すでに雑記ブログを始めている方はもちろん、これから雑記ブログを始める方も気になるのは「アクセスを増やしたい」ということと、「収益化を図りたい」ということではないでしょうか。
しかしながら、雑記ブログは収益化が難しいブログでもあります。
それは、雑記ブログは特化ブログに比べて差別化が難しいためです。
特化ブログのようにテーマやジャンルが絞られていないため専門性、権威性、信頼性を構築しにくく、記事として取り扱うネタも個人の日記や時事問題や世の中のトレンドなど、誰でも書ける記事になりやすいといえます。
しかし、雑記ブログは絶対に稼げないというわけでもはありません。この記事では雑記ブログにて収益を出すための工夫やヒントについて解説します。
ぜひ、あなたの雑記ブログで収益を上げましょう!
雑記ブログとは?
まずは雑記ブログについて軽く説明します。
雑記ブログとはその名の通り記事のテーマやジャンルが決まっておらず、自身の日記や流行っているマンガの感想、芸能や時事問題についての見解、意見などを記事として書く、まさしく雑記を記すブログを指します。
また、雑記ブログはその自由さから、世の中で話題となっている事をネタにして書かれることも多い傾向にあり、特にそのような雑記ブログはトレンドブログとも言われています。
雑記ブログにはメリット・デメリットがあります。記事を書きやすい、続けやすいことが最大のメリットですが、差別化が難しく、収益化が難しいことが最大のデメリットでもあります。
(雑記ブログのメリット・デメリットについては、雑記ブログの始め方から書き方、公開までじっくり解説 で詳しく説明しています。)
もしブログの目的が収益化であるのならば、雑記ブログよりも特化ブログのほうが比較的簡単にかなえることが出来るため、特化ブログをおすすめします。
もちろん雑記ブログの最大のデメリットである収益化の難しさも工夫次第では解決します。
次に、雑記ブログでも着実に収益を上げる方法を説明します。
雑記ブログを収益化する4つの方法
雑記ブログを収益化する方法は大きく分けて4つあります。
- 記事をたくさん書いてみる
- 得意な記事、アクセスの多いテーマ、ジャンルを見つける
- 収益を得られる仕組みを導入する
- 記事を増やす。追記、修正をする
順に説明していきます。
1. 記事をたくさん書いてみる
1つ目は「記事をたくさん書いてみる」。「習うより慣れよ」のことわざ通り、とにかく記事を書いてみることです。
雑記ブログを始める人のほとんどは初めてブログを書く人、もしくは専門的な知識がない人、自分の得意なことが分からない人です。
そんな人に「専門的で自分の得意な事、自分しか知り得ない事を誰にでも分かりやすく、かつ、定期的に記事を書いて発信していきましょう」とアドバイスしても、記事どころか一文も書くことすら出来ないことは想像に難くありません。
やったことがないスポーツで、いきなりプロ選手と同様のパフォーマンスを期待する方が間違っているのと同じで、ブログも最初から期待しすぎると現実とのギャップに苦しんでしまいます。
幸い、雑記ブログは何でも好きなことを書けるブログです。
いきなりプロと同様の質を追い求めるのではなく、いずれそこに到達するためのトレーニングを重ねるという意味でも、まずは記事を書くこと、そして記事を書くことを習慣化しましょう。
とはいえ、初めてブログを書く場合「そのトレーニング方法すらも分からない」「自分で目安やノルマを決めることも出来ない」という方もいるでしょう。
そこでわたしが提案するのがブログ60日トレーニングです。3つの段階に分けてブログを書いていきましょう。
- 最初の20日は、毎日1,000字以上の記事を書く(テーマ、ジャンルは何でも良い)
- 次の20日は、最初の20日に書いた記事と同じテーマ、ジャンルの記事を書く(視点や前提、結論を変えた記事を書く)
- 最期の20日は、これまでに書いた記事を1日に2つ修正、追記する(情報の追加や、関連する記事同士にリンクを貼るなど)
恐らく初めてブログを書く人にとって毎日1,000字以上の記事を書くことは難しい、いや、文章を書き慣れている人であっても難しいことだと思います。
ですが、上記のブログ60日間トレーニングをこなすことが出来れば、文章を書くことにさほど抵抗を感じず、記事のネタ探しや改善にも取り組めるようになれます。
地味すぎる、もっと手っ取り早くできるコツを教えて欲しいとバカにせずに実際にやってみてください。
裏を返せばその基本的なことすらもやらないから、いつまで経っても収益化も実現出来ないとも言えます(基本的にトレーニングは地味なものですから…)。
2. 得意な記事、アクセスの多いテーマ、ジャンルを見つけよう
2つ目は「自分の得意な記事、アクセスの多いテーマ、ジャンルを見つける」ことです。
1つ目で示したように定期的に記事を書き、記事数が多くなってくると自身のブログの記事の傾向や、常にアクセスがある、多く読まれている記事が次第に見えてきます。
自由に書いている雑記ブログなのに、特定のテーマやジャンルの記事が多くなるということは、あなた自身がそのテーマやジャンルについての情報を多く発信できる、知っているということです。
つまり、それがあなたの強みであると言えます。
自分の得意なテーマやジャンルの記事ならネタに困ったり、
定期的に更新したりすることも苦に感じづらくなるでしょう。
また、自分自身しか知らない情報や、考察も加えることができれば、他のどこにも掲載されていないオリジナルな情報を読者に提供することにもなります。
オリジナルな情報を提供することは他のブログとの差別化にも繋がります。
読者もあなたのブログにしかない情報を求めてやってくる、集客、収益化のきっかけに充分なり得ます。
また、特定の記事に常にアクセスがあるということは、その記事で扱っているネタは世の中の人が関心を持っていて、情報を求めているから読まれていると言えます。
収益化を図るネタとしては、世の中のニーズを表したこちら記事のほうが重要です。
出来る事ならアクセスの多い記事のテーマ、ジャンルの記事を増やしていきましょう。
この考え方を更に発展させると、自分の得意な記事やアクセスの多いテーマ、ジャンルの記事を増やしていけば、雑記ブログを徐々に特化ブログにシフトさせいくこともできます。
ただ、雑記ブログを特化ブログに変えるよりは、特化ブログを別に立ち上げることをおすすめします。
その理由は、雑記ブログを特化ブログに変えてしまうと書きたいことや好きな事を書ける場所としての雑記ブログではなくなってしまうため、ブログが続かなくなるという本末転倒にもなりかねないからです。
この方法は雑記ブログの収益化というよりは、雑記ブログをきっかけにして特化ブログで収益化を図る方法ですが、収益化を図るための大事な考え方のひとつなので知っておいてください。
3. 収益を得られる仕組みを導入する
3つ目は「収益を得られる仕組みを導入する」ことです。
雑記ブログで収益を得られる仕組みとしてよく使われるのは広告の掲載やアフィリエイトの導入で、この2つは初心者でも実装しやすい方法です。
広告にも多くの種類、方法がありますが、一般的なものはバナー広告です。
広告サービスの1つであるGoogle AdSenseは、雑記ブログにバナー広告を掲載し、読者がその広告をクリックすると、広告主のページへ誘導した対価としてあなたに報酬が支払われる広告です。
Google AdSenseの優れている点は、掲載する広告が自動で選ばれて表示されるところです。
通常の広告は掲載するページ、場所、広告内容などを自分で決めなければなりませんが、Google AdSenseは掲載したいページの場所にタグを埋め込むだけで、そのページに適した広告を自動で選んで表示します。
そのため、広告を選んで貼る手間がほぼなくなり、記事を書くことに集中できるので、雑記ブログには適しているサービスです。
手軽に収益を得られるGoogle AdSenseですが、広告を掲載するには審査があり、承認されるにはいくつかの条件もあります。
まず、ブログのドメインは独自ドメインでないと承認されません。
以前は主な無料ブログサービスのドメインを利用したブログでも承認されていましたが、2021年5月現在では独自ドメインでないと承認されなくなりました。
次に、広告を掲載する雑記ブログにある程度の記事がないと承認されません。
Google AdSense側も広告を掲載するに値するかどうかを審査するのですから審査対象となる記事がない、あっても極端に少ないのではなかなか承認されません。
ある程度の記事を揃えた後に申請しましょう。
このある程度の数はハッキリしていません(公式でも発表されていません)が、記事数は30程度、記事の文字数も1000文字以上は揃えておきたいところです。
但し、この数はあくまで目安です。これよりも少ない数で審査に通ることもありますし、これより多くても審査に通らないこともあります。
また、広告主はどういう記事に広告を掲載したいかを考えて記事を書くことは質のよい記事を書くことにも繋がり、更に読者が増え、収益化に繋がるきっかけにもなります。
さらに詳しい情報や審査の手順は、こちらの記事で紹介してますので、ぜひご覧ください。
ブログにGoogleアドセンスを設置するまでの手順【審査のポイントと申請方法も詳しく解説します】
もうひとつの収益化の方法、アフィリエイトの導入は自分で掲載する広告を決めて、広告主のページへ誘導する広告です。
Google AdSenseと違い、クリックしただけでは収益にはならず、広告主のページで商品購入やサービスの申し込みが行われて初めて報酬を得られるサービスです。
その特性からも言えるように、アフィリエイトは雑記ブログよりは特化ブログに向いている広告サービスだと言えます。
そんなアフィリエイトサービスの中でもAmazonアソシエイトは雑記ブログに向いているサービスです。
Amazonアソシエイトはあなたの雑記ブログで紹介した商品が購入されると報酬を得ることができます。
雑記ブログの記事に適した商品を選んでバナー広告を貼ることは、この記事を読む読者はどんな商品が欲しいと思うかを考えることであり、読者の意図を適える記事は収益も上がります。
さらに詳しい情報や審査内容は、以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
アフィリエイト初心者が月に1万円の報酬を得るまでにやるべきこと
4. さらに記事を増やし、追記、修正してみよう
雑記ブログは好きなように記事を書いて記事数を増やせばよく、もちろん少ないよりも多い方が良いのですが、ただ闇雲に増やすだけではかなりもったいない、収益化も遠きものとなってしまいます。
記事を増やすだけでなく、定期的に過去の記事を見直して追記、修正することをおすすめします。
記事を書いたときに最新だった情報も時間が経てば古い情報になりますし、関連する情報も増えることもあるでしょう。
一から新しく記事を作るのもよいですが、以前の記事を現状に合わせて追記、修正すれば新しく記事を作るよりも時間も手間もかからないだけでなく、以前からその記事を読んでいる読者に新しい情報を提供することにもなります。
また、追記、修正の方法は最新の情報を掲載するだけのものではありません。
読者のニーズをより具体的に掴んで、その情報を掲載するのもひとつの方法です。
雑記ブログを続けていて記事数も多くなってくると、常にアクセスがある、読まれている記事が次第に見えてきます。
特定の記事にアクセスがあるということは、その記事で扱っているネタは世の中の人が関心を持っている(需要がある)から読まれていると言えます。
追記だけでなく関連する記事をリンクにて案内すれば、読者はリンクを貼った記事も閲覧してくれる可能性が高まります。
さらに言えば、アクセス解析から検索流入のキーワードもチェックしてみましょう。
それは、検索キーワードには読者の意図が多分に含まれているからです。
例えば「カレーライス 材料」で検索流入があったとすれば、読者は「カレーライスに入れる具材や調味料を知りたい」という意図があると推測でき、「カレーライス レシピ」ならば、「カレーライスの作り方、手順を知りたい」という意図があると推測できます。
手順だけでなく具材や調味料、道具を記事内で合わせて紹介すれば購入してくれる読者も現れ、収益化にも繋がるでしょう。
このように、検索キーワードの第二、第三キーワードから読者の意図を読み取ることは記事を増やすだけでなく、追記、修正による改善にもなりますので、定期的に行うようにしてください。
まとめ
以上が雑記ブログを収益化させる大きな4つの方法です。
特に記事の増やし方や追記、修正に迷ったときは、「記事をたくさん書いてみる」で紹介したトレーニング方法を参考にして実施しましょう。
また、迷った時ほど初心に戻り、基本をしっかりこなすことを意識してみてください。
そして視点や前提、結論を変えることで記事を増やし、情報の追加や関連する記事同士にリンクを貼ることで、記事だけでなく雑記ブログ全体の質を上げていけば、自ずと収益化にも繋がりますよ。