Hermes Agent vs OpenClawどっちを選ぶ?違いを比較!
自分で動かせるオープンソースのAIエージェントを調べていると、何度も名前を見かけるのがHermes AgentとOpenClawの2つではないでしょうか。
「使うほど賢くなる」と紹介されるHermes Agentと、「あらゆるサービスにつながる」と謳うOpenClaw。どちらもGitHubスターは数十万規模に達し、ソフト本体はMITライセンスで無料、サーバーさえあればすぐ動き始めます。それでも実際にインストールする前に、自分の使い方にどちらが合うのかは見極めておきたいところです。
→ Hermes Agentのインストール手順 / OpenClawのインストール方法
この記事では、Hermes AgentとOpenClawの機能を一つずつ並べて比較し、はっきり差が出るポイントと、目的別の選び方まで整理しました。全体像から確認したい方は、後半の比較表まで読み飛ばしてください。
- Hermes AgentもOpenClawも無料のオープンソースで、対応チャットアプリ・MCP連携・定期実行・メモリなど主要機能はほぼ共通
- はっきり差が出るのは1点だけ。使うほど手順を自動で改善する自己改善ループがHermes Agentにはあり、OpenClawはスキル機能で対応する形
- 自分専用に育てたいならHermes Agent、実績や利用者の多さを重視するならOpenClaw
目次
- そもそもHermes AgentとOpenClawとは?
- Hermes AgentとOpenClawの違いは、実は1つだけ
- Hermes Agent vs OpenClawの比較まとめ
- セキュリティと安全性は、どちらも「使い方次第」
- 結局、どちらを選べばいい?
- 構築の手間が気になるなら|ロリポップAIエージェントクラウド
- まとめ
そもそもHermes AgentとOpenClawとは?
Hermes Agent(Nous Research)
Hermes Agentは、AI研究組織のNous Researchが2026年2月に公開したオープンソースのAIエージェントです。「経験からスキルをつくり、使いながら改善し、利用者の理解を深めていく」自己改善型の設計が最大の特徴で、GitHubスターは21万を超える規模に成長しています(2026年7月時点)。Linux・macOS・WSL2に加え、Termux経由のAndroidやネイティブ版Windowsにも対応します。
OpenClaw(Peter Steinberger)
OpenClawは、オーストリア人エンジニアのPeter Steinbergerが2025年11月に公開したオープンソースエージェントです。公開後に何度か改名され、2026年1月末に現在のOpenClawという名称になりました。「Any OS. Any Platform.」を掲げ、多くのチャットアプリと幅広いOSに対応する点が特徴で、GitHubスターは約38万に達しています。
それぞれの仕組みや使い方の詳細は、「Hermes Agentとは?読み方や3つの特徴・できることをわかりやすく解説」と「OpenClawとは?3つの特徴とできることを初心者向けに解説」で個別に解説しています。
Hermes AgentとOpenClawの違いは、実は1つだけ
両者の違いを一言で言うと、「使うほど賢くなる」Hermes Agentと、「実績で選ばれる定番」OpenClawです。ただし正直なところ、公式に公開されている機能だけを見比べると、できることに大きな差はありません。
ほとんどの機能は両者で共通している
対応チャットアプリ(どちらも多数)、MCP連携、cronによる定期実行、ファイルベースのメモリと検索、スキルの仕組み、Androidアプリまで、主要な機能はどちらもひととおりそろっています。「接続の広さ」や「スケジュール実行」はどちらか一方の強みではなく、両者に共通する前提だと考えてかまいません。
メモリの持ち方も大きくは変わりません。どちらもMEMORY.mdなどのMarkdownファイルに記憶を書き出し、セッションをまたいで読み込み直す方式です。OpenClawは、会話が圧縮される前に重要な内容をメモリファイルへ書き出すよう自動で促すメモリフラッシュも備えています。
はっきり差が出るのは「自己改善するかどうか」だけ
Hermes Agentは「使うほど賢くなる」自己改善ループを設計の中心に置いています。利用者の指示や会話から再利用できる手順を抽出してMarkdown形式のスキルファイルに保存し、同じタスクを2回目に頼んだときには1回目を改善した状態で実行します。使うほど自分専用の手順がたまっていくのが、ほかにはない特徴です。
OpenClawにもスキルマーケットのClawHubはありますが、手順を自動で抽出して改善し続けるループはコアには内蔵していません(公式のスキルを追加すれば、学習記録からのスキル抽出を半自動で行うことはできます)。逆に言えば、自分専用に手順を育てて長く使いたいならHermes Agent、それ以外の用途ならどちらでもほぼ同じことができます。機能表を眺めて迷うより、気になった方を選んで実際に触ってみるのが一番の近道です。
Hermes Agent vs OpenClawの比較まとめ
ここまでの差分を一覧でまとめます。
| 項目 | Hermes Agent | OpenClaw |
|---|---|---|
| 開発元 | Nous Research(AI研究組織) | Peter Steinberger(現OpenClaw Foundation運営) |
| 公開時期 | 2026年2月 | 2025年11月 |
| ライセンス | MIT | MIT |
| GitHubスター | 約21万 | 約38万 |
| 設計思想 | 自己改善ループ重視 | 実績と普及度重視 |
| 対応OS | macOS(Apple Silicon)/Linux/WSL2/Android(Termux) | macOS/Linux/Windows(WSL2)/Android(連携アプリ) |
| 対応LLM | OpenAI/Claude/Gemini等(Nous Portal経由で300以上、OpenRouterにも対応) | OpenAI/Claude/Gemini等(OpenRouter経由で400以上) |
| 対応チャットアプリ | Discord/Slack/Telegram/WhatsApp/Signal/LINE/Microsoft Teams/WeChatほか多数 | Discord/Slack/Telegram/WhatsApp/Signal/LINE/Microsoft Teams/WeChatほか多数 |
| 外部ツール連携 | MCP対応(外部MCPサーバーを接続) | MCP対応(外部MCPサーバーを接続) |
| メモリ方式 | Markdownファイルに永続保存(MEMORY.md/USER.md) | Markdownファイルに永続保存(MEMORY.md+日次ノート、圧縮前に自動保存) |
| 自己改善ループ | 内蔵(自動でスキル化) | スキル機能で対応 |
| 料金 | 無料(OSS)/LLM実費別 | 無料(OSS)/LLM実費別 |
数値だけ見るとOpenClawが先行して見えます。スター数・公開時期・コミュニティの規模で上回るためです。ただしこの数字は「より広く使われているか」を示すもので、自分の用途に合うかどうかとは別の話です。対応チャットアプリやMCP連携、格安モデルの組み合わせ、ファイルベースのメモリといった基本機能は両者ともそろっており、差は大きくありません。自分専用に手順を育てて長く使いたいならHermes Agentの自己改善設計が、長い実績や情報量の多さを重視するならOpenClawが向きます。
そして両方とも自前のサーバーで動かす前提なので、構築と運用の手間はそれなりに発生します。「自分で構築する時間が惜しい」「まずはマネージドで触ってから決めたい」という方は、次の章で紹介するロリポップAIエージェントクラウドからチェックしてみてください。
※本記事の情報は2026年7月時点のものです。最新のスター数・対応プラットフォームは、Hermes Agent公式(https://hermes-agent.nousresearch.com/)およびOpenClaw公式(https://openclaw.ai/)でご確認ください。
セキュリティと安全性は、どちらも「使い方次第」

比較でよく聞かれるのが「どちらが安全か」です。結論を先に言うと、安全性はHermes AgentとOpenClawのどちらが上という話ではなく、どう運用するかで決まります。
どちらも自分のサーバーで動き、コマンドの実行やファイルの読み書きといった操作までこなすエージェントです。便利な反面、権限の設定や外部への公開、追加するスキルの扱いを誤ると、意図しない動作や情報の漏えいにつながります。これは一方の弱点ではなく、両者に共通する前提です。
基本の対策も共通しています。こまめにアップデートする、信頼できるスキルだけを使う、コンテナや仮想環境で隔離する、外部に公開するときは認証をかける。この4点はどちらでも同じです。製品ごとの具体的なリスクと対策は、それぞれの記事で解説しています。
→ Hermes Agentの安全性とセキュリティ対策を見る / OpenClawのセキュリティリスクと対策を見る
結局、どちらを選べばいい?

ここまでの違いをふまえると、選び方の目安は次のように整理できます。
- 使うほど自分専用の手順を育てて長く付き合いたいなら、Hermes Agentが向きます。自己改善ループが標準で入っているので、同じ依頼を重ねるほど手間が減ります
- すでにある実績や情報量を重視するなら、OpenClawが向きます。スター数やコミュニティの規模で先行しています
- どちらでも大きくは変わらないと感じるなら、気になった方を先に触るのが早道です。基本機能はほぼ共通なので、迷う時間より試す時間のほうが早く答えにたどり着きます
手間をかけずに見比べたいときは、マネージドサービスで動かして相性を確かめる方法もあります(ロリポップAIエージェントクラウドはHermes AgentとOpenClawのどちらにも対応しています)。
構築の手間が気になるなら|ロリポップAIエージェントクラウド
「自前のサーバーは用意したくない」「まずは試してから本格運用を考えたい」という方には、マネージドサービスから始めるのが手軽です。
ロリポップAIエージェントクラウドは、サーバーの構築や運用を任せたままHermes Agentを動かせる、国内のホスティングサービスのマネージド領域で初めてのサービスです。OpenClawの運用にも対応しています。1契約で動かせるのはHermes AgentかOpenClawのどちらか一方なので、まずは気になる方を選んで手軽に試せます。
ロリポップAIエージェントクラウドが選ばれる3つの理由
1. 申し込んだ当日から動かせる
サーバー構築やOS設定はロリポップAIエージェントクラウド側で完了済みです。Hermes AgentもOpenClawも、契約後すぐに使い始められます。インストール手順でつまずいて1日溶ける、というよくある足踏みがありません。
2. 月額1,200円+LLM API実費(無料お試し枠あり)
インフラ込みで月額1,200円です。LLMはClaude/ChatGPT/Codex/Geminiなどから選び、API利用分の実費だけ別途支払う構造になっています。APIキー登録なしで使える無料AI枠もあるので、課金の前にエージェントの動作を確認できます。LLMごとの料金目安や3つの始め方別の費用の内訳は、Hermes Agentの料金プランと費用の目安で整理しています。
3. 日本語サポート+Discord・Slack・Telegramから操作可能
日本語で問い合わせでき、Discord・Slack・Telegramから話しかける形でエージェントを動かせます。海外のVPSやインフラに自分で契約しに行く手間がありません。
まとめ
Hermes AgentとOpenClawの違いを振り返ります。
- 違いは1点:Hermes Agentは使うほど賢くなる自己改善ループを内蔵。OpenClawはコアには内蔵せず、それ以外の機能はほぼ共通です
- メモリの持ち方:どちらもMarkdownファイルに自動保存して引き継ぐ仕組みで、大きな差はありません
どちらも無料のオープンソースなので、最終的には触ってみての相性で判断する部分が残ります。サーバーの準備や運用の手間を省きたい方は、マネージドサービスで気になる方をまず動かし、本命を見極めてから本格運用に進む、という流れがスムーズです。
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