので、ユーザーも安心してWebサイトを閲覧できます。
▼SSL化されていないサイト
▼SSL化されているサイト
今やSSL化はWebサイト、ブログを運営するにあたって必須であるといっても過言ではありません。
ぜひご自身の大切なサイトとサイトの訪れるユーザーを守ってあげてくださいね。
2-2.ロリポップでWebサイトをSSL化する方法
SSLの設定はWordPressでの設定だけでなく、レンタルサーバー側でも設定をおこなう必要があります。ここではロリポップでの設定方法を解説します。
無料でかつ簡単にできるので、ぜひご利用ください。
設定箇所:ロリポップにログイン > セキュリティ > 独自SSL証明書導入
管理している独自ドメインの一覧が表示されますので、SSL化したい独自ドメイン、及びサブドメインにチェックを入れて『独自SSL(無料)を設定する」ボタンを押してください。
SSL化申請を行うと、独自ドメインおよびサブドメインの状態が「SSL設定作業中」に変わります。(SSL設定が完了するまでには5分ほど時間がかかります。)5分程待ってロリポップページを再読み込みしてみて下さい。
設定が完了したドメインは表示が「SSL保護有効」に変化しています。
確認のため、「https://~」のURLでブログにアクセスしてみてください。
アクセス出来れば、SSL化自体は完了です。
ここで設定鑑賞!と言いたいところですが、今のままではhttps://~でも、変更前のhttp://~でもブログにアクセスが出来てしまいます。
これをhttps://~に統一するため、「1.一般設定 > 1-2.WordPressアドレスとサイトアドレスの設定」で説明した、WordPressの『WordPressアドレス(URL)』と『サイトアドレス(URL)』の変更をおこないます。
『WordPressアドレス(URL)』と『サイトアドレス(URL)』のURLをhttps://~に変更して画面一番下の『変更を保存』ボタンをクリックしてください。
URLはhttps://~に統一されました。これで本当にSSLの設定完了です。
さらに強力なSSLをご希望の場合は有料の独自SSL(PRO)をご検討ください。
3.表示設定
ここではサイトのホームページ(トップページ)に表示するコンテンツを設定することが可能です。
設定箇所:WordPressにログイン > 設定 > 表示設定
『ホームページの表示』にて、デフォルトでは『最初の投稿』が選択されています。
この選択を『固定ページ』にすると、TOPページに表示する固定ページを指定できるようになります。
実際に設定を変更して、自身のブログを開いて確認してみて下さい。
固定ページがTOPページに表示されている筈です。
4.テーマの設定
テーマとはテンプレートのことです。
WordPressは多くのテーマ(テンプレート)が用意されています。
WordPressテーマのインストール方法については、WordPress初心者が最初に抑えておきたい使い方をご覧ください。
画面上部の「注目」「人気」「最新」「お気に入り」のタブを押して一覧からテーマを探す方法や、「特徴フィルター」を押して、題名や機能、レイアウトを絞ることも出来ます。
他にも「テーマを検索…」と記載のあるテキストボックスにテーマの名称を入力して検索する方法や、「テーマのアップロード」ボタンを押してテーマファイルをサーバーに直接アップロードする方法など、色々な方法でテーマのインストールが可能です。
インストールを終えたら、テーマの一覧から使いたいテーマの『有効化』ボタンを押してください。
これで、WordPressのテーマの設定は完了です。
5.プラグインの設定
プラグインとはアプリケーションの機能を拡張するソフトウェアのことです。
WordPressは多くのプラグインも用意されています。
プラグインの方法については「WordPressの使い方、インストールから記事投稿までを詳しく解説します」をご覧ください。
設定箇所:WordPressにログイン > プラグイン
ここからプラグインの有効化や停止、削除など管理を行います。
新しいプラグインをインストールする際は、画面上の『新規追加』ボタンを押してください。
新規追加ボタンを押すと以下のような画面に切り換わりますので、該当のプラグインの「今すぐインストール」ボタンを押してインストールを行いましょう。(既にインストールされているプラグインは「有効化」ボタンが表示され、有効化している場合はボタンが表示されません。)
また、プラグインの追加方法もテーマと同様に多種多様です。
画面上部の「注目」「人気」「おすすめ」「お気に入り」のタブを押して一覧からプラグインを探す方法や、「プラグインの検索…」と記載のあるテキストボックスにプラグインの名称を入力して検索する方法、「プラグインのアップロード」ボタンを押してプラグインファイルをサーバーに直接アップロードする方法などがあります。
※ おススメのプラグインについては、「WordPressオススメのプラグインはこれ!プラグインでSEOやセキュリティ対策」の記事で紹介しています。合わせてご覧ください。
インストールを終えたら、プラグインの一覧から使いたいプラグインの『有効化』をクリックしてください。
プラグインは多数かつ同時使用が可能で、使わないものは一時的に停止することもでき、削除も可能です。ぜひカスタマイズも楽しんでくださいね。
これで、WordPressのプラグインの設定は完了です。
おわりに
前編は5つの設定についてお伝えしました。
後編は残り7つの設定のご紹介をしますので、ぜひご覧ください!