こんにちは!ロリポップCRチームのたにわきです。
皆さんはサイトのファイルなどのウェブデータやデータベースのバックアップをしてますか?
データ改ざん被害やファイル更新により、ウェブページが正常に表示されなくなった時、元の正常な状態に戻したい場合に、バックアップを取っているとその時点の状態まで戻すことが可能になります。
バックアップを取るべき理由
以下のようなことで困ったことって、ありませんか?
- ファイルを更新したら動かなくなった。元のファイルに戻せない
- 間違ってファイルを消してしまった。元に戻せない
- 改ざんされた。元に戻せない
こんなときバックアップを取得していると、正常な時の状態に戻すことで、被害を最小限にできます。
※ 改ざん被害を防ぐ、WordPressのセキュリティ対策方法については、別途記事を書いてるので、ぜひこちらも参考にされてください。
バックアップを取るタイミング
バックアップを取るタイミングは大きく分けて2つあります。
- 編集直前に取得
- 編集直前に取得する場合は、軽微な変更時に有効です
- 定期的に取得
- 1日、1週間、1ヵ月に一度などご利用の環境にあわせて取得します
- システム変更時に問題が起きた時にバックアップ取得時点まで戻すことができます
バックアップを取得する方法3選
バックアップを取る方法は、タイミングやWebサイトで使っているCMSによっていくつかあります。ファイルの編集直前に取得する場合と定期的にサイト全体のバックアップを取る場合、また、WordPressを使っている場合の3つに分けて、それぞれ適切な方法をご紹介します。
ファイルを編集する前にバックアップを取る
文言修正など、1つのファイルを修正して確認したい場合などは、変更を加える前にファイルをコピーをしてから作業開始を行います。
そうすることで、元に戻したい場合にバックアップファイルから戻せば簡単に変更前の状態に戻すことが可能になります。
特に.htaccessやWordPressの設定ファイルなど、サイトの表示に関わる重要なファイルの編集時は特に軽微な変更でも毎回バックアップ取ることをおすすめします。
定期的に全体のバックアップを取る
- ウェブデータのバックアップ取得方法
ご自身のウェブデータについては、一定間隔で、FTPを使って定期的にお使いのパソコンにデータを保存します。
ロリポップで各種FTPソフトで接続する方法については、下記のマニュアルをご確認ください。
各種FTPソフトの設定方法 / ファイル管理 / マニュアル – ロリポップ!レンタルサーバー
- データベースのバックアップ取得方法
データベースについてはphpMyAdminにてデータの書き出し(エクスポート)をして、お使いのパソコンに保存します。
1. phpMyAdminにログインし、上部メニューより「エクスポート」を選択します。
※ phpMyAdminの操作についてはサポート外となります。
2. 「現在のサーバーからデータベースをエクスポート」画面にて、「実行」をクリックします。
3. 保存する場所を指定して「保存」をクリックします。
以上で、ウェブデータ、データベースデータはバックアップ完了となります。
WordPressのバックアップを取る
バックアップ取得の方法はいくつもありますが、WordPress利用者によく利用されているプラグインBackWPupを使って定期的にバックアップを取得する手順を説明します。
※ BackWPupについてサポート外となりますのであらかじめご了承ください。
WordPressの管理画面にログインし、左のメニューから「プラグイン」を選択します。
キーワードの欄に「BackWPup」と入力します。
すると、「BackWPup – WordPress Backup Plugin」が出てきますので、「今すぐインストール」をクリックします
「BackWPup」のインストールが完了すると、「今すぐインストール」のボタンが「有効化」に変わりますので、こちらのボタンをクリックします。
左側のメニュー欄に「BackWPup」という項目が出てきます。
「BackWPup」メニューの中にある「新規ジョブを追加」をクリックします。
- 「このジョブの名前」で、任意の名前を入力します。
- 「このジョブは…」の項目で以下にチェックを入れます。
- [ ] データベースのバックアップ
- [ ] ファイルのバックアップ
- [ ] インストール済みプラグイン一覧
- 「変更を保存」をクリックして、設定を保存します。
「スケジュール」をクリックします。
ジョブの開始方法で、[WordPressのcron]にチェックを入れます。
すると、実行時間をスケジュールというメニューが出てきます。
スケジューラーで実行のタイミングを設定します。
※ 初期値のまま設定されているお客様が多いため、アクセスが集中してバックアップがうまく取得出来ないということもありますので、初期値とは別の設定にされることを強くおすすめいたします。
設定が終わったら、「変更を保存」をクリックします。
以上がバックアップの設定になります。
BackWPupですが、大量のデータをバックアップしようとした場合、サーバーの容量を圧迫したり、サーバー負荷になってしまって、アクセス制限などをかけざるを得なくなる場合があります。
ロリポップのバックアップオプションを使う
もし、容量の管理に不安がある場合、ロリポップが提供している月額330円(※エンタープライズプランは利用料無料)のバックアップオプションサービスならば、より簡単にバックアップと復元を行うことができます。ぜひこちらもご活用ください。
- バックアップオプションについて
バックアップオプションについて / ファイル管理 / マニュアル – ロリポップ!レンタルサーバー
- バックアップ機能での復元について
バックアップ機能:データの復元・履歴の閲覧 / ファイル管理 / マニュアル – ロリポップ!レンタルサーバー
まとめ
バックアップを取得することは、何か不具合が起きた時に役に立ちます。
おさらいします。
- 編集前には出来るだけバックアップを取りましょう
- 定期的にバックアップを取得しましょう
そして、ロリポップのバックアップオプションを使うことで定期的なバックアップは簡単にできます。
備えあれば憂いなし。もしもの時に備えて、大切なWebサイトのバックアップを取ってみてはいかがでしょうか?