OpenAI APIの料金はいくら?モデル別の単価と月額の目安を日本円で解説

自作アプリにGPTを組み込もうと料金ページを開き、モデル名と米ドル建ての単価が並んでいて、月額をすぐに計算できなくて困ったことはありませんか?OpenAI APIの料金は、使った分だけ支払う従量課金制です。単価は100万トークンあたりの米ドルで決まっていて、モデルによって数百倍の開きがあります。

  • OpenAI APIの料金は使ったトークン量に応じた従量課金制で、モデルごとに100万トークンあたりの単価が設定されています。
  • gpt-6.1-solは入力2ドル・出力10ドルで、軽量モデルのgpt-6-lunaは入力0.10ドル・出力0.50ドルです。
  • ChatGPTの有料プランとは別枠の請求となり、APIは前払いでクレジットを購入して利用します。
  • ダッシュボードで利用額を確認でき、ハードリミットを設定すると上限に達したあとの対象リクエストにはエラーが返ります(反映は即時ではありません)。

OpenAI APIの料金はトークン単位の従量課金

OpenAI APIの料金がトークン量で決まる仕組み

OpenAI APIの利用料は、月額の固定制ではなく、APIへ送受信したデータの量に応じて課金される従量課金制です。データの量はトークンという単位で数えます。OpenAIの公式ドキュメントによると、英語テキストの場合、1トークンはおよそ4文字、または0.75単語に相当します。このページには日本語テキストの換算比率が載っていないため、日本語の文章が何トークンになるかは、OpenAIのTokenizerに文章を貼り付けて数えるのが確実です。

料金は100万トークンあたりの米ドルで決まっています。費用を計算する際は、以下の3つの区分ごとに異なる単価が適用されます。

  • 入力トークン:利用者がプロンプトや指示文としてAPIに送信したテキストの量です。
  • キャッシュ入力トークン:入力のうち、キャッシュが適用された部分の量です。通常の入力より単価が安くなります。
  • 出力トークン:モデルが回答として生成したテキストの量です。入力より単価が高くなります。

ChatGPT Plusに入っていてもAPIは別料金

Webブラウザやスマートフォンアプリで利用するChatGPTの有料プラン(ChatGPT Plusなど)を契約していても、OpenAI APIの利用料は別にかかります。OpenAIヘルプセンターにも、APIの利用料はChatGPTのサブスクリプションとは別に請求されると書かれています。

「ChatGPT API」と呼ばれることもありますが、この記事で扱うのは開発者向けのOpenAI APIの料金です。

モデル別のOpenAI API料金一覧(2026年10月時点)

以下は、OpenAI API Pricingページに載っている2026年10月時点の単価で、料金ページでStandardと表示される通常処理のものです。単価は100万トークンあたりで、上段が米ドル、下段が1ドル=150円で換算した目安です。料金は改定されることがあるため、最新は料金ページで確かめてください。

モデル名入力キャッシュ
入力
出力
gpt-6-astra$10.00
約1,500円
$1.00
約150円
$50.00
約7,500円
gpt-5.5-pro$30.00
約4,500円
なし$180.00
約27,000円
gpt-6.1-sol$2.00
約300円
$0.10
約15円
$10.00
約1,500円
gpt-6-sol$2.00
約300円
$0.20
約30円
$10.00
約1,500円
gpt-5.5$5.00
約750円
$0.50
約75円
$30.00
約4,500円
gpt-6-luna$0.10
約15円
$0.01
約1.5円
$0.50
約75円
gpt-5.4-mini$0.75
約113円
$0.075
約11円
$4.50
約675円
gpt-5-nano$0.05
約7.5円
$0.005
約0.75円
$0.40
約60円
gpt-4o-mini$0.15
約23円
$0.075
約11円
$0.60
約90円

gpt-5.5とgpt-5.5-proの単価は、コンテキスト長が272K未満の場合のものです。

高価格帯モデル(gpt-6-astra・gpt-5.5-pro)

gpt-6-astraは入力10.00ドル、出力50.00ドルで、中価格帯のgpt-6.1-solの5倍の単価です。

さらに単価が高いgpt-5.5-proは、入力30.00ドル、出力180.00ドルです。キャッシュ入力の単価がなく、出力単価も一覧で最も高いため、用途を絞って採用すると、消費量の節約につながります。

中価格帯モデル(gpt-6.1-sol・gpt-5.5など)

業務システムへの組み込みや一般的なテキスト生成で候補になるのが中価格帯のモデルです。gpt-6.1-solは入力2.00ドル、出力10.00ドルです。キャッシュ入力は0.10ドルなので、同じ前置きの指示文を何度も送る用途では入力の費用を抑えられます。

gpt-6.1-solはgpt-6-solと入力・出力の単価が同じで、キャッシュ入力は半額です。gpt-5.5は入力5.00ドル・出力30.00ドルとさらに高いため、単価で比べると中価格帯ではgpt-6.1-solが選びやすいモデルです。

低価格帯モデル(gpt-6-luna・gpt-5-nanoなど)

大量のデータを処理する場合には低価格帯のモデルが向いています。gpt-6-lunaの単価は入力0.10ドル、出力0.50ドルで、gpt-6.1-solの20分の1です。

一覧で最も単価が低いgpt-5-nanoは入力0.05ドル、出力0.40ドルで、短文の仕分けのような定型作業の候補になります。同じ低価格帯でも、gpt-5.4-miniは入力0.75ドル・出力4.50ドルと、gpt-6-lunaより高い単価です。

どのモデルも出力単価は入力単価の4〜8倍なので、生成する文章が長いほど費用が増えます。

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料金を左右する処理方式とツールの追加料金

同じモデルでも、処理方式や追加機能の使い方で費用は変わります。

Batch APIとFlex processingで単価が半額に

即時の応答を必要としない処理であれば、Batch APIを利用できます。Batch APIの公式ガイドによると、通常処理と比べて50%の割引が適用されます。リクエスト結果は24時間以内に非同期で返却されます。

Batch利用時の単価は以下のとおりです。

  • gpt-6.1-sol:入力1.00ドル/キャッシュ0.05ドル/出力5.00ドル
  • gpt-6-luna:入力0.05ドル/キャッシュ0.005ドル/出力0.25ドル
  • gpt-5.4-mini:入力0.375ドル/キャッシュ0.0375ドル/出力2.25ドル

Flex processingは、応答が遅くなったり処理できない時間帯が出たりする代わりに安くなる処理方式です。上記3モデルの単価はBatchと同額です。

Fast modeの割高設定

優先処理の仕組みであるPriority processingは、2026年7月30日に「Fast mode」へと名称が変更されました。gpt-6.1-solの場合、料金は通常処理の2倍になり、入力4.00ドル、キャッシュ0.20ドル、出力20.00ドルが請求されます。

ツールの呼び出し単価

モデルのトークン代とは別に、組み込みツールを使うと追加費用がかかります。

  • Web search:1,000回の呼び出しごとに10.00ドルが加算されます。検索結果のコンテンツをモデルが読み込む際のトークン代は、各モデルの通常レートで別途請求されます。
  • File search:1,000回の呼び出しごとに2.50ドルが加算されます。

なお、文章を数値のベクトルに変換するEmbeddingsモデルはトークン単位の課金で、text-embedding-3-smallは100万トークンあたり0.02ドル、text-embedding-3-largeは0.13ドルです。

月額はいくら?利用シーン別の料金シミュレーション

OpenAI APIの利用シーン別の月額シミュレーション

単価は100万トークンあたりなので、月の入力・出力トークン数を見積もって次の式に当てはめます。

入力費用 =
  入力トークン数 ÷ 100万 × 入力単価
出力費用 =
  出力トークン数 ÷ 100万 × 出力単価
月額 = 入力費用 + 出力費用

日本円は1ドル=150円の仮定で換算し、消費税10%を加えた場合の目安も併記します。なお、この計算にはプロンプトキャッシュによる割引は含めていません。キャッシュが適用されれば金額はさらに下がります。

シーンA:社内チャットボットの運用

社員向けの質問応答ボットを運用する場合の試算です。

  • 利用条件:1日200回、1回あたり入力1,500トークン/出力500トークン、月30日稼働
  • 月間総量:入力900万トークン、出力300万トークン

選択するモデルによって、月額費用は以下のように変動します。

  • gpt-6-astraを採用した場合
    • 入力費用:9 × 10.00ドル = 90.00ドル
    • 出力費用:3 × 50.00ドル = 150.00ドル
    • 合計:240.00ドル(約36,000円/消費税10%込みで約39,600円)
  • gpt-6.1-solを採用した場合
    • 入力費用:9 × 2.00ドル = 18.00ドル
    • 出力費用:3 × 10.00ドル = 30.00ドル
    • 合計:48.00ドル(約7,200円/消費税10%込みで約7,920円)
  • gpt-6-lunaを採用した場合
    • 入力費用:9 × 0.10ドル = 0.90ドル
    • 出力費用:3 × 0.50ドル = 1.50ドル
    • 合計:2.40ドル(約360円/消費税10%込みで約396円)

gpt-6-astraとgpt-6-lunaでは、同じ利用回数でも月額に100倍の差が出ます。社内の問い合わせ対応なら、まずgpt-6-lunaで回答の質を確かめ、足りなければgpt-6.1-solに上げるのがおすすめです。

また、チャットボットの実装で過去の会話履歴を毎回すべてAPIへ送信する設計にしていると、会話の往復が増えるほど1回あたりの入力トークン数が増え、試算より高くなってしまうので、気をつけましょう。

シーンB:記事要約の一括データ処理

Web記事や報告書などのテキストを深夜にまとめて要約・整理するバッチ処理の試算です。

  • 利用条件:1日1,000件、1件あたり入力3,000トークン/出力300トークン、月30日稼働
  • 月間総量:入力9,000万トークン、出力900万トークン
  • 採用モデル:gpt-5.4-mini

処理方式の違いによる費用の差は以下のとおりです。

  • 通常処理で実行した場合
    • 入力費用:90 × 0.75ドル = 67.50ドル
    • 出力費用:9 × 4.50ドル = 40.50ドル
    • 合計:108.00ドル(約16,200円/消費税10%込みで約17,820円)
  • Batch APIで実行した場合
    • 入力費用:90 × 0.375ドル = 33.75ドル
    • 出力費用:9 × 2.25ドル = 20.25ドル
    • 合計:54.00ドル(約8,100円/消費税10%込みで約8,910円)

結果を翌朝までに受け取れればよい要約処理なら、Batch APIに切り替えると月54ドルの差が出ます。

OpenAI APIに無料枠はある?

2026年10月時点で、新規アカウント作成時に無料クレジットやトライアル期間が付与されるという公式の記述は確認できませんでした。

OpenAIの前払い請求に関する公式ヘルプでは、クレジットの最小購入額は5ドル、既定の購入額は10ドルと案内されています。

同ページには「アカウントに無料クレジットがある場合は購入分より先に使われる」という条件付きの記述がありますが、誰にでも無料枠が付くとは書かれていません。小さく動作確認するなら、gpt-6-lunaで試すのが安上がりです。入力1,500トークン・出力500トークンの処理なら、試算で1回あたり約0.0004ドル(約0.06円)なので、最小購入額の5ドルでも1万回以上試せます。

支払い方法と料金の確認方法

OpenAI APIのBilling画面。クレジット残高、ChatGPTとは別であることの表示、月の利用上限(Usage limits)への入り口がある

OpenAI APIは、先にクレジットを買っておく前払い方式で、購入したクレジットは購入後1年で失効します。日本の消費税10%が、適用されるサービスの請求書に加算されます。

日々の利用量は、組織のUsageダッシュボードで確認でき、現在の利用額と設定した上限を比べられます。

使いすぎを防ぐ上限とアラートの設定

プログラムの不具合やループ処理で費用が増えすぎないよう、利用額の制限を設定できます。Spend limitsの公式ガイドによると、制限にはアラートとハードリミットの2種類があります。

  • Spend alert:設定金額に達すると通知が届きます。ただし、通知が届くだけでAPIの通信自体は停止しません。
  • ハードリミット:設定金額に達すると、それ以降のAPIリクエストには429エラーが返ります。アプリ側では、このエラーを受け取ったときの表示や再試行の扱いを決めておく必要があります。

組織全体の制限は「Organization limits」ページの「Spend」から、プロジェクトごとの制限は「Project settings」の「Limits」タブ内にある「Spend」から設定します。設定額に達したあとのリクエストを止めたい場合は、「Enforce a hard limit」のトグルを有効にします。

注意点として、公式ドキュメントには制限の適用が即時ではないため、実際の消費額が設定値をわずかに上回ることがあると記載されています。

これとは別に、組織ごとに利用ティアに応じた月の利用上限額があり、詳細はRate limitsのページで確かめてください。

OpenAI APIの料金を抑える5つのコツ

1. 低価格モデルから検証を始める

最初から高価格帯のモデルを組み込まず、まずgpt-6-lunaで試し、足りなければgpt-6.1-solに上げます。分類や要約などの定型作業で低価格帯のモデルが要件を満たせれば、gpt-6.1-solを使う場合の20分の1の単価で済みます。

2. プロンプトキャッシュが適用される構成にする

プロンプトの前半部分に置くシステム指示文や参照ドキュメントを固定化し、頻繁に書き換えない構成にします。料金表では、キャッシュ入力の単価は通常の入力単価の2分の1から20分の1です。キャッシュが適用される条件は、OpenAIのプロンプトキャッシュのガイドで確かめてください。

3. 即時応答が不要な処理はBatch APIへ回す

夜間のバッチ処理や数時間遅れても問題のない集計作業には、Batch APIを採用します。通常処理と同じモデルを半額の単価で呼び出せます。

4. 最大出力トークン数を制限する

出力の単価は入力の4〜8倍です。リクエストで最大出力トークン数を指定しておけば、モデルが必要以上に長い回答を返して費用が増えるのを防げます。

5. APIキーを適切に管理して不正利用を防ぐ

APIキーが外部に漏洩すると、第三者によって不正にモデルを呼び出され、身に覚えのない高額請求が発生するリスクがあります。キーをGitHubなどの公開リポジトリにコミットしないよう徹底し、用途や環境(開発・本番)ごとにキーを分離して管理します。

OpenAIのモデルを日本円で使うならロリポップ!AIゲートウェイ

ロリポップ!AIゲートウェイの公式サイト

OpenAI APIの料金表は米ドル建てのため、同じ使い方でも日本円での支払額は為替によって月ごとに変わります。日本円のまま予算を組みたい場合の選択肢が、GMOペパボの「ロリポップ!AIゲートウェイ」です。対応モデルにはgpt-6-astra・gpt-6-sol・gpt-6-lunaなどOpenAIのモデルも含まれています。

1. リクエスト時のレートで日本円換算して支払える

「ロリポップ!AIゲートウェイ」では、各モデルの利用料金はAPIリクエスト時の為替レートに基づいて日本円に換算され、あらかじめチャージした残高から支払われます。

初期費用および月額費用は0円で、前払いチャージ式を採用しています。チャージ時には5%の手数料(別途消費税)が発生し、追加したクレジットは購入日から1年で失効します。

2. 複数のプロバイダーを1つの接続口に集約

「ロリポップ!AIゲートウェイ」で使えるのは、15プロバイダーの65モデルです。

OpenAI互換APIとAnthropic互換APIに対応しており、公式SDKの接続先と「ロリポップ!AIゲートウェイ」のAPIキーを設定して利用できます。複数のモデルを1つの接続口で切り替える仕組みはAIゲートウェイとは何かを解説した記事で、同じ種類のサービスであるOpenRouterはOpenRouterの解説記事で紹介しています。

3. プロジェクトやメンバー単位のコスト管理機能

「ロリポップ!AIゲートウェイ」の画面上では、モデル別やメンバー別の利用量と発生料金を把握できます。

メンバーごとに使えるモデルや利用上限額も設定できます。

よくある質問

Q1. OpenAI APIは1回いくらですか?

1回あたりの料金は固定されておらず、リクエストの入力と出力のトークン量、および選択したモデルの単価によって決まります。たとえばgpt-6-lunaを使って入力1,500トークン・出力500トークンの処理を行った場合、1回の費用は約0.0004ドル(1ドル=150円換算で約0.06円)です。

Q2. OpenAI APIの料金は日本円で支払えますか?

OpenAIの料金表とクレジットの購入額は、どちらも米ドルで案内されています。日本円の残高で管理したい場合は、「ロリポップ!AIゲートウェイ」のように日本円でチャージして支払えるサービスが選択肢になります。

Q3. APIキーの発行に料金はかかりますか?

料金表に、APIキーの発行料金の項目は載っていません。料金表に並んでいるのは、トークンの消費やツールの呼び出し、画像生成などの項目です。

Q4. 料金が高くなりすぎることはありますか?

プログラムの無限ループやAPIキーの流出が発生した場合、短時間で利用料が高騰する可能性があります。Limitsの設定でハードリミットを有効にしておけば、設定額に達したあとのリクエストには429エラーが返ります。反映は即時ではないため、記録上の利用額が設定額をわずかに超えることがあります。

Q5. Azure OpenAIの料金はOpenAI APIと同じですか?

Azure OpenAIはMicrosoftが提供するクラウドサービスで、単価はOpenAI APIの料金表とは別にMicrosoftが定めています。単価はAzure OpenAIの料金ページで確かめてください。

Q6. OpenAI APIの請求書に消費税はかかりますか?

2025年1月1日から、適用されるサービスの請求書に日本の消費税10%が加算されています。対象になるサービスや条件は公式案内で確かめてください。

Q7. 購入したクレジットに有効期限はありますか?

前払いで購入したAPIクレジットは、購入後1年で失効します。1年で使い切れる金額ずつ購入するのが無難です。

まとめ

  • 料金はトークン量に応じた従量課金制であり、100万トークンあたりの単価はモデルごとに大きく異なります。
  • 単価表だけでは見えにくい月額費用も、想定回数とトークン数を掛け合わせることで利用規模に応じた試算が可能です。
  • 開発を始める前にハードリミットを設定しておくと、上限に達したあとの対象リクエストにはエラーが返ります。反映は即時ではないため、設定額をわずかに超えることがあります。

計算式に自分の1日の回数とトークン数を入れて月額を出し、その額をハードリミットに入れてから本番に組み込んでください。

APIの利用料を
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「ロリポップ!AIゲートウェイ」なら、OpenAIを含む複数のモデルの利用料を日本円のチャージ残高から支払えます。初期費用・月額は0円です。

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