OpenClaw

OpenClaw 2.0が公開。新機能・変更点を細かく解説

2026年8月末、OpenClawの大型アップデート「OpenClaw 2.0」が公開されました。正式なバージョン番号は「v2026.8.1」です。 OpenClawは、自分のPCやサーバー上で動かせるオープンソースのAIエージェントです。今回のアップデートは、単に新機能がいくつか増えたという規模ではありません。

初めて使う人向けのセットアップ、ブラウザ上の操作画面、セッションを動かす場所や共有方法、記憶、権限管理、自動化、セキュリティまで、かなり広い範囲に変更が入っています。 一方、すでにOpenClawを使っている人は、勢いで更新する前に確認しておきたい点があります。セッションの保存方式がSQLiteへ移行したほか、OpenProseの扱いやOpenAI関連のモデル設定にも、これまでの設定やデータがそのままでは引き継げない変更が入っています。 この記事では、OpenClaw 2.0で何が大きく変わったのかを中心に、細かな新機能、アップデート時の注意点、新しいセットアップ方法まで整理します。

  • OpenClaw 2.0はv2026.8.1の呼び名で、OpenClaw史上でも大きな規模のアップデートです。
  • 大きな流れは、導入のしやすさ、ブラウザでの作業の追いやすさ、セッションの実行場所や共有、記憶とセッション継続性の強化の4つです。
  • 既存ユーザーはSQLite移行だけでなく、OpenProseやOpenAI関連のモデル設定の変更にも注意が必要です。
  • iPhoneやAndroidでも公式アプリを使えますが、スマートフォン単体でOpenClawが動くわけではありません。

OpenClaw 2.0とは?一部の改善から全面的な見直しへ

OpenClaw 2.0の正式なバージョン番号は「v2026.8.1」で、公式リリースノートにも「v2026.8.1 (AKA OpenClaw 2.0)」と記載されています。「2.0」は正式なバージョン番号ではなく、今回のアップデート規模を表す呼び名です。

公式ブログ「OpenClaw 2.0, Accidentally」は2026年8月30日付で公開されました。 タイトルの「Accidentally」は「意図せず、偶然に」という意味で、最初から大規模な2.0を作る計画だったわけではありません。開発チームが当初取り組んでいたのは、OpenClawを簡単に始められるようにすることと、ブラウザアプリを使いやすく作り直すことでした。

ところが、その2つをきちんと仕上げようとすると周辺の仕組みにも手を入れる必要が出てきて、結果的にインストール、メッセージング、記憶、スキル、モデル、自動化、アプリ、プラグイン、セキュリティまで変更が広がったと説明されています。 開発規模も、通常のアップデートより大きなものになりました。公式ブログによると、933人のコントリビューターが参加し、そのうち569人は、今回初めてOpenClawの開発に参加しました。

取り込まれたPull Requestは16,000件を超え、公式ブログによれば、これはそれまでにOpenClawへマージされたPull Request全体のおよそ半分に相当します。OpenClawはそれ以前、230日間で106回リリースするほど更新頻度の高いプロジェクトでしたが、今回の準備では約7週間、新しいリリースを止めて開発を続けていました。 一つ補足しておきたいのが、ブラウザの操作画面であるControl UIと、初回のセットアップにあたるオンボーディングです。2.0の公式発表では、この2つが今回の開発の出発点として大きく紹介されています。

ただし、2026年7月13日に公開されたv2026.7.1で、すでに「Control UI overhaul」「Easier setup」として大規模な改修が入っていました。2.0で突然ゼロから登場した機能ではなく、それまで進めていた使いやすさの改善が、セッションや記憶、権限、クラウド実行を含むOpenClaw全体へ広がった、というのが実際のところです。 OpenClaw自体の仕組みや、何ができるAIエージェントなのかは、OpenClawとは?の記事で詳しく解説しています。

公開直後から、SNSでも2.0の話題が広がりました。OpenClaw公式の告知ポストと、国内で2.0をいち早く紹介した投稿を載せておきます。

OpenClaw 2.0で大きく変わった4つのポイント

リリースノートを細かく追うと、OpenClaw 2.0には非常に多くの変更があります。すべてを同じ重要度で並べると全体像が見えにくくなるので、使い方への影響が大きいものを4つ、先に押さえておきます。

導入、ブラウザでの操作、セッションの実行・共有、そして記憶と継続性です。

OpenClaw 2.0の主な変更点まとめ

1. 初めて使うときのセットアップが簡単になった

OpenClaw 2.0の公式ブログで最初に取り上げられているのが、導入のしやすさです。これまでのOpenClawは、利用するモデルや認証方法を自分で設定してから使い始める必要がありました。

新しいガイド付きセットアップでは、先に「このマシンですでに使えるAIがないか」を調べ、実際に応答できることを確認してからOpenClawを起動する流れになっています。 公式ブログでは、既存のChatGPTやClaudeのサブスクリプション、APIキー、ローカルモデルなどを活用すると説明されています。ただし、「PCの中からChatGPTの契約そのものを勝手に見つける」という意味ではありません。

自動検出の対象として公式ドキュメントに明記されているのは、設定済みのモデル、環境変数に入っているAPIキー、対応するローカルAIのCLI、そしてOpenClaw本体(Gateway)が動いているマシンから到達できるOllamaやLM Studioのモデルなどです。 見つけた設定をそのまま信用するわけでもありません。候補ごとに実際に短い応答を返せるかを試し、うまくいかなければ理由を表示して次の候補へ進み、それでも使えるものがなければOpenAI、Anthropic、xAI、Google、OpenRouterなどから利用するプロバイダーを選びます。

この検出の段階で、OllamaやLM Studioのモデルを勝手にダウンロードすることはありません。 初回セットアップですべての設定を終わらせるのではなく、まずAIと会話できる状態まで持っていき、その後のWorkspaceやGateway、チャンネル、エージェント、プラグインなどはOpenClawと会話しながら設定します。「最初に大量の設定項目を埋めてから使う」形から、「まず動くAIを見つけて会話を始める」形へ変わったのが、今回のオンボーディング改善の中心です。

2. Control UIが会話だけでなく作業の進行も確認できる画面になった

ブラウザからOpenClawを操作するControl UIも、2.0で大きく変わった部分です。公式ブログでは、ブラウザアプリを主要な操作手段として作り直し、起動した直後にエージェントとの会話画面が開くようにしたと説明しています。

設定の続きを行う、進行中の仕事へ戻る、OpenClawが動いている様子を追う、といった操作を、会話画面の近くから行えるようにしています。 前述の通り、Control UIの大幅な刷新自体はv2026.7.1から進んでいました。セッションの整理や、ファイル・タスク・承認などを会話の近くへ集める変更は、7月のリリースにも含まれています。

2.0では、その、作業の進み具合を確認する部分がさらに強化されました。公式リリースノートによると、進捗を示すカードは画面を再読み込みしても残り、サブエージェントの活動や増えていく編集内容を、Webアプリとネイティブアプリの両方から追えます。 AIエージェントは、質問に答えて終わるチャットとは違い、ファイルを編集したり、サブエージェントを動かしたり、途中で承認を求めたりしながら作業を進めます。2.0のControl UIは、その途中経過を人間の側から把握しやすくしています。

3. セッションを1台のGatewayの外でも動かせるようになり、複数人での共有も強化

2.0で特に大きく変わったのが、セッションの扱いです。ここは「マルチプレイヤーになった」だけでは、何が変わったのか伝わりません。

実際には、「どこでセッションを動かすか」と「誰がそのセッションへ参加できるか」の両方が見直されています。 まず、セッションの実行場所です。これまではGatewayが動いている環境を中心に作業していましたが、2.0ではペアリングしたデバイスやクラウド上のワーカーへ作業を移し、セッションのWorkspaceも移動先へまとめて引き継げるようになりました。

公式ドキュメントは、セッションの実行場所としてGateway本体、ペアリングしたデバイス、クラウドワーカーの3つを挙げています。手元のGatewayから操作しながら、実際の処理だけを別のデバイスやクラウド側で動かせます。 もう一つが、複数人で一つの仕事を扱う機能です。公式ブログでは、共有クラウドセッションによって、進行中の仕事へ別のメンバーを招いたり、エージェントが持っている文脈を保ったまま仕事を引き継いだりできるようになったと説明し、これを「multiplayer」と表現しています。

開発チーム自身も、OpenClawの開発にこの仕組みを使っているとのことです。 あわせて、チーム向けのOperator Roleも追加され、利用できるエージェントや、他人のセッションへのアクセス、Operator権限などを制限できます。ただし、これは企業向けの完全なマルチテナント機能とは違います。

公式リリースノートでも、このRoleは同じ信頼領域の中で使うコラボレーション用の制御であり、互いに信頼しないユーザーを安全に隔離するための仕組みではないと明記されています。強い分離が必要なときは、Gateway自体を分ける必要があります。 2.0のセッションで変わったのは、複数人で同じチャットを見られることだけではありません。エージェントが途中まで進めた仕事を、その文脈やWorkspaceごと、別の実行環境や別の人へ渡しやすくなっています。

4. 記憶とセッション継続性が具体的に強化された

OpenClaw 2.0について、公式は記憶とセッション継続性の強化を挙げています。リリースノートを見ると、その中身はいくつかの具体的な機能に分かれています。 一つ目は、過去のプライベートな会話から関連する情報を思い出す仕組みです。Active Memoryが有効で、DM分離を設定していない個人利用の環境では、同じエージェントの別のプライベート会話から、関連する文脈を限定的に取得できます。

グループやチャンネルの会話は対象外で、この機能自体を無効にすることもできます。 二つ目は、バックグラウンドで記憶を整理する仕組みです。モデルを使って記憶を整理し、出典を追える情報を長期記憶へ取り込む動作がデフォルトで有効になりました。

何が整理されたかを確認できるDream Diaryも用意されており、こちらも無効化できます。 三つ目は、セッションそのものの寿命です。自動リセットのルールを明示的に設定していない場合、日付が変わったり一定時間使わなかったりしただけでは、セッションIDを自動で切り替えないのがデフォルトになりました。

毎日リセットする、一定時間使わなければリセットする、といった設定は引き続き使えます。 さらに、承認済みの作業やスキルを自動的に取り込む自己学習の仕組みも用意されています。設定によって、無効にしたり、提案だけにとどめたりできます。 記憶まわりも、2.0になったら過去の会話を何でも自動で覚えるわけではありません。会話をまたぐ想起、長期記憶への整理、セッションの継続、スキルとしての学習は、それぞれ別の仕組みで、どの情報が使われるかにも条件や設定があります。

そのほかにも使い勝手を変える新機能が追加

ここまでの4つ以外にも、v2026.8.1には日常的に使う場面で役立ちそうな機能が並んでいます。全部を長く説明すると重要度が分かりにくくなるので、要点だけ表にまとめます。

変更点できるようになったこと
過去の会話を検索過去のセッションに含まれる文章を、単語やフレーズで検索できます。ヒットした箇所から前後の会話を開けます。
エージェントからの質問に答えやすくエージェントが確認を求めるとき、文章だけでなく、カードやボタン、自由入力などで回答できます。
ウィジェット・ダッシュボードエージェントの結果をウィジェットとして会話に表示し、ダッシュボードへ固定したり、画像として書き出したりできます。
認証情報をチャットに残さず入力APIキーなどを求められたとき、マスクされた入力画面から渡せます。通常のチャット履歴やモデルが読むテキストから切り離して扱えます。
定期処理を一度だけ承認自動化に対して、特定の操作を継続的に許可できます。あとから確認・取り消しができ、内容が変われば改めて承認が必要です。
音声・動画の扱いを改善アップロードした音声・動画を、返信や再読み込みをまたいでも会話に保持しやすくなりました。iOS・Androidアプリでは動画のアップロードや再生も強化されています。

追加された新機能は、見た目の刷新にとどまりません。エージェントが長く仕事を続ける、途中で人間に確認する、権限を受け取る、結果を画面に出す、別の人へ仕事を渡す、といった部分がまとめて整備されています。

更新前に注意|SQLite移行だけではない

すでにOpenClawを使っている場合は、新機能より先に、アップデートで変わる部分を確認しておくことをおすすめします。特に重要なのが、セッション管理のSQLite移行です。

セッション管理の仕組みがSQLiteへ移行

2.0では、各エージェントのセッション情報が、エージェントごとのSQLiteデータベースに保存されるようになりました。以前の環境にある sessions.json のセッション情報や稼働中の履歴は移行時に取り込まれ、アーカイブされた履歴ファイルはセッションのディレクトリにも残ります。

すべての会話ファイルが一つのSQLiteへ丸ごと置き換わるわけではなく、セッション管理の仕組みがSQLite中心へ変わりました。 公式が推奨する更新コマンドは openclaw update です。このコマンドはインストール方法を判定して新しいバージョンを取得し、openclaw doctor を実行したうえでGatewayを再起動します。

ただし、更新時に自動で作られる設定のコピーは、OpenClaw全体を元に戻せる完全なバックアップではありません。大きなアップデートの前には、別途「verified backup」を作ることが推奨されています。 特に気をつけたいのは、2.0へ更新したあとで古いバージョンへ戻す場合です。SQLite移行後に新しく作ったセッションは、古いファイルベースのOpenClawには表示されません。

ダウングレードするときは、現在のCLIでGatewayを停止し、openclaw doctor —session-sqlite restore —session-sqlite-all-agents を実行して、旧形式の履歴を復元してから古いバージョンを起動する手順が案内されています。「とりあえず2.0にして、問題があればすぐ戻す」という感覚では更新しないほうが安全です。

OpenProseを使っている人も注意

SQLiteとは別に、v2026.8.1には、更新すると以前の設定がそのままでは使えなくなる変更、いわゆる「破壊的変更」もあります。一つはOpenProseです。

OpenProseは、複数のAIエージェントの段取りを、Markdownで書いた .prose というファイルにまとめて動かすための拡張機能で、どちらかというと上級者向けの仕組みです。これまでOpenClawに同梱されていたこのプラグインと /prose コマンドが本体から削除され、現在は外部のスキルとして提供される形になりました(GitHubのPull Request)。

更新時には openclaw doctor —fix が古いプラグイン設定を整理しますが、スキルとして使い直す手順は別に用意されているので、OpenProseを使っている人は、更新前に移行方法を確認しておくのが安全です。OpenProseを使っていなければ、この変更を気にする必要はありません。

OpenAI / Codexのモデル設定も変更

もう一つの破壊的変更が、OpenAI関連のモデル設定です。従来の codex/* や openai-codex/* といったモデル参照や認証プロファイルは、現在の openai/* へ統合されます(OpenClawのGitHubリポジトリ)。

この移行も openclaw doctor —fix が、モデル設定や認証プロファイル、セッションやAutomationに保存されたルートなどをまとめて行います。Codexとして動かす設定は保たれますが、競合があるときは自動で決めず、警告を出してユーザー側に修正を求める仕様です。

OpenAIやCodexを使っている既存環境では、更新後にモデル設定が以前と同じように動いているかも確認しておきましょう。 外部プラグインを自作・管理している人向けには、Plugin SDKにも今後削除される互換APIが案内されています。一般の利用者への影響は小さいものの、プラグイン開発者はv2026.8.1の移行案内まで確認しておく必要があります。

OpenClaw 2.0を試すには?

これからOpenClawを使う人と、すでに使っている人とで始め方が異なります。すでに使っているなら、前章のバックアップと移行内容を確認したうえでアップデートします。

新しく始めるなら、公式リリースノートにあるとおり、macOS、Linux、WindowsでCLIのオンボーディングを利用できます。 OpenClawはMIT Licenseで公開されているオープンソースソフトウェアなので、本体にライセンス利用料はかかりません。ただし、実際の費用は使い方によって変わります。

自分のPCだけで動かすならサーバー料金は不要ですが、24時間動かすためにクラウドやVPSを使えば、その実行環境の費用がかかります。AIモデルについても、API従量課金だけでなく、対応するサブスクリプション認証やローカルモデルなど複数の使い方があるため、必ずしもAPI料金が必要とは限りません。

詳しい費用の考え方は、OpenClawの料金の記事で解説しています。

iPhone・Androidは「OpenClaw本体を動かす端末」ではない

ここは誤解しやすいポイントです。OpenClawにはiPhone・Android向けの公式アプリがありますが、スマートフォン上でOpenClawのGatewayそのものを動かすアプリではありません。

Androidの公式ドキュメントには「companion node app」と書かれ、「Android does not host the Gateway」と明記されています。 iOSアプリも、別のマシンで動いているGatewayへ接続して使うクライアントです。iPhoneから会話するだけでなく、カメラや位置情報、音声など、スマートフォンが持つ機能をOpenClawへ渡せます。

そのため、「OpenClaw 2.0はMac・Linux・Windows・iPhone・Androidで動く」と横並びで書くと、実態からずれます。本体が動くのはあくまでPCやサーバーで、スマートフォンからはそこへ接続して操作します。

ガイド付きセットアップはどう進む?6ステップで確認

新しく始めるときの openclaw onboard によるガイド付きセットアップは、次の流れです。

ステップ内容
① セキュリティ通知を確認OpenClawが強い権限を持つAIエージェントであることを確認し、利用上の注意に同意します。
② 利用できるAIを検出設定済みモデル、APIキーの環境変数、対応するローカルAIのCLI、Ollama・LM Studioなどを調べます。この処理だけでモデルがダウンロードされることはありません。
③ 実際に応答できるか確認見つかった候補へ実際に短い応答を送り、使えるかを確かめます。失敗すれば理由を表示して次へ進みます。
④ 必要ならプロバイダーを選択使えるAIがなければ、OpenAI、Anthropic、xAI、Google、OpenRouterなどから選びます。利用する認証方法もここで選びます。
⑤ 動いた設定だけ保存実際に検証できたモデルと、それに必要な認証情報・プラグインの状態だけを保存します。WorkspaceやGatewayの設定までは変更しません。
⑥ OpenClawを起動検証済みのAIでOpenClawを起動し、その後Workspace、Gateway、チャンネル、エージェント、プラグインなどを設定します。

途中で「Skip for now」を選べば、モデルを設定せずに終了することもできます。最短でブラウザから会話を始めたい場合は、セットアップ後に openclaw dashboard を実行するとControl UIを開けます。

インストール自体の手順や必要な環境は、OpenClawのインストール方法の記事で紹介しています。

環境構築を任せるならマネージドサービスもある

OpenClawは自分のPCで使えますが、24時間動かしたいときや、自分のPCとは切り離して運用したいときは、サーバー上へ環境を用意する方法があります。自分でVPSなどを使う場合は、サーバー契約、OpenClawのインストール、アップデート、Gatewayの運用まで自分で管理する必要があります。

こうした環境構築をサービス側に任せる方法が、OpenClawのマネージドサービスです。

マネージドで始める|ロリポップAIエージェントクラウド

ロリポップAIエージェントクラウドでは、OpenClaw、Hermes Agent、NanoClawから使いたいAIエージェントを選び、ブラウザ上から環境を作成できます。OpenClawの場合は、ネイティブのダッシュボードにもブラウザから直接アクセスできます。 なお、ロリポップAIエージェントクラウドは執筆時点ではOpenClaw 2.0(v2026.8.1)に対応しておらず、今後の対応が予定されています。2.0の新機能を今すぐ試したい場合は、前章のセルフインストールで最新版を導入してください。

マネージドで利用できるOpenClawのバージョンは、公式ページで確認できます。 自分でOpenClawをインストールする場合と違い、サーバー環境の構築やOSの管理を自分で行う必要がありません。PCを閉じていてもクラウド上で動き続け、ターミナルを使わずブラウザ上で設定できます。 また、テスト用のLLM枠が用意されているため、最初から自分のAPIキーを登録しなくても試せます。必要になれば、自分が使いたいモデルへ切り替えられます。

料金は執筆時点で月額1,200円で、サーバー利用料を含みます。テスト用の枠を超えて自分のモデルを使う場合は、そのLLMのAPI料金が別途かかります。

料金やサービス仕様は変わる可能性があるため、利用前に公式ページで最新情報を確認してください。

ロリポップAIエージェントクラウドの公式ページ

→ サーバー構築をせずOpenClawを使いたい方は、ロリポップAIエージェントクラウドの公式ページも見てみてください。

よくある質問

OpenClaw 2.0の正式なバージョン番号は何ですか?

v2026.8.1です。公式リリースノートでは「v2026.8.1 (AKA OpenClaw 2.0)」と表記されています。

「2.0」は今回の大型アップデートを指す呼び名です。

Control UIやオンボーディングは2.0で初めて追加されたのですか?

いいえ。Control UIとオンボーディングは以前から存在し、v2026.7.1ですでに大規模な刷新が行われています。

2.0の公式発表では、導入の簡素化とブラウザ体験の再構築が開発の出発点として紹介され、そこからセッションやクラウド実行、権限、記憶などOpenClaw全体へ変更範囲が広がりました。

マルチプレイヤーでは何ができますか?

共有クラウドセッションを使って、進行中の仕事へ別の人を招いたり、エージェントが持っている文脈を保ったまま仕事を引き継いだりできます。共有セッションの所有者・参加者や、チーム内のOperator Roleを管理する仕組みも追加されています。

ただし、信頼関係のない複数組織を安全に隔離するマルチテナント機能ではありません。

更新すると、これまでのセッションは消えますか?

旧形式のセッションデータはSQLiteへ移行できます。ただし、大型アップデート前にはverified backupの作成が推奨されています。

特に過去の会話や設定が重要な環境では、バックアップを取ってから更新してください。

前のバージョンへ戻せますか?

可能ですが、SQLite移行をまたぐ場合は追加の手順が必要です。2.0への移行後に作成したセッションは、古いファイルベースのOpenClawからは見えません。

ダウングレード前に、現在のCLIで旧形式の履歴を復元しておく必要があります。

iPhoneだけでOpenClaw 2.0を動かせますか?

iPhoneアプリからOpenClawを利用することはできますが、iPhone自体がGatewayを動かすわけではありません。別のPCやサーバーでOpenClaw Gatewayを動かし、iPhoneアプリがそこへ接続します。

Androidも同じく、Gatewayへつなぐcompanion nodeとして動きます。

OpenClaw 2.0は無料ですか?

OpenClaw本体はMIT Licenseのオープンソースソフトウェアで、ライセンス料なしで利用できます。ただし、クラウドやVPSで動かす場合は実行環境の料金が発生します。

AIモデルの費用も利用方法によって異なり、API従量課金、対応するサブスクリプション認証、ローカルモデルなど複数の選択肢があります。

まとめ

OpenClaw 2.0の変更点を振り返ります。

  • 正式版は v2026.8.1。「導入の簡素化」と「ブラウザアプリの再構築」から始まった開発が、OpenClaw全体へ広がった大型アップデート
  • 大きく変わったのは、導入のしやすさ・Control UI・セッションの分散実行と共有・記憶とセッション継続性の4つ
  • 既存ユーザーは要注意。SQLite移行に加え、OpenProseの削除やOpenAI関連のモデル設定の統合といった破壊的変更がある

新しく始める人は、使えるAIを自動で探して動作確認するオンボーディングで、最初の会話まで進みやすくなりました。既存ユーザーは、まずバックアップを取ってから openclaw update で更新するのが安全です。

OpenClawの基本から知りたい方は、OpenClawとは?の記事もあわせてどうぞ。

→ 自分でサーバーを構築せずOpenClawを使いたい方は、ロリポップAIエージェントクラウドの公式ページも見てみてください。

この記事をシェア