Hermes Agent

Hermes Agentとは?読み方や3つの特徴・できることをわかりやすく解説

ChatGPTに毎回同じ前提を説明していて、「これ、覚えておいてくれたらいいのに……」と思ったことはありませんか?

最近よく聞く「AIエージェント」。試してみたいけれど、種類が多すぎて、どれが自分に合うのかわからない方も多いのではないでしょうか。

そんな中で、「使うほど自分仕様に育っていく」という、ちょっと変わったAIエージェントがあります。それがHermes Agent(ハーメスエージェント/ヘルメスエージェント)です。

この記事では、Hermes Agentの特徴を、はじめての方向けにわかりやすく解説します。

「専門用語は苦手」という方でも、最後まで読めば全体像がつかめる内容になっています。ぜひ読み進めてみてください。

目次

Hermes Agentとは

Hermes Agent(ハーメスエージェント/ヘルメスエージェント)は、AI研究組織のNous Researchが公開しているオープンソースのAIエージェントです。

ひとことで言うと「自分仕様に育っていく、いつでもどこでも動かせるAIエージェント」。

やり取りを重ねるほど、あなたの好みや作業スタイルを覚えていき、自分専用のアシスタントのような存在に育っていきます。

Hermes Agentの読み方は?

Hermes Agentは英語の名前で、日本語での公式な読み方は定められていません。日本語の解説記事では「Hermes Agent」と英語表記のまま使われるケースが多く、カタカナで表記する場合は「ハーメスエージェント」または「ヘルメスエージェント」の両方が見られます。

英語では「ハーミーズ・エージェント」に近い発音で読まれます。ギリシャ神話の伝令神Hermesに由来する名前で、日本ではこの神を「ヘルメス」と表記する慣習があるため、解説記事によって表記が分かれている状況です。

検索するときは「Hermes Agent」「ハーメスエージェント」「ヘルメスエージェント」のいずれでも公式情報や解説記事にたどり着けます。

Hermes Agentの3つの特徴

Hermes Agentの3つの特徴

Hermes Agentの個性は、大きく3つに分けて整理できます。順番に見ていきましょう。

① 使うほど賢くなる

やり取りの中で得たコツや知識を自分で覚え、次回以降に活かします。会話(セッション)をまたいで好みや文脈を記憶する「永続メモリ」を持っているため、使い込むほど自分仕様に育っていきます。

たとえば一度「報告は結論から、箇条書きで」と伝えておけば、次回からは指示しなくてもその形でまとめてくれます。毎回ゼロから説明し直す手間が、ぐっと減らせます。

② どこからでも話しかけられる

Slack・Discord・WhatsApp・Signalといった主要チャットアプリ、メール、コマンド画面(CLI)から、同じエージェントに話しかけられます。対応する連絡手段は今後も増えていく予定です。

外出先ではスマホのDiscord、仕事中はSlackと、使うアプリが変わっても「記憶を引き継いだ同じ相棒」に指示できるのが魅力です。

③ 動かす場所もLLMも自由に選べる

ローカル環境(自前PC)・コンテナ環境(Docker)・クラウドサーバー(VPS)など、動かす環境を好きに選べます。月額1,000円程度の小規模なサーバーでも動作し、まずは手元のパソコンで試して、本格運用はVPSなどへ、と段階的に移すこともできます。

また、頭脳として使うLLMも自由に選べます。ChatGPTでおなじみのOpenAIのAPI、いろいろなLLMをまとめて使えるOpenRouter、自分のサーバーで動かすLLMなど、「精度がほしいときは高性能モデル、コストを抑えたいときは安いモデル」と用途で使い分けられます。

どこで動かすか」も「何を頭脳に使うか」も自分で選べるのが、Hermes Agentの自由度の高さです。

Hermes Agentで何ができる?

Hermes Agentでできること

日々の作業を任せられる「自分専用アシスタント」として使えます。スキルを自分で覚えていくので、使うほど任せられる範囲が広がっていくのがポイントです。

具体的なシーンにすると、このような使い方ができます。

  • 一度「結論先・箇条書き多め・絵文字なし」と文体を教えておけば、テーマを送るだけで自分らしい文章の下書きを返してくれる
  • 気になる業界ニュースをDiscordで「要点をまとめてメモしておいて」と頼んでおけば、後日Slackから「先日のあのニュースについて深掘りして」と参照できる
  • 毎週金曜の夕方に、その週SNSで話題になった業界ニュースをSlackに自動投稿してくれる

なお、Hermes Agent自体はオープンソースで無料で利用できます。ただし、実際に動かすには次の費用が別途かかります。

  • サーバー代:動かす環境(VPS・自前PCなど)の利用料
  • LLMのAPI料金:頭脳として使うLLMの利用分

「ソフトはタダ、動かす環境とLLMの利用分は実費」と考えると、コスト感をイメージしやすいです。

費用感をつかんだら、次は「自分に合うかどうか」を確かめていきましょう。

Hermes Agentが向いている人・向いていない人

Hermes Agentが向いている人・向いていない人

万能ツールというより、特定のニーズにマッチするAIエージェントです。向き不向きを整理しました。

向いている人

  • 自分の作業に合わせて育つ、専用のAIアシスタントが欲しい人
  • SlackやDiscordなど、普段使うチャットからAIに指示したい人

向いていない人

  • 登録してすぐ使える「完成品サービス」だけを求める人
  • サーバーやコマンド操作には一切触れたくない人

ただし、「向いていない人」に当てはまる方も、Hermes Agentの世界を体験する方法はあります。

サーバー準備や初期設定をまるごと任せられる「マネージド型」のサービスを使えば、技術的なハードルを越えなくても、Hermes Agentの「育っていく面白さ」を味わえます。

次の「始め方」セクションで、自分でセットアップする方法と、マネージドサービスを使う方法、両方を紹介していきますね。

Hermes Agentの始め方

Hermes Agentの始め方(自分でセットアップする/マネージドサービスを使う)

始め方は大きく2通りあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

自分でセットアップする(自由度重視)

公式の手順なら1行のインストールコマンドで導入でき、短時間で動かせます(Linux・macOS・WSL2・Termuxにネイティブ対応/Windowsは早期ベータ提供中)。

自由度が高い一方で、動かすサーバーの用意や運用は自分で行う必要があります。技術的なハードルに自信がある方向けの選択肢です。

マネージドサービスを使う(手軽さ重視)

「サーバーの用意は面倒」「まずは試してから本格運用を考えたい」という方には、マネージドサービスが近道です。

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まとめ

Hermes Agentの特徴をおさらいすると、次のようなAIエージェントでした。

  • 使うほど賢くなる:永続メモリで自分仕様に育っていきます
  • どこからでも話しかけられる:Slack・Discord・WhatsAppなどの主要チャットアプリ、メール、CLIから操作できます
  • 動かす場所もLLMも自由に選べる:PC・VPS・サーバーレスの環境も、OpenAI・OpenRouter・自前モデルといったLLMも、用途で使い分けられます

「自分専用に育っていくAIを使ってみたいけれど、サーバーまわりは正直よくわからない」

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