ホームページを独自ドメインで運用している場合の手続きとして、ドメインの更新と更新費用の支払いがあります。
ドメインには有効期限があり、更新手続きをしないとホームページが表示できなくなり、最終的にはドメインを他の人に取得される可能性があります。
本記事では、独自ドメインの更新方法と必要な費用のほか、「ドメインを更新しないとどうなるか」を知らなかったという方にも、注意点を交えて解説します。

ドメイン更新とは?
ドメイン更新とは、契約期間が終了する前にドメインを延長し、引き続き使用できるようにする手続きです。
ドメイン更新の重要性
1. ホームページの停止を防ぐ
ドメインの有効期限が切れると、ホームページの表示やメールアドレスの送受信ができなくなります。 特に企業サイトやECサイトの場合、機会損失につながります。
2. SEO評価の低下を防ぐ
ドメインが失効すると、検索エンジンのインデックスから削除される可能性があります。 これにより、ドメインを再取得してもSEOの評価を回復するのに時間がかかる場合があります。
3. 第三者によるドメイン取得のリスク
ドメインが失効すると、他の人に取得される可能性があります。 ブランド価値のあるドメイン名の場合は、競合他社に取られるリスクもあります。
4. ドメイン更新のコストについて
ドメインの更新費用は、取得時と異なることがあり、年々高騰する傾向があります。 特に人気のあるドメイン拡張子(.com や .jp など)は値上がりしやすいため、長期契約でコストを抑えるのも一つの方法です。
また、一部のドメイン管理会社では、初年度の料金は安く設定されているものの、更新時の料金が高くなることがあります。最初にドメインを取得する際に更新費用も確認しておくことが重要です。
ドメインを更新しないとどうなるか
上記であげた「第三者によるドメイン取得のリスク」について、もう少し掘り下げてみましょう。
更新されなかったドメインは、一定期間後に再登録が可能になります。 「再登録が可能になったら、また登録すれば良い」と思うかもしれませんが、失効したドメインの再登録を狙った「ドロップキャッチ」と言われるものがあり、再登録を狙っている人たちの中で早いもの勝ちとなります。
必ずしも元の契約者が再登録できるとは限らないのです。
ドメイン更新を忘れた場合の対応
期限を過ぎてからドメインの更新を忘れていることに気づいた場合、ドメインの種類によっては一定期間更新が可能な場合があります。
ドメイン取得サービス「ムームードメイン」では、ドメインごとの更新可能日数を確認できるページがあります。
▼ムームードメイン-マニュアル
有効期限が切れたドメイン契約の更新方法
▼ムームードメイン-よくある質問
有効期限が切れた汎用・都道府県型JPドメインは更新できますか
なお、復旧費用が必要な場合があるため、ご契約のドメイン管理会社にて確認しましょう。
ドメイン更新を忘れないための事前準備
更新を忘れないようにするためには、ドメイン管理会社で用意された設定でカバーできます。
ドメインを取得する際に、次のような設定が可能な管理会社かを確認しておくと良いでしょう。
- 自動更新設定を活用する
- 自動更新を設定することで、更新忘れを防ぐ。
- クレジットカード決済や銀行引き落としを登録しておく。
- 期限切れ前に更新リマインドを設定する
- 登録メールアドレスに通知が来るように設定する。
- 複数年契約をする
- 長期契約することで、更新忘れを防ぐ。
※「.jp」は1年更新ですが、他のドメインであれば複数年契約できるケースがあります。
- 長期契約することで、更新忘れを防ぐ。
- レンタルサーバーとセットで契約する
- 定期的に有効期限を確認する
- ドメイン管理会社の管理画面で確認する。
- WHOISで有効期限を確認する。
<WHOIS(フーイズ)とは>
WHOISとは、インターネット上に公開されているドメインの登録情報のこと。
次のような情報を公開することが義務付けられています。
・管理を行っているレジストラ(ドメイン管理会社)
・登録者の名前、住所、電話番号
・登録日や契約終了日
・ネームサーバー(DNS)名
個人情報に該当する情報になるため、ドメイン管理会社の情報を代理公開する設定が可能なケースもあります。
WHOISの検索の仕方は「ムームードメイン」のマニュアルをご確認ください。
ドメイン更新に必要な費用は?
ドメイン管理会社の料金ページでは、取得費用と更新費用が確認できることがほとんどです。
次は、ドメイン取得サービス「ムームードメイン」の価格一覧ページです。
ドメインの種類によって異なることがわかります。

ドメインの更新方法
ドメインの更新は、契約しているドメイン管理会社の管理画面から手続きします。
管理会社によって詳細な手順は異なりますが、一般的な流れは次のとおりです。
- ドメイン管理会社の管理画面から更新手続きを進める。
- 支払い方法を選択し、手続きを完了する。
ドメイン更新のタイミングについて
ドメインの更新は、期限が切れる前に余裕を持って行うことが推奨されます。
期限ギリギリでの更新では、決済処理の遅延や設定ミスなどのトラブルがあった際に、失効してしまうリスクがあります。
ドメイン管理会社によっては更新手続きが可能な期限を設けている場合もあるため、確認しておきましょう。
レンタルサーバーとセットで契約して、更新忘れを防ごう
レンタルサーバーとドメインをセットで契約することで、ドメインの更新忘れを防げるケースもあります。
次に「ロリポップ!レンタルサーバー」と「ムームドメイン」を組み合わせたケースを紹介します。
ロリポップならではのドメイン特典と更新メリット
ロリポップでは「ハイスピードプラン」「エンタープライズプラン」を新規ご契約で適用条件を満たしている場合、対象ドメインがずっと無料になる特典があります。
▼ロリポップ-お知らせ
ドメインずっと無料
1. ムームードメインとの連携で安心の自動更新
「ドメインずっと無料」で取得したドメインは次の条件を満たしていれば、1年単位で更新されます。
ロリポップの契約の継続手続きのみで、ドメインの更新忘れの心配がありません。
- ロリポップを「ハイスピードプラン」「エンタープライズプラン」のいずれかでご契約
- ロリポップにおいて、12ヵ月未満の支払い履歴がないこと
- ロリポップにおいて、12ヵ月以上の自動更新の設定を行っていること
※ロリポップにおいて契約期間を12ヵ月未満に変更した場合や、自動更新設定を解除した場合には、次回更新時より独自ドメインの利用料金が発生します。
※更新期限が切れた場合は、再度条件を満たした場合であっても再度特典の適用を行うことはできません。
2. ドメイン取得・更新料金が無料
「ドメインずっと無料」を利用して取得された独自ドメインは、ロリポップの契約中はずっと無料になります。
ドメインの取得費用・更新費用がかからないため、コスト削減につながります。
3. 専用サポートで安心対応
ロリポップおよびムームードメインでは、ドメイン更新に関するサポートを提供しています。
AIによるチャットやメールでの問い合わせは24時間受け付けています。
まとめ
ドメイン更新を忘れると、サイト停止やSEO評価の低下といった大きなリスクがあります。
特にビジネスサイトやブランドサイトの場合、影響は計り知れません。
ロリポップなら、ムームードメインとの連携や自動更新機能、お得な更新料金などのメリットがあります。今すぐ管理画面をチェックし、ドメインの更新手続きを行いましょう。
ドメイン管理会社によっては「自動更新」が設定できて楽な一方、取得時は安いと思ったドメインが更新費用は高く設定されていて、自動更新によって決済されてから気づいたというケースもあります。
独自ドメインの取得やドメイン管理会社の移管の記事もご用意していますので、あわせてご覧ください。