WordPressに設置した問い合わせフォームを活用されている方は多いと思いますが、フォームからのメールが迷惑メールと判定されてお困りの方はいらっしゃいませんか?
今回はそんな方に一度試してみていただきたい、WP Mail SMTP by WPFormプラグインの設定について画像付きで解説していきます。
※注意:ロリポップ!レンタルサーバーでは「WP Mail SMTP by WPForms」の設定を確認することができません。そのため、お問合せいただいてもサポートを行うことができません。あらかじめご了承ください。
WP Mail SMTP by WPFormsをインストールする
まずはWordPressの管理画面からプラグインをインストールします。
WordPress管理画面から「プラグイン」のメニューから「新規プラグインを追加」を選択し、右上のプラグインの検索ボックスで「WP Mail SMTP by WPForms」 を検索します。
下の画像がWP Mail SMTP by WPFormsのプラグインです。このプラグインをインストールします。
1. 「始めましょう」をクリック
インストールが完了したらプラグイン一覧画面から有効化します。
プラグインを有効化するとセットアップウィザードの画面が自動で表示されます。
セットアップウィザードが自動で表示されない場合は、左側にあるWordPressのメニューから「WP Mail SMTP」を選択し、「セットアップウィザードを起動」を選択します。
このセットアップウィザードを使用して設定していきます。
2. 「その他SMTP」を選択して、「保存して続行」をクリック
ロリポップの送信メールサーバーを使用して送信する設定を行います。
そのため「その他SMTP」を使用します。
3. 各種情報を入力、「保存して続行」をクリック
ロリポップの送信メールサーバーを使用して送信する設定を行います。
この設定が誤っていると、WordPressのフォームからメールが送信できない原因となったり、迷惑メールとして判定されてしまう可能性があります。
設定に必要な以下の情報は、ユーザー専用ページの「メール設定」のページで使用するメールアドレスの右側にある「設定・変更」ボタンをクリックすると、確認することができます。
設定に必要な情報
- メールアドレス
- SMTP メールサーバー
- メールアカウント
- メールパスワード
4. 必要に応じて選択後「保存して続行」をクリック
このページからWP Mail SMTP by WPForm自体に関する質問が表示されます。
お客様の好みに応じて設定してください。
5. 「セットアップ完了」をクリック
この画面にたどり着けない場合は、上部の『3.各種情報を入力、「保存して続行」をクリック』の情報に誤りがあります。
テストメールを送信する
ここまでの設定が終わったら、WordPress管理画面のWP Mail SMTPのメニューから、「メールテスト」を選択し、テストメールを送信してみます。
送信先はご自分の任意のメールアドレスで構いません。テスト送信を行うと、ドメインチェックに関する注意喚起のメッセージが表示されることがありますが、メール送信に問題はありません。
受信したメールのヘッダーが正しく設定されているかを確認する
受信したテストメールのヘッダーの「Return-Path」の項目が正しく設定されていることを確認します。プラグインの設定画面で「送信元メールアドレス」に入力したメールアドレスと同じものが差出人(送信元)とメールヘッダーのReturn-Pathの項目に記載されていることを確認してください。
以下はロリポップ!Webメーラーで確認した時のものです。ご利用中のメールソフトによってメールヘッダーの確認方法は異なりますのでご確認ください。
必要に応じて、実際のフォームを使っての送信も試してみると良いでしょう。
迷惑メールと判定されてしまう理由
実は昨今、迷惑メールと疑わしきメールをできるだけ受信しないようにする動きが目立っています。今までは普通に送信できていたとしても、受信側のメールサーバーのルールが少し変わるだけで、大切なメールが迷惑メールと判定されてしまうケースもあります。正しいメールの使い方、正しいメールの設定を心がけることで、正常なメールが迷惑メールと判定されるリスクを低下させることが可能です。
迷惑メールについては、以下の記事でも詳しく解説していますので興味のある方はこちらも読んでみてください。
まとめ
今回は、WordPressのフォームからの送信メールが迷惑メールとして判定されてしまった時に試してみていただきたい、WP Mail SMTP by WPFormプラグインの設定方法についてご案内しました。
メールの正しい設定と合わせて、フォームにはreCAPTCHAを設定するなど、悪用されにくいサイト作りを心がけるようにしましょう。