この記事は執筆時の情報を元に書かれております。プラン名や金額が現在のものと異なる場合がございます。最新の情報は「ご利用料金」からご確認ください
ブログを始めようと思い立ったとき、最初にぶつかる壁が「どこのブログサービスが良いのかわからない」という問題です。これに関してはブログを開設する目的によるので、一概にどこがいいとは言えません。
そこで今回は、無料でブログを始めたい人におすすめのブログサービスを紹介します。ブログサービスを選ぶポイントにも触れているので、本記事を読めば自分にぴったりのブログサービス探しのヒントが見つかるでしょう。
無料ブログ開設におすすめのブログ作成サービス10選
無料でブログを開設したい場合は、次のサービスがおすすめです。
ブログ作成サービス | カスタマイズ | データ容量 | アフィリエイト可否 | サポート | 自動表示広告 |
---|---|---|---|---|---|
Amebaブログ | 可能 | 1TB | 可能 | お問い合せ | あり |
はてなブログ | 可能 | 300MB/月 | 可能 | Q&A、お問い合せ | あり |
note | ほぼできない | 10MB/記事 | 可能 | Q&A | なし |
ライブドアブログ | 不可 | 無制限 | 可能 | お問い合せ | あり |
Blogger | 可能 | 15GB | 可能 | Q&A | ほぼなし |
Seesaaブログ | 可能 | 2GB | 可能 | お問い合せ | ほぼなし |
FC2ブログ | 可能 | 10GB | 可能 | お問い合せ | あり |
楽天ブログ | 可能 | 無制限 | 可能 | お問い合せ | あり |
エキサイトブログ | 可能 | 1GB | 可能 | Q&A | あり |
Tumblrブログ | 可能 | 無制限 | 可能 | お問い合せ | あり |
次項からそれぞれの詳細を紹介するので、自分にあったブログを見つけるための参考にしてください。
Amebaブログ
引用元Amebaブログ
国内最大級の規模を持つAmebaブログ(アメブロ)。無料ブログといえばアメブロを思い浮かべる人も多いでしょう。そんなアメブロ最大の特徴はSNS機能を持つ点です。「いいね」やフォローなど読者と繋がる要素があり、ブログというよりもまさにSNSに近い存在。そのため、「長文を書くブログはハードルが高いけど、始めてみたい」と思っている人におすすめのサービスです。
会社名 | 株式会社サイバーエージェント |
---|---|
カスタマイズ | デザイン変更可能 |
サポート | お問い合せ |
広告 | あり |
データ容量 | 1TB |
はてなブログ
引用元:はてなブログ
はてなブログには「はてなブックマーク」や「はてなブロググループ」などの独自のコミュニティが存在。これらのおかげで初心者でもアクセス数の稼ぎやすいブログサービスとなっています。また「はてなブックマーク」では、無料でブックマークのオンライン保存ができるため、情報収集力にも長けています。
操作も簡単で、ブログの知識がまったくない人でも開設・運営が難なく行えるでしょう。また公開範囲の設定も可能なので、公開範囲を限定したい人におすすめのサービスです。
会社名 | 株式会社はてな |
---|---|
カスタマイズ | 可能 |
サポート | Q&A、お問い合せ |
広告 | あり ※有料版に移行すると非表示にできる |
データ容量 | 300MB/月 |
note
引用元:note
クリエイター向けのプラットフォームであるnote。2014年と比較的歴史の浅いサービスですが、今や500万人以上が利用する人気のサービスとなっています。
アメブロと同じくSNS機能を持つnoteですが、クリエイター向けを公言しているとおり、漫画や小説などの創作物が好まれる傾向にあります。そのため、日常系のライトな発信をしたい人はアメブロを、趣味について存分に語りたい人や長文の読み物系の投稿をしたい人はnoteを選ぶと良いでしょう。
定期的にコンテストなども開催しているので、気軽に応募したい人にもおすすめです。創作物が中心のブログであるため、デザインのカスタマイズ性は低く、どのアカウントもほぼ同じ様相です。
会社名 | note株式会社 |
---|---|
カスタマイズ | ほぼできない |
サポート | Q&A |
広告 | なし |
データ容量 | 10MB/記事 |
ライブドアブログ
引用元:ライブドアブログ
2015年からすべてのサービスを無償化したライブドアブログ。PC版では広告の非表示も無料でできます。ただし、スマホ版では広告やランキングの強制表示、CSSでデザインのカスタマイズができないといった制約が多いブログです。インターネットを利用するユーザーのほとんどがスマホからアクセスしているため、この点はデメリットと言えるでしょう。
しかし、容量無制限で動画や画像を取り込み放題な点や無料で独自ドメインの設定が可能といったメリットも持ち合わせています。もし大量のアクセスを集める予定がある場合は、無料ブログのなかでもおすすめのサービスです。
会社名 | LINE株式会社 |
---|---|
カスタマイズ | 不可 |
サポート | お問い合せ |
広告 | あり ※スマホ版 |
データ容量 | 無制限 |
Blogger
引用元Blogger
Googleが提供する無料のブログサービス、Bloggerは海外からのアクセスが多いという特徴があります。そのため、海外向けに発信したい人に向いているブログです。
無料ブログの多くが有料設定しているドメインの取得も無料。分析ツールが組み込まれており、アクセス解析ができるなど多機能な点も魅力の一つです。また、なんといっても無料ブログにありがちな広告表示が少ない点もありがたいところ。ただし、ヘルプについては、お問い合せ等はなくQ&Aでの対応になるため、不安な人は避けた方が無難です。
会社名 | Google LCC |
---|---|
カスタマイズ | 可能 |
サポート | Q&A |
広告 | ほぼなし |
データ容量 | 15GB |
Seesaaブログ
引用元:Seesaa
メディア事業を主軸に手掛けるシーサー株式会社が提供するSeesaaブログ。運営元の会社は2017年よりアフィリエイターと広告主を繋ぐASP大手の「A8.net」を運営するファンコミュニケーションズの子会社になっています。
そんなSeesaaでは、CSSやHTMLでの編集が可能なうえに、検索やカレンダーなどのブログパーツも豊富に揃っておりカスタマイズ性に富んでいます。そのため、無料ブログでありながらオリジナリティを持たせた「自分のブログ感」を創造可能。さらに400種類以上のテンプレートがあるため、デザインにおいても楽しめるブログです。
会社名 | シーサー株式会社 |
---|---|
カスタマイズ | 可能 |
サポート | お問い合せ |
広告 | ほぼなし |
データ容量 | 2GB |
FC2ブログ
引用元:FC2ブログ
2004年からサービスを提供しているFC2ブログ。無料ブログではトップクラスの5,500種類のテンプレートから好みのデザインを選択可能。高機能なエディタにより、文字色やサイズの変更をはじめ、リンクや動画の貼り付けが簡単に行えます。
ブログが簡単に更新できるだけでなく、FC2ブログは無料ブログのなかでもアフィリエイトなどで収益化を図りやすいブログサービスでもあります。アフィリエイターと広告主を繋ぐサービスであるASPやGoogleアドセンスを利用したアフィリエイトはもちろん、ブログ記事を販売できる機能があるなど、ブログ収入を得やすい仕組みが揃っています。
会社名 | FC2, Inc. |
---|---|
カスタマイズ | 可能 |
サポート | お問い合せ |
広告 | あり |
データ容量 | 10GB |
楽天ブログ
引用元:楽天ブログ
楽天ブログは、ECサイトで国内利用者数No.1の楽天が提供する無料ブログサービスです。楽天独自のアフィリエイトプログラム、楽天アフィリエイトとの相性が良いので物販アフィリエイトに興味がある人におすすめできます。また、楽天IDを持っている人であれば、新規会員登録の必要なくブログをスタートできる手軽さも特徴の一つです。
会社名 | 楽天グループ株式会社 |
---|---|
カスタマイズ | 可能 |
サポート | お問い合せ |
広告 | あり |
データ容量 | 無制限 |
エキサイトブログ
引用元:エキサイトブログ
検索エンジンやポータルサイトでおなじみのexciteが運営するエキサイトブログは、とにかくシンプルで簡単にブログの更新ができるためブログ超初心者におすすめ。また、写真の魅力が伝わるような仕組みがあるため、写真を多めに掲載したい人にも最適なブログサービスです。
MyBooks.jpでブログを本にすることもできるため、こどもの成長記録やオリジナル写真集の作成も可能。収益化というよりもSNSのように日常の何気ない一コマを気軽に綴れます。
会社名 | エキサイト株式会社 |
---|---|
カスタマイズ | 可能 |
サポート | Q&A |
広告 | あり |
データ容量 | 1GB |
Tumblrブログ
引用元:Tumblr
高い拡散力を備えたTumblrはブログというよりもSNSに近いサービスです。画像や動画などが簡単に引用できる機能があるため、スクラップブックのような使い方が人気。海外発ということもあり、海外向けの発信も考えている人におすすめです。カスタマイズ性も高く、おしゃれなオリジナルブログを作りやすい点もメリットです。
会社名 | Tumblr, Inc |
---|---|
カスタマイズ | 可能 |
サポート | お問い合せ |
広告 | あり |
データ容量 | 無制限 |
【目的別】おすすめのブログ作成サービス
無料ブログのなかでも、収益化を図りたいのか、趣味や日記を綴りたいのかといった目的によっておすすめのサービスが異なります。ここでは目的別に、今回紹介したサービスを振り分けて紹介します。
収益化を目指すのにおすすめのブログ作成サービス
アフィリエイトなどで収益化を目指す場合は、次のブログサービスがおすすめです。
【収益化を目指すのにおすすめのブログ作成サービス】
サービス名 | 特徴 |
---|---|
はてなブログ | 更新すると新着に表示されるので、初心者や知名度の低いブログでもアクセスが見込める |
note | アフィリエイトではなく、自身が執筆した記事を100~10,000円で有料コンテンツとして販売可能 |
ライブドアブログ | 1つのアカウントで10個のブログが作れるなど、アフィリエイトに強い要素がある |
Blogger | 強制表示される広告がほとんどない、表示速度が速いなどアフィリエイトに強い要素がある |
Seesaaブログ | 無料プランでも独自ドメイン、ASP、アドセンスの利用が可能 |
無料ブログサービスを利用して収益を発生させたい場合は、「商用利用可能かどうか」をチェックしておきましょう。
趣味や日記におすすめのブログ作成サービス
収益化ではなく、日々の出来事や思ったこと、趣味について思いっきり語りたい、という人は次のブログサービスがおすすめです。
【趣味や日記におすすめのブログ作成サービス】
サービス名 | 特徴 |
---|---|
Amebaブログ | 利用者の75%が女性。アクセス交流が活発 |
FC2ブログ | 他サービスでは難しいニッチなジャンルでも扱えることがあるため、趣味ブログにおすすめ |
楽天ブログ | データ容量無制限なので、写真をたくさんアップできる |
エキサイト | ブログメイトという機能があり、ブロガー同士で交流ができる。初心者にも管理しやすい |
Tumblr | データ容量無制限なので、写真をたくさんアップできる |
同じ趣味の人やブロガー同士で繋がりたい場合は、読者層にも注目するのがおすすめです。ブログサービスを選ぶポイントの詳細は次項で紹介します。
ブログ作成サービスを選ぶポイント
ブログ作成サービスを選ぶ際は次のポイントに注目しておきましょう。
- ブログの運営目的で選ぶ
- デザイン性やカスタマイズ性で選ぶ
- データ容量で選ぶ
- アフィリエイト、アドセンス対応可否で選ぶ
- コミュニティとの相性で選ぶ
サービス選定の前に、ブログの運営目的を決めておくことが大切です。目的が決まっていれば、ブログサービスを絞ることも容易になります。
ブログの運営目的で選ぶ
ブログサービスとひと口に言っても、収益化しやすい仕組み・機能があるサービスや写真をたくさんアップできるサービス、コミュニティでの交流が活発なサービスなど、それぞれ特性が異なります。
そのため、ブログ開設前に「ブログを通して何を得たいのか(したいのか)」を明確にすることが大切です。たとえば収益化が目的の場合に、アフィリエイトなどの商用利用禁止のブログを選んでしまうと収益化が難しくなります。これでは何のためにブログを運営しているのかわからなくなるので、まずは運営目的を決めて、その目的を実現できるような機能や特徴を持つブログサービスを選ぶようにしましょう。
デザイン性やカスタマイズ性で選ぶ
無料ブログはデザイン性やカスタマイズ性に制限があるため、同じサービスを利用している他のブログとの差を出しにくい傾向にあります。しかし、なかにはデザインテンプレートが豊富なサービスやHTML、CSSなどで柔軟にカスタマイズできるサービスもあります。
特にHTMLやCSSでの編集可能なブログサービスでは、文章を太字にしたり、ボタンを設置したりできるため、他のブログとの差別化が可能。ブログ運営の目的がなんであれ、読みやすいブログを作れるので読者を集めやすくなるでしょう。
データ容量で選ぶ
ブログに画像や動画を掲載したい場合は、ブログサービスのデータ容量にも注目しましょう。今回紹介したブログサービスのなかで最小のデータ容量は、はてなブログの300MB/月です。画像の画素数などにもよりますが、300MBで掲載できる画像は最大300枚程度。はてなブログの場合は、1ヶ月間で300枚以上はアップロードできないことになります。
ブログサービスによっては記事単位で制限を設けていることもあるので注意が必要です。また、容量が大きくても累積していくと画像や動画が掲載できなくなることもあるので、画像や動画の掲載を考えている人はデータ容量も考慮してサービス選びを行いましょう。
アフィリエイト、アドセンス対応可否で選ぶ
自分の商品やサービスを販売する以外でブログからの収益を狙う場合は、アフィリエイトやアドセンスの利用可否にも注目しておきましょう。アフィリエイトを行えるブログサービスでも、ASPが利用できる場合とブログサービス独自のアフィリエイトプログラムしか利用できない場合がある点にも注意が必要です。
アフィリエイトやアドセンスが利用できるかどうか以外にも、「強制的に表示される広告」の有無も確認しておきましょう。強制的に表示される広告は、読者にとっては記事が読みづらく、ブロガーにとっては読者の途中離脱により収益発生のチャンスを逃しやすくなるため、どちらにとっても良いものではありません。そのため、強制表示される広告があるのかどうか、非表示にできる方法はあるかどうかもあわせて確認することをおすすめします。
コミュニティとの相性で選ぶ
ブログサービスごとにユーザーの属性が異なります。たとえばnoteであればクリエイターや物作りが好きな人が多い、Amebaブログでは女性が多い傾向にあるといった感じです。そのため、ブログのジャンルにあった属性のコミュニティがあるブログサービスを選ぶのがおすすめ。ブログのコミュニティを通じて趣味仲間に出会えたり、アフィリエイトで収益を上げやすくなったりするので、ブログのコミュニティとの相性を確認しておくことも大切です。
将来的に収益化を目指すならWordPressがおすすめ
今は収益化を考えていなくても将来的に収益化を目指す可能性がある場合は、WordPressでのブログ作成がおすすめです。無料ブログでも収益化は図れますが、ブログサービスの特性上、大きく稼ぐことは難しい側面があります。そのため、収益化を目指す場合はWordPressを選択しましょう。
WordPress自体は無料で利用できますが、無料のブログサービスと異なり、ドメインとサーバー代がかかります。取得するドメインと契約するレンタルサーバーにもよりますが、費用は年間3,000~10,000円程度です。ドメイン代が永久無料になるキャンペーンを実施しているレンタルサーバー会社もあるので、上手く利用すればよりお得に収益化ブログを開設できます。
ロリポップ!レンタルサーバーでは、条件を満たせばドメインを永年無料で利用可能。さらにサーバー代も月額220円からとリーズナブルです。WordPress簡単インストール機能があるので、ブログ開設まで最短60秒なのも嬉しいポイントです。10日間の無料期間があるので、ぜひ使い心地を試してみてください。
WordPressブログの開設方法は「【ブログを始める初心者必見】ロリポップを活用した簡単なブログの始め方」で解説しているので合わせてご確認ください。
まとめ
無料ブログは登録すれば簡単に作れるので、「ブログを始めてみたいけど難しそう…」という人におすすめです。無料で利用できるので、まずは使い心地を確かめるのに複数サービスに登録するのも良いでしょう。
ただし、無料ブログでは無料であるがゆえに制限も多くあります。そのため、ブログから収入を得ようとする場合はWordPressでのブログ作成がおすすめです。作り方はそれほど難しくないので、収益化を図りたい人は将来のことを考慮してWordPressも検討してみると良いでしょう。