DeepSeek APIとは?料金や使い方、最新モデルを詳しく解説!

DeepSeekの料金ページを開くと、表のモデルごとの単価にOFF-PEAKとPEAKの2行が並び、ドル表記の単価が細かく分かれています。DeepSeek APIはOpenAIやAnthropicの形式と互換性がある従量課金のAPIですが、時間帯ごとの料金差や現行モデルの名称、入力データの取り扱いなど、利用前に把握しておきたい仕様が複数存在します。この記事では、DeepSeek APIの2026年10月時点の料金を日本時間と日本円の目安に直したうえで、無料で使えるか、APIキーの発行から最初のリクエストまでの手順、使う前に確認したいデータの扱いまでを解説します。

  • DeepSeek APIはDeepSeek公式が提供するOpenAI・Anthropic互換の従量課金APIで、現行モデルはdeepseek-flashとdeepseek-v4-proの2種類です
  • deepseek-flashの単価は100万トークンあたり入力0.15ドル・出力0.6ドル(オフピーク)で、平日の日本時間10〜13時と15〜19時は2倍になります
  • 公式ドキュメントには新規登録で付く無料クレジットの金額が書かれておらず、利用料はアカウントの残高から差し引かれます
  • APIキーを発行すれば接続先URLとモデル名の指定を変更するだけで、OpenAI SDKを用いたコードやClaude Codeから呼び出せます

DeepSeek APIとは?公式が提供するOpenAI・Anthropic互換のAPI

DeepSeek APIは、DeepSeek公式が提供する従量課金制のAPIサービスです。Webブラウザやスマートフォンアプリで利用する対話画面とは異なり、自社のプログラムや外部ツールからHTTPリクエストを送ってモデルの推論結果を取得します。

DeepSeek APIの公式ページ(API Platform)

APIの通信仕様は、公式のクイックスタートにあるとおり、OpenAI形式とAnthropic形式の両方に対応しています。接続先となるbase_urlは、OpenAI形式向けがhttps://api.deepseek.com、Anthropic形式向けがhttps://api.deepseek.com/anthropicに設定されています。既存のクライアントライブラリや開発ツールにおいて接続先URLと認証情報を差し替えることで、大きな実装変更を伴わずに接続できます。

2026年10月29日時点の現行モデルは、deepseek-flash(内部バージョンDeepSeek-V4.1-Flash-1017)とdeepseek-v4-pro(内部バージョンDeepSeek-V4-Pro-0813)の2つです。コンテキスト長は100万トークン、最大出力長は38万4,000トークンに対応しています。

利用規約には有料サービスで前払いが必要になる場合があると定められており、利用料はアカウントの残高から差し引かれます。

旧モデル名(deepseek-v4-flash)で呼んでも動くが、中身は新モデルに置き換わっている

APIリクエスト時に指定するモデル名に関して、旧名称であるdeepseek-v4-flashやdeepseek-v4-flash-vision-expは現在もリクエストを受け付けています。

ただし、旧名称に対応していたモデルの提供はすでに終了しています。これらの旧名称で送られたリクエストは、内部でDeepSeek-V4.1-Flash-1017によって処理され、料金もFlashの単価で計算されます。新規に実装を行う場合は、公式ドキュメントで指定されているdeepseek-flashを記述します。

DeepSeek APIの料金(2026年10月時点)

DeepSeek APIのピーク料金とオフピーク料金の時間帯を日本時間で示した表

DeepSeek APIの料金は、処理したトークン数に応じた従量課金制です。料金計算の単位は100万トークンあたりで設定されており、公式ページ上ではドル表記で案内されています。

DeepSeek APIのモデル利用料(トークン単価)は、利用する時間帯によって2倍変わります。公式ページで示されているOFF-PEAK(オフピーク)の単価は、PEAK(ピーク)時の半額に設定されています。また、入力トークンがサーバー側のキャッシュにヒットした場合は、入力単価がさらに引き下げられます。

モデル別の単価表

2026年10月29日時点で公式のModels & Pricingページに掲載されている単価は以下のとおりです。表内の金額は100万トークンあたりのドル表記です。

モデル名区分オフピーク料金(100万トークン)ピーク料金(100万トークン)
deepseek-flash入力(キャッシュヒット)0.003ドル0.006ドル
deepseek-flash入力(キャッシュミス)0.15ドル0.30ドル
deepseek-flash出力0.60ドル1.20ドル
deepseek-v4-pro入力(キャッシュヒット)0.022ドル0.044ドル
deepseek-v4-pro入力(キャッシュミス)0.66ドル1.32ドル
deepseek-v4-pro出力1.98ドル3.96ドル

利用費用は「トークン数×該当単価」で計算され、アカウント残高から差し引かれます。

平日の日中は2倍:ピーク時間帯を日本時間に直すと

公式ドキュメントで定義されているピーク時間帯は、協定世界時(UTC)の1時〜4時および6時〜10時で、対象日は月曜日から金曜日です。

これを日本標準時(JST、UTC+9)に換算すると、以下の時間帯になります。

  • 1回目のピーク:平日10時〜13時(日本時間)
  • 2回目のピーク:平日15時〜19時(日本時間)

平日の日中、一般的な業務時間帯の大半がピーク料金に該当します。一方、平日でも13時〜15時の間、19時以降の夜間から翌朝10時までの時間帯、ならびに土曜日と日曜日は終日オフピーク料金(半額)が適用されます。

なお、ピークから外れる祝日として公式に書かれているのは中国の祝日だけです。中国の祝日は、平日であっても終日オフピークになります。日本の祝日については、料金ページに記載がありません。

キャッシュヒットで入力単価が下がる

DeepSeek APIでは、KVキャッシュ(コンテキストキャッシング)の仕組みが全ユーザーに対して既定で有効化されており、コードを変更しなくても適用されます。

あとから送ったリクエストの先頭部分(プレフィックス)が過去のリクエストと重なっている場合、重なった部分がキャッシュから読み出され、キャッシュヒットとして扱われます。ただし、ヒットするのは、キャッシュとして保存された単位とまるごと一致する部分だけです。

キャッシュの生成には数秒を要し、使用されなくなったキャッシュは通常数時間から数日で自動的に破棄されます。公式ガイドにはベストエフォートでの提供であり100%のヒットを保証するものではない旨が明記されています。キャッシュにヒットしたトークン数は、APIレスポンスのusageオブジェクト内にあるprompt_cache_hit_tokensで確認可能です。

deepseek-flashの場合、オフピーク時のキャッシュミス入力単価が0.15ドルであるのに対し、キャッシュヒット時は0.003ドルとなり、入力費用が約50分の1になります。固定のシステムプロンプトや長文ドキュメントを連続して送信する処理では、キャッシュの有無によってコスト差が生じます。

Search・Fetch APIは成功1,000回で0.75ドル

DeepSeek APIには、Web検索を実行するSearch APIと、Webページのコンテンツを取得するFetch APIが用意されています(使い方はSearch・Fetchのガイドにまとまっています)。

どちらも単体のAPIとして、1,000回の成功リクエストあたり0.75ドルで課金されます。別枠なのは、DeepSeek Harness、Claude Code、Codexを経由したときに、サーバー側のツール呼び出しとしてSearchやFetchが実行される場合です。この呼び出しは2026年11月1日0時(北京時間)より前は無料で、それ以降はリクエストごとに課金されます。

OpenAI・Claude・Gemini APIとの料金比較

主要なLLM API各社が提供する低価格モデルおよび上位モデルの標準単価と、DeepSeek APIの単価を並べると以下のようになります。各数値はOpenAI、Anthropic、Googleの公式料金ページで公開されている100万トークンあたりのドル表記で、DeepSeekの入力単価はキャッシュにヒットしないときの単価です。

モデル名区分入力単価(100万トークン)出力単価(100万トークン)
deepseek-flashオフピーク0.15ドル0.60ドル
deepseek-flashピーク0.30ドル1.20ドル
OpenAI gpt-6-luna標準枠0.10ドル0.50ドル
Anthropic Claude Haiku 5.510万トークン以下0.10ドル0.50ドル
Google gemini-3.5-flash-liteStandard0.30ドル2.50ドル
deepseek-v4-proオフピーク0.66ドル1.98ドル
deepseek-v4-proピーク1.32ドル3.96ドル
OpenAI gpt-6-astra標準枠10.00ドル50.00ドル
Anthropic Claude Fable 5.1標準枠10.00ドル50.00ドル
Google gemini-4-argon2026年11月末まで2.00ドル10.00ドル

低価格帯のモデル同士を比較すると、OpenAIのgpt-6-luna(入力0.10ドル・出力0.50ドル)やAnthropicのClaude Haiku 5.5(プロンプト10万トークン以下で入力0.10ドル・出力0.50ドル)は、deepseek-flashのオフピーク料金(入力0.15ドル・出力0.60ドル)を下回っています。

一方で上位モデル同士を比較すると、deepseek-v4-proの出力単価はオフピークで1.98ドル、ピークで3.96ドルとなっており、gpt-6-astraやClaude Fable 5.1の出力50.00ドル、gemini-4-argonの出力10.00ドル(2026年12月1日以降は20.00ドル)よりも低い設定です。

各社APIの詳細な料金体系や最新の改定状況については、OpenAI APIの料金解説記事、Claude APIの料金解説記事、Gemini APIの料金解説記事を参照してください。

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月額はいくら?利用シーン別のDeepSeek API料金

単価表の数値をもとに、具体的な業務利用シーンを想定して月額料金の目安を試算します。

試算の前提条件として、すべての入力でキャッシュミスが発生したもの(キャッシュヒットなしの安全側)とし、為替レートは2026年10月29日の日本銀行の公表レート(17時時点の157.82〜83円のうち、1ドル=157.82円)を用いて円換算します。計算結果の端数は四捨五入しています。

シーンA:社内チャットボット(月3,000回呼び出し)

社内からの問い合わせに応答するボットを想定します。1回のリクエストあたり入力2,000トークン、出力500トークンとし、月に3,000回送る場合です。

  • 月間トークン量:入力600万トークン、出力150万トークン
モデル実行時間帯ドル額(月額)日本円換算(目安)
deepseek-flashオフピーク(夜間・土日など)1.80ドル約284円
deepseek-flashピーク(平日日中)3.60ドル約568円
deepseek-v4-proオフピーク(夜間・土日など)6.93ドル約1,094円
deepseek-v4-proピーク(平日日中)13.86ドル約2,187円

社内チャットボットは平日の日中に利用が集中しやすいため、ピーク料金に近い金額が見積もりの基準になります。deepseek-flashであれば、月3,000回の利用でも月額600円弱の計算です。

シーンB:ドキュメントや記事の要約一括処理(月3,000本)

長文のテキストを一括で要約するバッチ処理を想定します。1本あたり入力8,000トークン、出力800トークンとし、月に3,000本を処理する場合です。

  • 月間トークン量:入力2,400万トークン、出力240万トークン
モデル実行時間帯ドル額(月額)日本円換算(目安)
deepseek-flashオフピーク(夜間・土日など)5.04ドル約795円
deepseek-flashピーク(平日日中)10.08ドル約1,591円
deepseek-v4-proオフピーク(夜間・土日など)20.59ドル約3,250円
deepseek-v4-proピーク(平日日中)41.18ドル約6,500円

バッチ処理のように実行の即時性を求められない用途では、スクリプトのスケジュール実行を平日の19時以降や土日に設定することで、費用を半額のオフピーク料金に抑えられます。

なお、DeepSeekのモデルは思考モード(thinking mode)が既定で有効になっています。思考モード有効時の推論過程トークン(reasoning_content)の課金扱いについて、料金ページ上には「モデルによる入出力トークンの合計に基づいて請求する」旨が記載されていますが、思考過程固有の取り扱いは公式ドキュメントに明記されていません。実際の消費トークン数はAPIレスポンスのusageフィールドで確認してください。

DeepSeek APIは無料で使える?

DeepSeek APIは有料の従量課金サービスであり、利用にあたっては残高チャージを行う必要があります。

アカウントの残高には、DeepSeekから付与される付与残高(granted balance)と、ユーザー自身が課金して入金したチャージ残高(topped-up balance)の2種類が存在します。

付与された残高があれば、チャージ分より先に使われる

公式の料金引き落としルール(Deduction Rules)によると、アカウント内にチャージ残高と有効な付与残高の両方が存在する場合、付与残高から優先して利用料が差し引かれます。

ただし、残高取得APIの定義において「有効期限内の付与残高(The total not expired granted balance)」と指定されているように、付与された残高には期限があることが読み取れます。期限の長さは公式ドキュメントに書かれていません。

新規登録で付く金額は、公式ドキュメントでは確認できない

新規登録時に無料クレジットが付与されるかどうか、またその具体的な金額や条件について、公式ドキュメントおよび利用規約の公開ページ上には明確な記載がありません。

オープンプラットフォーム利用規約の第6.2条には「有料サービスの無料枠は、当社の製品ページに表示される情報に従う」と定められています。自身の無料枠の有無は、ログイン後のアカウント画面で残高を確認します。

また、利用規約第6.3条では、一部だけの返金はできず、すでに使った金額も返金されないと定められています。残高がなくなるとAPIは402エラーを返すため、継続的な検証には最低限の残高チャージを前提として進める必要があります。

DeepSeek APIの始め方(APIキーの発行から最初のリクエストまで)

DeepSeek APIの登録からPythonコードで呼び出すまでの手順を4段階で整理します。

STEP1:platform.deepseek.comでアカウントを作る

WebブラウザでDeepSeekのオープンプラットフォーム(platform.deepseek.com)にアクセスし、アカウントを作成してログインします。

STEP2:残高をチャージする

ログイン後、Top upページを開き、API利用に必要な残高をチャージします。残高がゼロのままリクエストを送信すると、後述するHTTP 402エラーが発生して処理が中断されます。

残高APIで取得可能な通貨単位はCNY(人民元)およびUSD(米ドル)です。支払い方法の案内に従い、入金処理を完了させます。

STEP3:APIキーを発行する

APIキーは、公式のクイックスタートからリンクされているAPIキーの画面(platform.deepseek.com/api_keys)で作成します。発行した文字列は、リクエストのAuthorizationヘッダーにBearerを付けて送ります。

発行されたAPIキーが漏洩すると第三者に残高を消費される恐れがあるため、ソースコード内に直接書き込んでGitリポジトリにコミットすることは避け、環境変数(DEEPSEEK_API_KEYなど)に格納してプログラムから読み込む構成にします。

STEP4:Pythonで最初のリクエストを送る

DeepSeek APIはOpenAI公式のPython SDKをそのまま利用できます。ターミナル(Macの「ターミナル」アプリやWindowsのPowerShell)でSDKをインストールします。

pip install openai

環境変数DEEPSEEK_API_KEYにAPIキーを設定したうえで、以下のスクリプトを実行します。接続先のbase_urlにhttps://api.deepseek.comを指定し、modelにdeepseek-flashを指定します。

import os
from openai import OpenAI

client = OpenAI(
    api_key=os.environ.get("DEEPSEEK_API_KEY"),
    base_url="https://api.deepseek.com",
)

response = client.chat.completions.create(
    model="deepseek-flash",
    messages=[
        {"role": "system", "content": "あなたは親切なAIアシスタントです。"},
        {"role": "user", "content": "こんにちは。自己紹介をしてください。"},
    ],
    stream=False,
)

print(response.choices[0].message.content)

このコードをhello.pyなどの名前で保存し、ターミナルでpython hello.pyを実行すると、DeepSeekのサーバーへリクエストが送られ、生成された回答がターミナルに表示されます。

Claude CodeやCodexから使う場合

AIコーディングツールのClaude CodeやGitHub Copilot、OpenCodeからも、DeepSeekをバックエンドのモデルとして使えます。料金ページの注記にも、Claude CodeやCodex経由での利用が挙がっています。

Claude Codeを利用する場合は、公式の連携ガイドに沿って、ターミナルで環境変数を設定してから起動します。以下は、ガイドに載っている環境変数のうち、接続先・APIキー・モデルを指定する3つの抜粋です。

export ANTHROPIC_BASE_URL=https://api.deepseek.com/anthropic
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN="発行したDeepSeek APIキー"
export ANTHROPIC_MODEL=deepseek-flash[1m]

Claude Codeから送るモデル名は、claude-opusで始まるモデル名はdeepseek-v4-proに、claude-haikuやclaude-sonnetで始まるモデル名はdeepseek-flashに内部でマッピングされます。

deepseek-flashとdeepseek-v4-proの選び方

現在提供されている2つのモデルは、料金単価、機能、システムリソースの上限に違いがあります。

比較項目deepseek-flashdeepseek-v4-pro
単価の目安(オフピークミス入力/出力)0.15ドル/0.60ドル0.66ドル/1.98ドル
flashに対する単価比基準入力4.4倍/出力3.3倍
並列数上限(Concurrency Limit)2,500500
画像入力(Vision)対応(✓)非対応(Not supported)
思考モード(Thinking Mode)対応(既定有効)対応(既定有効)
FIM Completion(コード補完)非思考モードのみ対応非思考モードのみ対応
JSON Output・Tool Calls対応(✓)対応(✓)
Anthropic API形式対応(✓)対応(✓)

選定の判断基準として、まず画像を入力データとして扱う処理を行う場合は、deepseek-v4-proがVision非対応(Not supported)となっているため、自動的にdeepseek-flashを選択することになります。

テキスト処理においては、単価が安くアカウントレベルの並列数上限が2,500と大きく設定されているdeepseek-flashを標準として検証を進め、複雑な推論や高度な出力を要する特定のタスクに絞って単価が約3.3〜4.4倍のdeepseek-v4-proを適用する構成が適しています。

DeepSeek APIを使う前に確認したい注意点

業務システムや本番サービスへの組み込みを検討するにあたり、事前に把握しておくべき規約および運用の注意点があります。

入力したデータの保存先と扱い

DeepSeekが公開しているプライバシーポリシー(最終更新日2026年2月10日)には、収集した情報の保管場所について「当社は、当社が収集した情報を中華人民共和国にある安全なサーバーに保存します」と記載されています。

また利用目的として「機械学習モデルやアルゴリズムなどの当社の技術のトレーニングおよび改善のため」という項目が含まれています。

ただし、このポリシーの冒頭には、開発者がオープンプラットフォームで作ったアプリのエンドユーザーから集める個人情報は対象外だと書かれています。API経由で送ったプロンプトや生成データがどこまで保存や学習の対象になるかは、ポリシーと利用規約のどちらにも、はっきりした記載は確認できませんでした。機密情報や顧客データを取り扱うシステムで利用する場合は、事前に利用規約およびポリシーの全文を社内のセキュリティ規定と照らし合わせる必要があります。

402(残高不足)と429(並列数の上限)で止まる

APIが止まったときに確認したいステータスコードに、402と429があります。

  • HTTP 402(Insufficient Balance):アカウントの利用可能残高が枯渇したことを示します。エラーコードの一覧では「アカウント残高を確認し、Top upページで資金を追加してください」と案内されています。
  • HTTP 429(Rate Limit Reached):リクエストの送信速度が速すぎるか、アカウントの並列数(Concurrency)または秒間リクエスト数(QPS)の上限を超過したことを示します。

レート制限の公式仕様では、並列数の上限はAPIキーごとではなく「アカウントレベル」で合算して計算されます。用途ごとに複数のAPIキーを払い出していても、合算の同時実行数がモデルごとの上限(flashは2,500、v4-proは500)を超えると429エラーが返されます。なお、並列数上限の拡張(増枠)申請自体には追加の費用は発生しません。

料金は予告なく変わることがある

料金ページには「製品の価格は変更される場合があり、DeepSeekは価格を調整する権利を留保します」と明記されています。

公式のクイックスタートにあるとおり、deepseek-flashは現在V4.1-Flash-1017で動いています。このモデルは、2026年10月17日付のV4.1-Flash-1017の発表記事で公開されたばかりです。本番環境で使うなら、料金ページとニュースのページを定期的に確認します。

複数のモデルプロバイダを統合して運用するアーキテクチャの選択肢として、OpenRouterの解説記事やAIゲートウェイの仕組みを解説した記事も参考になります。

DeepSeekのモデルを日本円で使うならロリポップ!AIゲートウェイ

ロリポップ!AIゲートウェイの公式サイト

海外のAPIサービスを直接契約して利用する場合、ドル建てによる為替レートの変動リスクや、海外事業者向けの決済処理、社内精算の手続きが課題になることがあります。

GMOペパボが提供する「ロリポップ!AIゲートウェイ」を利用すると、DeepSeekのモデルを含む複数のLLMを日本円で管理・運用できます。

利用料金を日本円のチャージ残高から支払える

「ロリポップ!AIゲートウェイ」では、モデルごとの利用料金をリクエスト時の為替レートで日本円に換算し、チャージ残高から支払えます。

初期費用および月額費用は0円で、事前にクレジットをチャージする前払い式です。チャージ時に5%の手数料(別途消費税)が発生し、追加したクレジットの有効期限は購入日から1年間となっています。ドル建ての海外請求を回避し、日本円のまま費用を処理できます。

DeepSeekもClaudeもGPTも1つのAPIキーで呼び出せる

「ロリポップ!AIゲートウェイ」はOpenAI互換APIとAnthropic互換APIに対応しています。

DeepSeekをはじめ、ClaudeやGPTなど異なる事業者のモデルに対応しており、利用するモデルを切り替える際も同一の接続形式と単一のAPIキーで呼び出せます。現在利用可能なモデルのラインナップについては、公式のモデル一覧ページで確認できます。

組織・プロジェクト・APIキーごとに上限を決められる

開発チームや社内での運用に向けて、組織、プロジェクト、APIキーごとに予算や利用量の上限を設定できます。

たとえば、DeepSeekを試す検証用プロジェクトにだけ小さな予算を割り当て、本番用のプロジェクトとは別に管理できます。

よくある質問

DeepSeek APIは無料で使えますか?

DeepSeek APIは従量課金制で、利用料はアカウントの残高から差し引かれます。付与された残高があれば、チャージした残高より先に消費されます。残高がない状態では、チャージするまで利用できません。

DeepSeek APIの無料枠はいくらですか?

新規登録時に付与される無料クレジットの有無や金額について、公式ドキュメント上には具体的な数値が記載されていません。サインアップ後のアカウント画面で残高を確認してください。

DeepSeekの公式APIはありますか?

提供されています。DeepSeek公式のオープンプラットフォーム(platform.deepseek.com)を通じて提供されており、OpenAI形式およびAnthropic形式の両方に対応したエンドポイントから利用できます。

deepseek-v4-flashというモデル名はまだ使えますか?

リクエスト自体は現在も受け付けられます。ただし旧名称に対応していたモデルの提供はすでに終了しており、内部処理は新モデルのDeepSeek-V4.1-Flash-1017で行われ、料金もFlashの価格で請求されます。新規実装ではdeepseek-flashを指定します。

DeepSeek APIは日本円で支払えますか?

DeepSeek公式の料金はドル表記で、残高の通貨はCNY(人民元)とUSD(米ドル)です。日本円での支払いについては、公式に記載を確認できませんでした。日本円のチャージ残高から支払いたい場合は、為替換算に対応した「ロリポップ!AIゲートウェイ」を経由して利用する方法があります。

OpenAIのコードをそのまま使えますか?

OpenAI公式のSDKをそのまま使えます。クライアントの初期化時にbase_urlをhttps://api.deepseek.comに指定し、APIキーとモデル名をDeepSeekのものに書き換えることで動作します。

入力したデータは学習に使われますか?

DeepSeekのプライバシーポリシーには、収集された情報が中国のサーバーに保管され、技術のトレーニングや改善に使用される旨が記載されています。ただし、ポリシーの冒頭には、開発者がオープンプラットフォームで作ったアプリのエンドユーザーから集める個人情報は対象外だと書かれています。API経由で送ったデータへの適用範囲は、ポリシーにも利用規約にも明記されていません。機密性の高いデータを送信する前に社内規定を確認してください。

DeepSeek APIは商用利用できますか?

利用規約において「商用利用(commercial use)」という単語自体は明記されていませんが、規約第4.2条によりサービスの出力に関する権利は利用者に譲渡され、派生製品の開発やモデル蒸留を含む幅広い用途に適用できると定められています。

また規約第1.1条に基づき、モデルの機能を自社のシステムやアプリに組み込んで社内外の利用者に提供できます。ただし規約第8.1条により、エンドユーザーに対してAIが生成したコンテンツであることを明示する義務が課されています。

まとめ

  • 2026年10月時点の現行モデルはdeepseek-flashとdeepseek-v4-proの2種類で、平日(中国の祝日を除く)の日本時間10〜13時と15〜19時はピーク料金(2倍)になります
  • 新規登録で付く無料クレジットの金額は公式ドキュメントに書かれていないので、試すときは残高をチャージする前提で準備します
  • base_urlとモデル名を指定すればOpenAI SDKやClaude Codeから呼び出せますが、機密データを扱う際は事前にプライバシーポリシーを確認します

DeepSeekの利用料を
日本円で管理する

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